第2章〜魔王軍襲撃〜
「キッドか。良い名前だな。」
「そういうアンタは?」
俺は聞いた。
「俺の名前はブゥ」
「ブゥか。覚えておくよ。」
「詳しい挨拶はあとだ。急ぐぞ!」
「おい!どこに行くんだ!」
俺はブゥに聞いた。
「決まってんだろ!お前の装備を揃えるんだよ!」
俺たちは武具店へ向かった。
〜2時間後〜
ブゥの奢りで俺は装備を揃えた。俺自身、筋力があまりないため鎧を纏ったところでまともに動けやしない。だから全身革装備に弓と矢のかけだし装備を購入した。
「キッド。あんたはかけだし冒険者だ。あまり前線に出たら危ないから下がっててくれ」
「ああ。わかったよ。」
俺は後衛に下がった。少しでも役に立てるといいが。
まわりをみてみると。鋼鉄の装備に固そうな鉄の剣、ベテラン冒険者がたくさんいる。とれも強そうな人たちばかりだ。
「すごい、これなら勝てる!」
ゴロロロロロロロロロロ
「!?」
そう呟いた途端突然雷が落ちてきた。
空を見上げると無数の龍がこちらへ向かっていた。
「敵だ!」
「魔王軍だ!」
「迎撃体制に入れ!」
冒険者たちは冷静に迎撃体制に入った。
「打てえええええええ」
ベテラン冒険者が指示をだし、無数の大砲、弓矢が放たれた。
ドオオオオオオオオオオオオン
すごい音と共に龍たちは土煙に包まれた
そして何匹か撃墜される姿が目撃された。
「やったぁ!命中だぁ!
「よーーーーーし」
「だらぁぁああああ」
喜ぶ冒険者達。だが、、、、、、、、、
「!?」
龍は減るどころかさらに増えていた。
そして龍はこちらに向かって火を吐いてきた。
「まずい!敵が多すぎる!」
「ダメだ!まずい!」
この一瞬の出来事で大砲が破壊され前衛の弓矢部隊も負傷していた。
「おい!負傷者をこっちに連れてけ!」
「まずい!離れろ!」
焦る冒険者達。俺はあまりにも絶望的な状況に恐怖しか感じなかった。
そしてよく見渡すと軍の中に1人竜に跨っている人間がいた。
その男は黒いローブを纏っており武器のようなものは何も持っていなかった。
するとその男が突然指を動かした。
その瞬間竜達は攻撃をやめ、飛ぶのをやめ全員陸へ降り立った。
そして竜から降りた男がこちらへ歩み寄った
「かかれええええええ」
前衛の剣部隊の数人の人が一斉に歩み寄ってくる黒いローブを纏った男に斬りかかった。
しかし男は前方に手をかざし
「Schlag den Feind weg(敵を吹き飛ばせ)」
と呟いた。すると、その男の地面から魔法陣のようなものが浮かびあがりその瞬間
バアアアアアアン
気づけば斬りかかった数人の男は後方30メートルまで吹き飛ばされていた。
「!?」
あまりにもすごい光景に俺は黙って見ていることしかできなかった。
すると隣にいるブゥが口を開いた
「あいつは、魔王軍の幹部」
「か、幹部...」
俺は驚きを隠せない。そんな俺を差し置いてブゥは話を続ける
「奴の名は......」
「プレジデント・エンド」
〜第2章〜 END
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