執筆環境とか

柚緒駆

執筆環境とか

 小説書きの執筆環境についてはまとめているサイトもあるし、そこのURLを引っ張ってきても良いのだろうけど、それでは何とも味気ない。まあとりあえず自分の環境を書いてみる。



・機器とソフトウェア

 プロットであれ本編であれ、書くのはノートPCで一太郎を使用している。PCデスクに鎮座ましましたデスクトップPCもあるのだが、そっちはほぼバックアップにしか使わない。ノートPCにはワイヤレスキーボードをつないで使っている。ノートPCのキーボードは使いづらくて嫌いなのだ。やっぱりフルサイズないとな。


 一太郎は特段に使いやすい訳でもないし、当然ながら無料でもない。ただ出版社の新人賞などに応募する場合、紙に縦組みでプリントアウトしなくてはならない。その際、無料のワープロソフトなどを使うとページあたりの文字数がメチャクチャになったりする物もあるのだが、一太郎ならその辺の心配をしなくて済むし、ルビを振っても綺麗に収まる。ウェブでしか小説を書かないのならまったく必要はないが、個人的には必需品だ。ただし常に最新のバージョンにしているかと言われると、そうでもない。そこは懐具合と相談である。



・辞書や資料

 基本的にはネットでググる。具体的にサイト名を上げるなら Weblio とかコトバンクである。 Wikipedia は他に見つからないときに利用する。ただ、中にはちゃんとした資料が欲しい小説もあるので、そういう場合には専門書籍を購入するしかない。


 書籍を資料として購入するのは、正直バクチであると思う。2000円3000円出して分厚いハードカバーを買って、使える情報がほんの数行しかないとかザラにある。まったく使える情報がない事も珍しくないのだ。だから同じジャンルの本を何冊も購入する羽目になる。そんな小説の書き方は、よほど懐に余裕がないと続けられない。一番賢いのは資料を必要としない作品を書く事だろう。


 でもSFであれファンタジーであれ、現実世界に存在するモノの情報で裏打ちされていると、設定に説得力が出るのだよなあ。だから本当は手持ちの資料をフル活用するような小説を書くのが最適解なのかも知れない。実際にはそんな都合良くアイデアは出て来てくれないのだけれど。



・食べ物

 ようかん。執筆中に食べる物と言えばようかん。ラムネとかナッツとかクラッカーとかバウムクーヘンとかイロイロ食べたが、現状ではようかんに落ち着いている。そんな甘いものを食べたら太るだろうと我ながら思いはするものの、夜に何も食べずに頭をひねると、翌朝の寝起きが最悪なのだ。マトモに起きられない事さえある。なのでいまはようかんが必需品である。



・ベッド

 うん、ベッドは重要だな。あまり高級なスプリングがほわんほわんしているようなベッドはダメだ。え、執筆環境だぞ? そう、執筆環境である。うちではベッドの棚にノートPCを置いて寝転びながら書いているのだ。


 文章を書くベッドは安いスチールパイプの物が最適だと思う。クッション機能はマットレスに任せて、ベッド自体は質実剛健な方が書きやすい。どうしたって書く文章が思い浮かばずに体をゴロンゴロンさせるのは避けられないのである、そのたびに体が沈み込んで包み込まれていては鬱陶しい。ガッチリ硬いベッドをオススメする。



 とりあえずこんなところだろうか。執筆中は音楽など一切聞かないしな、他に書く事はなかったはずだ。こんな情報が役に立つかどうかは知らないが、もし何かの参考になったなら幸いである。

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