第20話

お昼休みだ!!この前の放課後でなんでもない話をしていたのが楽しく、その後の交流ですっかり仲が良くなったのでパズルお嬢様が黒川さんを誘い一緒に昼食を食べようということになったのだが、生憎教室では席が遠くて食べづらいということで中庭まで出てきているぞ!!木々の間にあるベンチにてパズルお嬢様はサンドイッチを食べながら、黒川さんはお父さん作お弁当をつつきながら何やら話している!!

「いつもお昼はサンドイッチを食べてるわよね。好きなの?」

「これはですわね・・・食べながらパズルが解けますの・・・」

「徹底してるわね・・・。」

今は食べつつ黒川さんと話しているのでパズルは解いていないぞ!!

「・・・ところでこないだ簡単と言っていたテストが返ってきたけど、平均点が98点で驚いたわね」

「難易度設定は難しいのですわね・・・。★1と書かれているのに実際の難しさは★5ということもありますし・・・。」

「流石にそんなことは無いんじゃないかしら?」

「この前解いたこの・・・ええと、この問題は★1だけれど多分★5ですわね・・・。」

「あ、これ新着順で★1だったから解こうと思ったのだけれど解けなかったやつね!やっぱり難しいのかしら?」

「数時間は解くのにかかりましたわね・・・。そもそもジャイアントぐらい大きさがあって★1というのも珍しいと思うのですけれど」

と言いながらその問題のコメント一覧を表示してみるパズルお嬢様!!


ハバネロ


★5では?


★4以上


5時間かかった


★1では絶対ない


「あら・・・。」

「散々ね・・・。私も帰ったら解いてみようかしら」

「右上が一番ヤバかったですわ〜〜〜!!・・・あ、ハタンしましたわね・・・。」

食べ終わり片付けも済まして流れでそのサイトでパズルを解いていたパズルお嬢様!!

「この前遊びに行かしてもらった時はハタンした時ギャーーって言っていたけれど学校ではギャーーーとかギエーーーーーとか言わないのね」

「言うとますますパズルが楽しいのですけれど、流石に外ではそのようなことはできませんわね・・・。」

「そうよね・・・。・・・はあー私、プチトマト好きじゃないのよね・・・」

お弁当箱のプチトマトを箸で転がす黒川さん!!

「あら、そうですの?あ・・・(ハタンしましたわね)」

「味がそんなに好きじゃないのよね・・・。お父さんに言おうとこの前も思って忘れていたわね・・・。」

「お父様が作ったお弁当ですの?あ・・・(ハタンしましたわね)」

「そうね、うちはお母さんが外で働いててお父さんが主に家事をしてるって感じかしら。」

「そうなのですわね、あ・・・(ハタンしましたわね)。(今日は六角形盤面と仲良くできる日ではなさそうですわね・・・。)」

今日は引けない日と思ったのか一旦そのハニーアイランド(というパズル)は諦めたパズルお嬢様!!一方一息でヒョイっとプチトマトを食べてしまった黒川さん!!今度はこちらがスマートフォンを取り出して色々のパズルを解くのを横からパズルお嬢様が見て色々なことを言ううちにお昼休みも過ぎていくのであった・・・。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る