第2話 つづき

 >現代的でありながら古典的な香りを漂わせている題材であると思います。それだけ若者の望まぬ妊娠と女性の孤独は、社会の重大な問題であるということだろうと思います。(BYフィンディル)


 おや、フィンディルさんにとって、まったく他人事なのだな、という印象です。わたくし、自分のことすら他人事のように話す癖があるので、気になりませんが。

 テーマが刺さらなかったのかなと、少し残念に思います。(えーきちさんに背を押されてガッと書いたときには手ごたえありかな? どうかな? と息巻いていましたので)


 >本作は安吾が父親として向きあってハッピーエンドという形式をとっていますが、もちろん現実ではそうなるとは限りません。(BYフィンディル)


 リアルで桜子は一回殺されたんですよね。わたくしに。

 だけど、桜子はいなくならなかった。

 えーきちさんとお話しているうちに、産まれてしまった4桜子は、いつまでもおなかの中で主張しており、作品を書くまで収まってくれなかった。

 3桜子を産んで、成仏してくれるかなと思ったけれどだめだった。

 4桜子を抱えて途方に暮れる日々でした。

 作者ふぜいが、なにをのんびり愚痴っているのだと思われそうですが、この途方に暮れながらも葛藤し、えーきちさんに助けを求めた、このくだりが4葉桜にいかされました。

 独りで4桜子を抱えて、悩んでいた……。

 ゆあんさんに相談しても応えはなく、次にえーきちさんを頼りました。

 えーきちさんが、桜子を殺さなくてもいいと言ってくれた。それで安心して、書いたのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る