科学と魔法 (ショート物語です)

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魔法

ふと、俺は疑問に思ったんだ。

俺の使っているのは魔法なのか、科学なのかということに。

俺は「魔法使い」と呼ばれている。

人に頼まれて、その人の依頼に合うように仕事をする。

これが俺の日常だ。

俺も魔法という物は習った。

学校で基本的な魔法を習い、魔法専門の大学に進学した。

もちろん、学校で科学も習ったし、科学専門の大学もある。

俺は科学と魔法の違いがよく分からなくなってしまった。

俺の世界では科学を使って、魔法と同じような事が出来る。

では、魔法と科学に区別をつける必要があるだろうか。

いや、無いはずだ。

では、何で区別をつけたんだ。

俺はこの事を知るために科学専門の大学に入り直した。

科学専門の大学に入って分かったことがあった。科学と魔法の違いだ。

科学と魔法の違い、それは方法だった。

例えば、ここに「空飛ぶほうき」が2本ある。

科学のほうきと魔法のほうきだ。

科学のほうきは、ほうきに反重力装置と超小型ジェットエンジンがついている。反重力装置で浮き、ジェットエンジンで進む。

魔法のほうきは、空を自由に飛び回る魔法がかけてある。

つまり、魔法と科学の違い それはある目的を達成するために行う事が違う事なのだ。

しかし、俺は思ったね。

もし、科学と魔法に同じ物があったらどうするのだと。

そこで、俺はさらに魔法と科学について研究した。

そして、さらに何日が経った時に俺は気付いた。

そもそも、魔法っていうのは何かというかことに。

俺は魔法を習ってきたが魔法が発生する原理という物を知らなかった。

だから、俺は俺の魔法の杖を分解してみることにした。といっても、杖にはネジもついていないので、カッターで杖を切断した。

すると、中には色々な機械が入っていた。

この機械を取り出してみると、凄く精密に作られていることが分かった。

その仕組みは杖の使用者がある魔法を出したい時にその魔法に対応した声をだすとその魔法が発生する仕組みだった。

それから、俺は色々な魔法の道具を切ってみた。

空飛ぶほうきを切ってみると中から、反重力装置と超小型ジェットエンジンが出てきた。

つまり、俺の世界の魔法と科学の違いは無いのだ。

いつの間にか、魔法が科学に追い付いたのか、科学が魔法に追い付いしまっていたのだ。

じゃあ、魔法の存在意義は何なのだろうか。

男はまた、考えだした。



また、この物語はフィクションです。

実在の人物、団体などとは一切関係はございません。



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