第4話
パズルお嬢様・ザ・ストーリー4
今日は平日だパズルお嬢様!!学校へ行って帰ってきたぞ!!
「ふう・・・家が広すぎてわたくしのお部屋に帰ってくるだけで一苦労ですわね」
パズルお嬢様の部屋は広すぎて空間に家具が点々と配置されていているような印象だぞ!お部屋のお椅子でお休憩しているお嬢様!一息ついたのか立ち上がった!!
「さて、いよいよ・・・パズルを解きますわ~~~!!」
「・・・」←椅子から部屋の本棚まで移動している、遠い
「・・・」←たどり着いた
「・・・今日はどの本を解こうかしら」
パズルお嬢様の部屋の本棚は脚立を使わないといけないほど高くてしかも幅がありそこには本がぎちぎちに詰まっているぞ!!しかしその内実は概ねパズル本!!
「・・・これが良いかしら・・・。・・・解き終わっておりますわね・・・。こっちがいいかしら・・・。これも解き終わっておりますわね・・・。」
パズルお嬢様は買ったパズル本の問題を時間がかかっても全て解いてしまっているのだ!!私のような一般パズル男性はパズル本を買いっぱなしでまあまあ積んパズルしているので耳が痛・・・
「これは解いて無かったですわね、これにしましょう。・・・今度解き終わった本は整理するように執事にお願いしようかしら・・・」
「・・・」←本を携え脚立から下りて本棚から机に向かっている、遠い
「・・・」←たどり着いた
「ふう・・・」
椅子に腰かけたパズルお嬢様!誰も見ていないのに自ずとにやにやしちゃいながらおもむろにパズル本を解き始めたぞ!!
「・・・」
今日はぬりかべというパズルを主に解いているぞ!!地味なのでどうでもよい描写を今日も・・・このパズルは黒マスを多く塗るパズルなので0.5mmでなくて0.9mm芯のシャーペンを使っているパズルお嬢様!!そういうところは細やかだね!!コンコン!!
「失礼します、お嬢様」
「あら執事、今日はパズルを解いていますの。集中したいから・・・」
「正直が一番ですね、お嬢様。しかしながら今日はお塾がございます。」
「ふええ~~~~~。今やっとパズルにありつけましたのに~~~・・・。」
「ですがお嬢様、当家のお嬢様として恥ずかしくないご教養を身につけなくては」
「や~~~だ~~~やだやだ~~」バタバタ
「もはや5歳児かと見まごうばかりの文面になっております、お嬢様」
「うう・・・5歳の頃からそんなに経ってないのに・・・人は10年かそこらでそう簡単に変わりませんわ~~~~!!!」
「深そうで深くない発言でございますね。しかしお嬢様、今は殊に成長期でございます、お嬢様。さあ塾へ」
「うう~~・・・」
「・・・それではお嬢様、こう考えてみてはいかがでしょう、お塾に行くのではなくお車に乗ると思えば、お車に乗っている間はパズルをお解きになられます」
「・・・。・・・・・・」
(塾に行くのはいやですわ。だけど・・・このままでいると・・・そういう事と、思うことにすれば・・・)
「なるほどですわ~~~!!!」
「ではお嬢様、お車にお塾の教科書など全て用意してございますので、参りましょう」
「分かりましたわ~~!!」
パズル本を携え移動するお嬢様!ふと執事にも聞こえないぐらいの小声で何か独りごちた!!
「・・・わたくしもこうして色々考えているのですから、そういうところ、は、細やかというのは・・・」
すいませんでした!!!
終
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます