第29話
他愛もない会話回だ!!
今日も今日とてお昼休みにみさきちゃんと黒川さんがパズルお嬢様の机の周りに来てお互いパズルを解きつつ話すやつになっているぞ!!
「・・・いつも来て貰ってて申し訳ありませんわね、どこか3人で座れる場所に移動しませんこと?」
「そうね・・・。でも移動する時間が勿体ないしこれはこれで・・・。あ、でも・・・みさきちゃんはどうかしら?」
「わ、わ、わたしは、これで大丈夫だよ」
「そうですの・・・」
今日はパズルお嬢様と黒川さんはパズル本を解いており、みさきちゃんはスマートフォンでパズルを解いているぞ!!
「こないだ貴女が言ってた本買ってみたのよ!!ほら」
持っていた本の表紙を見せる黒川さん!!
「パズル通信某社ですわね!!」
「前から思っていたけれどあまり隠す気は無いのね・・・。パズルの本を買ったのは初めてだけれど面白いわね」
「着々とパズル沼に沈んでいますわね!!」
「!?わ、私がパズル沼になんて・・・」
家でも学校でもパズルを解いている自己を再認識した黒川さん!!アゼンとした表情で言った!!
「・・・ズブズブだわ・・・」
「おーっほっほっほ!!!嬉しいですわ~~!!」
「・・・私、スマートフォンで解くのからパズルに入ったから・・・紙で解くのはちょっと不思議な感じがするわね・・・。」
「わ、わ、わたしは・・・。最近スマートフォンでと、解くようになったから・・・。ぎゃ、逆に、操作がむ、難しいっていうか・・・。」
「あら、前までは解いていなかったのですの?」
「い、インターネットに触っていいことになったのは、ちゅ、中学生になってからで・・・。そ、それまでは、パズルは本で、も、もっぱら」
「専らでしたのね!!わたくしもSNSを正式にして良いことになったのは先日でしたわね・・・。それまでネットは見るだけなら良いことになっていましたけれど」
「家庭の方針って色々あるのね・・・。(うちは・・・そういうのあったかしら?)・・・この本では色々な方がパズルを作って投稿していそうだけれど、みさきさんは投稿してみたりはしていないのかしら?」
「!!と、投稿してみ、してみたこともあるんだけど・・・。な、なかなか掲載されなくて・・・。わ、私の作る問題は、む、難しすぎるのかな・・・。」
「・・・。でも最近みさきさんが作って解かせて下さる問題は(真に)やさしいことも増えてきている気がしますわ~~!!」
「う、うん・・・!作るときに、そ、その・・・自我を強く持っていたら、な、なんとかコントロールできるっていうか・・・」
「どんな作り方をしていますの!?」
「不思議よね・・・。」
「あ・・・が、学校で、作るのは、は、恥ずかしいけど・・・わ、わたしの家でなら・・・あ、今度、あ、遊びに、あ」
赤面するみさきちゃん!!
「あら、お邪魔させて貰っても良いのかしら。」
「・・・!い、いいいいいよ!!」
「わたくしも行きたいですわ~~!!」
「せ、せせせ狭いけど・・・!どどど、土曜日とか、ど、どう、かな」
「午後からなら行けるわね」
「わたくしも午後なら行けますわ~~!!」
「!!!じゃ、じゃじゃじゃあ、そ、それで・・・」
「わー嬉しいですわ~~!!」
「!!!」
「楽しみね・・・」
「・・・」
「・・・」
会話が何となく一段落して何となく間が空いたのであった!!パズルを手元で無言で解く3人!!
「・・・わたくしも最近パズルを作っているのですわ~~!!みさきさんこないだは作り方を教えて下さってありがとうですわ~~!!」
「あ・・・!あ、あんな感じだったけど・・・良かった・・・!!」
「今までパズルを解くだけでも楽しかったですのに作るのもとても楽しくて・・・時間が全然足りませんことよ!!!昨日も夜は例の大会に参加していたら終わってしまいましたし・・・。」
「き、昨日のは、そこまでむ、難しい感じじゃなかったね・・・!」
「参加していましたの!?」
「は、恥ずかしいから、そ、送信はしなかったけど・・・」
「あら・・・まあ始めは気恥ずかしさもありますわよね・・・。」
「・・・その大会って何なのかしら?」
「ああ、この・・・」
パズルお嬢様スマートフォンを取り出すパズルお嬢様!!
「・・・これですわ」
「へえ、こんなものがあるのね・・・」
「このイベントは結構難しい問題が出るのですけど・・・。あ、でもこの前のみさきさんの問題が解けるのなら大丈夫ですわね」
ちょっと認められたというか褒められたというような気がして満更でもない黒川さん!!でもそういうのは表情に出さず冷静そうに言った!!
「全然そういう情報は知らないわね・・・。」
「有志の方が作成して下さっているパズルイベントカレンダーがあるのでこれを見ておくと便利ですわよ!!」
「そうなのね・・・!ありがとう、後で見てみるわね」
「おーっほっほっほ!!よりズブズブですわ~~!!」
「そうね!!」
そんなこんなで今日のお昼休みも過ぎて行くのであった・・・。
終
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