第14話憤怒者

大阪城天守閣



やっとの思いで天守閣にたどり着くことができた。


天守閣の襖をあけるとその部屋を見た瞬間吐き気がした。


その部屋には七柱と思われる鬼が5人食い殺されていたあとがあった。



その奥の襖をあけるとそこには鬼化した女性がその鬼の両側に座っており、その真ん中に黒い刀を持った甲冑を着た鬼が座っていた。


その鬼は左側の女の肩に手を添え、キスをしながらこっちを見ている。


「やっと来たか。源頼綱」


そう言い、女に下がっていろと耳元で囁くと二人の女性は去っていった。



その男に対して頼綱はこう言った。



「手前に転がっていた七柱はお前が殺したのか?」


「あぁ、そうとも俺は弱いものが大っ嫌いだからな~」


そう言い手に持っていた刀を鞘から抜きこう言った。


「あぁ、そうそうお前の大事な女だっけ?あいつもこの城の中にとらえてある。」


そう言うと二人の部下が捕らえた佳枝を襖をあけ俺に見せた。



「佳枝...」



そう言うと同時に佳枝を連れてきた部下がこう言った。



「これであいつが死ねばこの女は俺たちのもんだ。」


そう言った瞬間にクナイが男の顔面に刺さった。


「うるさい。弱者がしゃべるな。」

そう言いながら刀を構えてこう言った。


「俺は七柱 百鬼牽引狂(ひゃっきけんいんきょう)またの名を第三冠 憤怒者 白夜丸」



「源頼綱、推して参る!」


と言い刀を構え、相手の動きに合わせるように攻撃をし始めた。

続く









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