第16話
「ギャーーーーー!!」
今日はお休みということで家でパズルを解いているパズルお嬢様!!朝は寝ながら解いていたがブランチを終えた後はソファーに転がってパズルを解いているのであった!!
ピロローン!!初期通知音のままのパズルお嬢様スマートフォンが鳴った!!
というのも1話前のことで少し仲が良くなった悪のお嬢様と某スタンプで会話できそうなSNSでやりとりなどしているのであった!!SNSはしてはいけないと以前執事に言われていたのだが、パズルお嬢様ファーザーと友達ができたという話をした時に直接SNSをしてもいいかパズルお嬢様が聞いてみたところ良いということになったのであった!!うーん大人になりつつあるパズルお嬢様!!
[この問題がここから進まない]
メッセージを見ると悪のお嬢様が上記メッセージと共にナンバープレースの画像を送ってきている!!
あ!!ナンバープレースというのは9✖️9の盤面で各縦列、各横列、そして3✖️3に区切られたそれぞれに1から9までの数字が入るようにするあのアレである!!
パズル本から目を離して画面の問題を解き始めるパズルお嬢様!!多分難しい問題だと思うので候補数字を適宜書きながら解いているぞ!!
(と思ったら列とブロックのヒントで決めづらい数字があるけれど普通に解ける問題でしたわね)
ギャーとはならず解き終わったパズルお嬢様!!
[ 真ん中の3✖️3の左上のマスが確定しますわよ]
メッセージを送りまたパズル本に戻るパズルお嬢様であった!!ほんとにパズルしかしてない・・・。
・・・
一方ここは悪のお嬢様のお部屋!!ポロポローン!!初期通知音ではどうやらなさそうな悪のお嬢様スマートフォンが鳴った!!
パズルお嬢様からのメッセージを見た悪のお嬢様!!
「なるほどね・・・」
またナンバープレースに取り掛かる悪のパズルお嬢様!!
(!?ちょっと!!悪のパズルお嬢様とは何よ!!)
すっかりパズルにハマっているので・・・。
(それからこの際だから言うけど悪の、って何よ!!)
じゃあパズルお嬢様!!あ!!呼称が!!
ポロポローン!!
[ちょっとよろしくて?失礼ですけれど、これは貴女の本名なのかしら?]
某SNSで表示されている名前で初めてパズルお嬢様(新)の名前を知ったパズルお嬢様(元祖)なのであった!
[私の名前知らなかったの!?そうよ]
ややショックを受けつつ、そういえば知る機会も無かったか、とも思いつつ返信するパズルお嬢様(新)!!パズルお嬢様(新)というのは長ったらしいので以降はパズルお嬢様(新)の名字で、黒川さんと書くことにします・・・。
(パズルお嬢様の方も名前で書いてあげたらどう?)
まだ名前を決めて無・・・
ポロポローン!!
終
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます