第2話 DENGER

サイレンの音に続き、放送が流れる。

放送「第5区画にモンスターが侵入、非戦闘員は直ちに最寄りの区画に避難してください。」

途端にパニックになった。

僕とおばあちゃんは恐怖に震えながら、マットシートの上に固まっていた。

外からは銃声と悲鳴が響いてくる。その音は次第に大きくなり…

大きな音を立ててドアが吹っ飛んだ。そこから2種類の怪物モンスターが入ってきた。

1種類目は異様な姿をしていた。

青く、ゲルのような見た目をして、どうやってか知らないが地面を這うように移動している。

2種類目は、痩せた体に突き出た腹、棍棒を持ち腰蓑をつけた緑色の人型で、数が15体ほどいた。

しかし、考えている暇はなかった。

奴らは、中へ入ってきた途端、周りの人を襲い始めたからだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る