第8話
その時 大きな渦のような風が窓を割って部屋の中に入ってきた。
叔父さんがようやく目を開けられるようになって辺りを見回して言った。
「皆大丈夫か?怪我はないか?」
「春!春がいない!どこ?どこに行ったの?」春ちゃんのお母さんはそう言いながらその場に倒れてしまった。
「叔父さん、春を探しに外に行ってきます。お母さんをお願いします。」
「いや、けん 春ちゃんの居場所は分かっているよ。春ちゃんは大丈夫だよ。まさか、龍の神様もこんなことをするとは思ってもいなかったのだけどね。神様は春ちゃんのがこの町を出て行ったその時の悲しみと怒りがそのままだったのだろうね。それがこんなことをさせたのかな。神様は春ちゃんにいて欲しいのだろうね。昔も今もね。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます