第13話

ここはお屋敷のパズルお嬢様の部屋!むーと腕組みをして考え事をしているパズルお嬢様!というのも、話は数日前に遡る・・・。

パズルお嬢様の父はやたらでかい世界的企業の社長さんで世界中を飛び回っているぞ!!おかげで家には全く帰ってこないのであったが、その代わりにパズルお嬢様の父の時間がどうにか取れた時に時々パズルお嬢様とはビデオ通話をしているのであった!!便利な時代!!

父親と久々に話せてうれしいパズルお嬢様はにこにこして最近解いたパズルの事など身の回りであったことを好きに話したりするのであった!その中の会話の一部で・・・。

「ところで、学校の方はどうだい。友達関係はどうかな」

「!!・・・。お友達は、居ないですわね・・・。」

「そうか、まあ楽しくやっているのなら良いのだが」

いや良いんだ、とその後もパズルお嬢様の父は言うのであったがその辺はさすがに思うところもあるパズルお嬢様!もしかしてお父様が心配しているのでは、と学校で友達を作ることにしたのであった!!

次の日!!キンコンカンコン!!

(キンコンカンはあまり見ないですけれど見かけたときに解くと面白いですわね)

ほとんど関係ないパズルお嬢様の心の呟きを挟みつつ学校である!!授業の間の休み時間、誰かに話しかけようと教室を見渡すパズルお嬢様!

ところがどっこい!入学してからしばし時が経過していたのでとうにクラス内の友人グループはすでに形成しきった後であり、今更そこに入っていくのはちょっとはばかられるところもあるのであった!!

(しかもわたくし普段パズルしかしていなくて特に話すこともありませんわね・・・。パズルを知っている方なんてそう多くは・・・。・・・今日はやめておこうかしら)

この話しかけようと思ってやめるのを数日間繰り返して今に至るのであった!!

「むー」

(・・・まあ今日はパズルを解いておこうかしら)


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る