第3話 水神と山神

 きらきらと日の光を反射しているのは、この街を二つに分ける大きな川。

 街に残る民話には、この川に住む水神が、土地の住人たちを洪水から守ったと伝えられていた。

「あなたが水神様ですか!初めて見ました……」

 興奮したように言うのは私服姿の彰人。

 休日に何でも屋への依頼が入り、河川敷へとやってきていた。


『私の姿を見られる人間など久しいものだ』


 青色と緑色のグラデーションが美しい、鱗に覆われた細長い体。

 水を滴らせる姿は、伝承に出てくる龍そのものだった。

『貴君が何でも屋か?』

犬飼彰人いぬかいあきとと言います!」

 龍の姿をした水神に自己紹介をする。

 神と呼ばれる存在が、こうして姿を見せること自体があり得ない。

 ましてや、依頼主だなんて今も信じられなかった。

『犬飼……あの狭間に生きる人間たちか』

「水神様もご存じでしたか」

 彰人の実家は、この街の表と裏の狭間に生きる家だった。

 当然、水神が知らないはずがない。

 そんなことを水神と話していると、彰人の影が膨れ上がって月丸が姿を現した。

【わしらに何を頼みたいのでしょう】

 真剣な表情の月丸に、彰人の背筋もつられて伸びる。

『そうだな。貴君らに頼みたいのは他でもない、川の源流である山を見てきてほしいのだ』

 ふいに視線を左に向けた水神は、その黒く透明な瞳に遥か彼方の山並みを映す。

「山ですか……。でも、あそこは山神様が治めていらっしゃるのでは?」

『無論』

「どうして見てきてほしいなんて依頼を……」

 彰人が首を傾げると、すんすんと鼻先を水面に近づけていた月丸が頭を上げる。

『山神を責めるつもりはないのだ』

 そう言って疲れたようにため息を吐いた水神は、依頼を出すに至った経緯を教えてくれた。



『山神とは古い仲だ。お互いの顔も知っているし、どういうやつかもわかっている。だから、私には信じられないのだ』

 水中から現れたのは、シャボン玉のような膜に覆われたどす黒い塊だった。

 それは見ているだけで気分が悪くなるもので、隣で見上げていた月丸も、嫌そうに鼻にしわを寄せていた。

「何ですかこれ……すごく嫌な感じがします」

【凝り固まった怨念の臭いだ。鼻が曲がる】

 彰人と月丸の言葉に水神は頷くと、塊を水中へ戻した。

 胸に引っかかるような不快感は消えたが、あれは一体何なのだろう。

『この塊は、山神の負の念の集合体だと考えている。なぜここまでのものになってしまったのか、その理由が知りたいのだ』

「山神様になにかあったのではないか、ということですね」

 山は川と繋がっていて、川は海へ繋がっている。海はやがて雨となり山へ……。

 どこかで問題が発生すれば、全てに不具合が生じてしまう。

『あやつは元来穏やかな性分で、滅多なことでは怒らないやつだった。人間たちに対する考え方も、決して過激なものではなかった。しかし、このどす黒い念は人間への悪意で満ちている』

「いつから川へ流れてくるようになったのですか?」

 彰人が尋ねると、水神は少し考え込んで口を開く。

『最初に確認したのは、去年の春頃だ。それから少しずつ流れ込むようになり、ついにはあのような塊まで。心配になり会いに行こうと思っても、山へ近づくことができなかった』

「近づけない!?水神様が?」

 こくりと頷いた水神は、不安そうな瞳で山を見ている。

 人間である彰人には違いはわからないが、神から見ればきっと変化があるのだろう。

「分かりました。その依頼、引き受けます」

『よろしく頼む』

 じっと見つめる水神を励ますように笑顔を向ける。

「お任せください!」

 胸を叩いた彰人の隣で、月丸は険しい表情で水神を見上げていた。


*****


 さっそく、調査のために山へ入ろうとした。

 ところが、麓まで行くことができても、山へ一歩足を踏み入れると元の場所へ戻されるという現象が起こる。

 10回以上繰り返して、真上にあった太陽が西に傾き始めた頃、彰人の我慢も限界だった。

「くっそー!なんで入れてくれないんだよ!」

 20回目の挑戦も失敗に終わり、彰人は空に向かって叫んでいた。

 挑戦するにしたがって、どんどん戻される位置が山から離されている。

 山へ入るのを、山神が拒んでいるのは明白だった。

「はぁ……月丸はさっきからなにしてんの?」

 最初の数回は一緒に挑戦していた月丸も、8回を過ぎた頃から麓の辺りを歩き回って何かを探しているようだった。

【お前のように、バカ正直に挑む必要もなかろう】

 どさりと地面に置いたのは、麓に生えている草木。彰人が隠れてしまえるくらいの量だ。

【お前が挑んでいる間に観察していた。山に暮らす鳥や動物たちは、制限無く出入りできている。ならば、わしらもそうなればいい】

「つまり……山神を騙すってこと?」

 当然とばかりに頷いた月丸とは対照的に、彰人はやりたくなさそうに顔をしかめた。

「嘘がばれたらどうなるか……月丸も知らないわけじゃないだろ」

 神と呼ばれる存在は、なによりも不誠実を嫌う。

 嘘、誤魔化し、なりすまし。

 人間側のちっぽけな事情など、神には関係ない。

【バレなければいいのだ。入り口にここまで強力な結界が張られていることからして、おそらく内部は手薄だろう。入ってしまえばこちらのもの】

「でも……」

【水神に安請け合いをしたのは、どこのどいつだ?まさか、命を賭ける覚悟もなく、神の願いを聞いたのか?】

 月丸の厳しい言葉に、彰人はさっと視線を逸らした。

 刺すような視線を無視できなくなって、重たい腰を上げることにする。

「わかったよ……やればいいんだろ!」

 こんもりと積み重なった草木の山から枝や葉を抜き取ると、ちゃちゃっと手早く編み込んでいく。

 わずか数十分でローブの形に仕上げると、バサリと翻して羽織った。

「これでいいか?」

【問題なかろう】

 彰人の影に戻った月丸と共に、何度も弾かれた山へ一歩踏み入れる。

 ぎゅっと瞑っていた目を開ければ、景色は戻っていなかった。

【山神は頂上の社にいると聞いたことがある。まずはそこを目指せ】

「わかった」

 西日を背に受けて、長い影が足元から伸びていた。



 わずかに西の空が明るいが、もう少しで完全に沈んでしまうだろう。

 そんな山の中を、彰人は昼間のように歩いていた。

「気持ち悪いな~。付かず、離れず……一定の距離で見張ってる」

 誰かに見られている。

 しかし、こちらからは確認できない。

 月丸の力を借りて、暗闇の中でも周囲の様子はわかっていた。

 その探索範囲のぎりぎりから、彰人の行動を監視しているやつがいる。

【今のところ、敵意はないようだな。山神の眷族かもしれん】

「襲ってこないみたいだけど……監視する目的がわからないな」

 こちらが一歩進めば、あちらも距離を詰めてくる。

 それ以上の行動をしてこないことに、様々な考えが頭をよぎった。

「なぁ、あれだけ山に入れないようにしていたくせに、入ったら何も仕掛けてこないなんておかしくないか?」

【そんな訳なかろう。5時の方角、敵襲だ】

 何の前触れもなく振り返った彰人は、迫ってきていた刃物を木立を使って防御する。

 カカッと小気味良い音を立てる鉄臭いそれは、明らかに人が作ったものだった。

『この森から立ち去れっ!』

 大声と共に姿を現したのは、猿の群れ。

 わらわらと集まっているのを見るに、20頭以上はいるだろう。

 その猿たちが手に持っているのは、彰人に投げつけられた刃物。

 形状から見て、クナイのようだった。

「武器まで持って襲ってくるとは。ただ事じゃないな」

『抵抗しなければ見逃す。しかし、刃向かうようであれば……』

 先頭にいる猿が切っ先を向けてくる。

 それをじっと見ていた彰人は、いきなり草木で作ったローブを投げつけると、そのまま走り出した。

「頂上まで行く!道案内頼むぞ!」

【遅れても待たぬからな】

 暗闇の中でも、わずかに影はできる。

 彰人の影から現れた月丸を見た猿たちがたじろいだ。

 足が止まったその隙に、距離を離す。

『ま、待てっ!社に近づけるな!』

 止まっていた猿たちが一斉に後を追いかける。

 並みの人間であればすぐに捕まるだろうが、彰人は普通じゃなかった。

「誰が待つか!」

 月丸に遅れるどころか、同等の速度で隣を走る。

 ぐんぐんと猿たちを引き離すと、頂上の手前で直角に左へ曲がり身を隠した。

 何の打ち合わせもしていない月丸も、同じように藪の中へ隠れる。

 そのわずか数秒後、猿の群れが頂上目指して目の前を駆け抜けていった。

「……行ったか」

 伏せていた月丸は、何かに気がついたように耳をピンッと立てる。

【来たぞ。本命だ】

 その声に振り返った彰人が見たのは、見事な黒髪に百合のかんざしを差した、麗しい着物の女性。

 彼女自身が光源であるかのように、光り輝いていた。

 間違いなく、人間ではない。

『……私に何の用かしら』

「水神様の依頼で、お話を伺いに参りました」

 頭を下げた彰人を、山神は可憐な顔を歪ませて睨みつけている。

 全身から怒りが滲んでいた。



 山神を中心に、風が渦を巻き始める。

『帰って!あなたに話すことなどありません!!!』

 凄まじい暴風が、枝葉を伴って襲いかかってくる。

 そんな中で、のそっと立ち上がった月丸が真っ正面に立つ。

 体中の毛を逆立てたかと思うと、その勢いのまま霊力の砲撃を暴風の渦に向かって放った。

『なっ……!』

 弾け飛んだ暴風に、山神が目を見開く。

 彼女の背後に素早く回り込んだ彰人は、猿たちが投げてきたクナイを向ける。

「脅すようで申し訳ないのですが……落ち着いてもらえますか」

『……って』

「えっ?」

『帰れと言ったのが聞こえないの!!!』

 血走った目で彰人の腕を掴んだ山神は、片腕で持ち上げると木へ叩きつけようとする。

 それを寸でのところで回避した彰人は、掴まれた腕を庇いながら距離を取った。

『邪魔をしないで……!』

 肩で息をしている山神からは、水神は見せてくれたどす黒い塊と同じ気配が漂い出す。

 いつでも飛びかかれるというように体勢を低くしている月丸は、ぐるると喉の奥で唸っていた。

【おかしいぞ。山神から人間の匂いがするではないか】

「だよな……」

 彰人はズキズキとうずく腕を庇いつつクナイを構える。

 その匂いの元は、山神の艶やかな髪を彩る百合の簪からだった。

「山神様!どういうことですか!?」

『あなたには関係ない!この山から出て行って!』

 またしても山神を中心に風がうず巻き始める。

 さきほどよりも密度の濃い風は、どんどんと圧縮されていく。

 いつ爆発するか分からない、爆弾のようだった。

「……あれ、蹴散らせるか?」

【問うまでもない】

 ぐぐっと体を沈み込ませる月丸に、彰人は不敵な笑みを浮かべた。

「いけっ!!」

 瞬間、弾かれるように飛び出した月丸は暴風の渦へと突っ込む。

 そして、渦の中で霊力を凝縮させて解放した。

 竜巻のようになっていた風の渦が、月丸が突っ込んだ部分で引きちぎられる。

 壁の役割を果たしていた風が無くなり、しゃがみこんでいる山神の姿が見えた。

 彰人は風に揺れる簪に向かって、クナイを投げつける。

「山神様は悪くない!だから、泣かないで!」

 カシャンと地面に簪が落ちると同時に、山神が顔を上げる。

 風と共に渦巻いていたどす黒い気配も、憑き物が落ちるように消えていく。

 さらりとこぼれた黒髪を揺らす山神の頬には、涙の跡が光っていた。


*****


 動けなくなる限界まで、彰人は月丸に霊力を回していた。

 地面に座り込んで呼吸を整えていると、いつもよりぼさぼさの毛並みの月丸がゆっくりと歩いてきた。

 その口元には、百合の簪が咥えられている。

「ありがと。誰がこんなものを……!」

 月丸から受け取った彰人は、簪を小枝のようにへし折った。

 真っ二つに折れた簪からは、残っていたどす黒い気配が空気に溶けていく。

『うっ……私はなにをしていて……』

 頭を押さえて呻いた山神は、彰人たちを見つけると血相を変えて叫んだ。

『まさか私が……!なんてことを!』

「山神様のせいじゃありません。悪いのは、あなたを利用しようとした人間です」

 無事であることを見せるように、へらっと笑う彰人。

 そのそばでは月丸が腰を下ろしていた。

【人間の術者に操られていたのだ。この簪を使ってな】

『簪?何のこと』

 二つに折った百合の簪を見せると、山神は口元を押さえて目を見開く。

『なによ、これ。こんな禍々しいものを付けていたの』

「覚えていないのですか!?」

 こくりと頷いた山神は、信じられないという様子で見ている。

 彰人はひとまず、この山へ来る原因になった依頼のことを簡単に説明した。

 すると、山神は何かを思い出したように顔を上げる。

『そうよ……あの人間だわ。私の姿が見える者。去年の春に山へ来て、それから……』

 頭痛を堪えるようにする山神を落ち着かせてから、彰人は少しずつ話を聞いた。

 どうやら、この百合の簪はその人間が渡したものらしい。

