第17話 捨てるべきもの

嫌だと感じるもの、不快なもの、害をなすもの

これらは当然捨てるべきものだと思う。

嫌だと感じる感情は、自分にとって不要なものを本能的に感じる感覚だ。

それは直感でもある。

「気づき」と呼ぶ人もいる。

嫌な対象から離れても、無理に遠ざけても、それは形を変えて、またやって来る。

物質的には、一つではない。いくつもある。

では、何を捨てるべきなのか。

縁があるから、それは来る。

縁がなくなれば、来ない。

縁は生まれながらの、宿命ではない。

縁は自分で選んでいるもの。

だから、変えられる。

でも、どうやって?

鍵は、こだわりや執着。

縁は繋がりだから、自分が嫌だと感じるものは自分がこだわっているものと繋がっている。

こだわりや執着を捨てると、その繋がりは切れる。

自分がこだわっている何が、その嫌なものに繋がっているのかは、ケースバイケース。

その都度、その繋がりを探るしかない。

捨てるべきは、自分が嫌だと感じるものに繋がっているこだわりや執着である。

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