第21話 戦争責任

戦争は、先に軍隊に国境を越えさせた方が悪い。

日中戦争においては、最初の一発は中国郡でも、国境を越えたのは日本軍なので、日本が悪い。

ウクライナ戦争では、ロシア。

中東のハマスとイスラエルの戦争では、ハマス。

戦争責任は、先に国境を越えた方にある。

戦争を始めた責任をあいまいにするから、戦争に負けた責任もあいまいにしてしまう。

日本は、いまだに敗戦を終戦と呼び、戦争の責任をあいまいにしている。

昭和天皇が開戦に反対していたことは、すでに明らかになっている。

昭和天皇が自らの意思で、戦争を止めさせる事のできる仕組みになっていなかった。

誰に負けたのかも、あいまいだ。

日本はアメリカに負けた。

そこをあいまいにしているので、中国、ロシア、北朝鮮、韓国が戦争勝者のように振る舞っている。

そもそも韓国と北朝鮮の人々は当時、日本人であり、共にアメリカや中国と戦っている。

戦争すらしていない相手から、戦争責任や賠償を求められるのは、日本が戦争責任をあいまいにしているためだと思う。

英霊と祭り上げて敬うだけでは、何も解決しない。

日本の中の戦争責任を明らかにし、誰にどのようにして負けたのかを理解し、日本人が自覚することが大切だ。

アメリカ人は率直な人々だ。

アメリカとの真の友情は、日本人が負けを認め、そこから立ち上がること、そして独立することによってしか生まれてこない。

対等に語り合える相手でなければ、そこに信頼は生まれてこないからだ。

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