 しかし、山神がいくら思い出そうとしても顔が分からない。

「……そいつが山神様を狂わせた元凶ってことだな」

【神を欺ける人間などいるのか?】

 月丸の疑問に、彰人は一つ思い当たる節があった。

「やりかねない奴らなら、いるだろ」

頭の中にあったのは、狩衣かりぎぬを纏った術師たち。

【……なるほどな。陰陽師の連中か】

 陰陽師。

 対妖怪、呪物の専門家として名高い術師の集団。

 霊獣を使役する彰人たち、犬飼家とは少なからず因縁がある。

「どうして山神様を操ろうとしたのか。理由は分からないけど、何かしらの思惑はありそうだね」

【神を操ってまで、何をしようというのだ】

 不機嫌そうにしっぽを揺らす月丸の首元を撫でて、未だ状況を把握しきれていない山神に目を向ける。

「その人間は何か言っていませんでしたか?何でもいいんです」

 ちらりと彰人を見た山神は、はっと閃いたように顔を上げた。

『そうだわ……その人間は言っていた。この街を手に入れるって』

「街を……?」

 彰人たちが暮らすこの街は、特殊な場所がいくつもある。

 裏の世界との接点が多く、その住人たちが紛れ込むことも多い。

 その管理、監督をしているのが犬飼家だった。

「陰陽師がこの街を狙う理由か……情報も証拠も足りないな」

 顎に手を当てていた彰人は、雑念を追い出すように頭を振った。

 そして、呆然としている山神を安心させるように微笑みを向ける。

「水神様に山神様が無事であったと伝えます。落ち着いたら、また会ってあげてください」

『水神に……?』

「はい。心配されてました」

 すっと視線を山の向こうへ移した山神。

 次の瞬間には、山を治めるにふさわしい力強さが戻っていた。

『あなたに一つ、頼みたいことがあります』

 首を傾げた彰人に、山神は優しい笑みを浮かべる。

『水神に……また会って話をしようと。そう伝えておいて』

「分かりました」

 一礼した彰人は、そのまま踵を返して山を下りていく。

 真っ直ぐに前を向くその視線は、見えない相手を睨み付けているようだった。



 山を下りる間、月丸はずっと警戒しているようで一言も喋らない。

「……ついてきてるか?」

【ああ、同じ匂いだ】

 麓に下りてきたところで、彰人たちは姿を見せずに監視してきたナニカを捕らえることにした。

「月丸。ここら一帯、薙ぎ払うぞ!」

 わざと周りに聞こえるようにした彰人の声に従って、月丸は霊力を凝縮し始める。

 臨界点を突破したその時、猿たちが投げてきたクナイと同じ物が飛んできた。

 拾っておいたもう1本のクナイで防御した彰人は、ニヤリと笑みを浮かべる。

「やっと動いたな……11時の方向!撃て!」

 月丸が放った霊力弾は、木の幹を易々と貫通し飛んでいく。

 遅れて響いた爆発音と同時に、人影が現れた。

「逃がさない!」

 すでに跳躍して空中で待ち伏せていた彰人は、その人影を蹴り飛ばす。

 黒々とした森に向かって吹っ飛ばされたそれに、追い打ちをかけるように月丸が飛びかかった。

【わしらを敵に回したこと、後悔するがいい】

 至近距離での渾身の霊力弾。

 けたたましい爆発音が響き渡り、大木が根本から折れる。

「月丸!」

 遅れてやってきた彰人が見たのは、焼け焦げた人型の紙人形だった。

【あの一瞬で入れ替わるとは……相当な手練れらしい】

「匂いはどうだ」

【消したか、隠れたかだな。不自然に途切れている。追跡はできぬ】

 彰人が紙人形を持ち上げると、ぼろぼろと崩れ落ちた。


*****


 山での騒動から数日が経った。

 水神からの呼び出しを受けて、彰人と月丸は川を訪れる。

 姿を現した水神は、前に会った時よりも心なしか元気な様子で出迎えた。

『貴君らのおかげで山神と会うことができた。これからは、もっと会うようにしようと約束してきたのだ』

 あとで聞いた話だが、水神と山神はいわゆる恋仲だった。

 付き合い始めて何百年。

 その関係にひびを入れるほどの騒動だったことになる。

「お役に立てて何よりです。あれから川に異変はありますか?」

『いや、負の念一つ流れてこなくなった。あやつにも、溜め込む前に吐き出せと言っておいた。私も気にかけるようにするしな』

 意外と世話焼きらしい水神は、山神のことをそれは大切にするのだろう。

【今のところ、おかしなことはないのですな】

 月丸が水神を見上げる。

 山神の暴走の一件があってから、パトロールを強化していたのだ。

 この街を自分の縄張りと認識している月丸は、かなり積極的に動いていた。

『私も、眷族たちも無事だ。何かあれば、貴君らに相談するとしよう』

「ご依頼頂ければ、いつでも来ます」

 ニッと笑った彰人に、水神は目を細めて笑う。

 しかし、この街の裏側で植えられた厄災は、すでに芽を出していた。

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