続きが気になるSSです。
(ネタバレを含みます)
まず、塾通いしている僕の気持ちが上手く表現できていていいと思います。
親の期待が一番重くのしかかる、と言うことがよく表れています。
そして塾から帰る時、満月と雪を登場させています。
街の人と僕の気持ちを上手く対比させていていいな、と思いました。
そして家までもう少し、と言うところで……。
不思議な館(肝試しに使用されいるとのこと)に女の人の人影が……。
長く使用されていないのに、何故……?
それで僕が足を踏み入れて終わるんですが、続きがすごく気になります。
ミステリーというジャンル設定ですが、ちょいホラーっぽいな、と思いました。
そんな怖すぎて夜も寝られない、とかではありません。
ガチのホラーではなく、うっすら背中に悪寒が走る、という感じです。
私は満月と雪の部分がすごく好きでした。
主人公の気持ちの表現部分も好きですがそこに丸い満月と空から微かに降ってくる雪。
神秘的で美しいです。
少なくとも私は想像の翼を広げてしまいました。
これまでミステリージャンルはあまり読みませんでしたが、この作品を読んでミステリーも気になり始めました。