閑話35 掲示板その29

§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§




 【異世界ライフ】ついに始まった異世界生活【エンジョイ】 No.33

 

======================================


333:骨な人


ちょっと疑問というか確認なんだが、広場ができてからあっちの世界とハウス内の時間、大体合うようになっていないか?



334:鬼な人


お。俺と同じこと考えている奴がいたか。

やっぱりそう思うよな?

広場との整合性を取るためにそうなったのか、もともとそうするつもりだったのか、どちらだろうな。



335:上級剣士


待て待て。

本当に時間の流れが一緒になってきたのか?

俺にはわからないが?



336:猫な人


間違いなくなってきているよ。

元々時間の流れが違い過ぎていた人外系のほうが感じやすいみたい。



337:上級剣士


それじゃあ、本当に時間が合っているのか。

となると、ちょっと困ったことが起きそうだな。



338:霊体な人


どんなことで?



339:上級鍛冶師


主に生産関係だろ?

……というか木の人の魔石関係が一番影響が大きいだろうな。



340:拳闘士


あー。魔石を作るのには時間がかかるが、今までは時間の流れの違いで比較的容易にショップ売りされていた。

それが少なくなるというわけか。



341:上級商人


それはありそうね。

もしかすると落ち着いていた需要と供給のバランスが崩れる……とまでは行かないまでも崩れるかも?



342:上級魔法使い


それは少し困ったことになりそうだ。

ただ仕方ないと言えば仕方ないだろうな。むしろ今までが異常だったと思うべきか……。



343:上級剣士


だよな。

あれだけの品質の魔石が、それなりの値段がするとはいえ金さえあれば容易に手に入っていたんだ。

普通に考えればあり得ないか。



344:龍の人


きちんと確認はしていないが、広場云々は別としてプレイ時間が経つにつれて合ってきた気はするがな。

恐らく木の人もそうじゃないか?



345:ネズミな人


どういうことだ?



346:龍の人


アレ? 他の奴らは違うのか?

俺なんかは、転生世界でより多くの時間を使っているときには、ハウスではほとんど時間が進んでいなかったな。

それがダンジョンマスターになってからは、大体時間が合うようになっていた。



347:上級剣士


なるほど。そう考えると広場云々はたまたまと考えたほうがいいのか。

それとも龍の人だけの現象か?



348:上級魔法使い


そこを突き詰めると色々と不都合が出てきそうね。

主に運営的な意味で。あまり深く考えても仕方ないのかもしれないわよ?



349:亀な人


ああ。運営(上司)的に見ていてもあまり変化のないところは、こっち基準で時間が早く進んでいるとかありそうだな。

映画やドラマなんかを早送りで見ている感じで。



350:腐った人


そうか。

俺たち基準じゃなく、上司基準で考えると時間の進みの違いもある意味では整合性が取れるのか。



351:犬な人


当たり前だが、俺たちは自分を基準に考えるからな。

そう考えると納得できる……のか?



352:剣鬼


俺たち基準じゃなくて上司(運営)基準か。

なるほどといえばなるほどだが、あまり考えても仕方なさそうだな。



353:上級剣士


だな。

……は、良いとして、剣鬼ってどんな職だよ!?



354:上級剣士


また新しい職か。名前を見る限りは剣士の発展形?



355:剣鬼


おっと。こうなったのか。

元の職は剣闘士だぞ。ちなみに解放者だな。

あっちの掲示板にはこれから挨拶に行く。



356:上級魔法使い


剣闘士から剣鬼か。

らしいといえばらしいのか?

鬼のように戦い続けるという意味で。



357:上級剣士


そうか。

そう考えるとバトルジャンキーらしい名前と言えるのか。



358:剣鬼


うっさいわい!

いっとくが、脳筋だけだと解放者にはなれないからな?

既に今までの話で分かっていると思うが。



359:上級騎士


戦い一本だと駄目だというのはわかるが、それ以上がよくわからない。

一体どうすればいいのか……。



360:上級槍使い


おっと。騎士の人も行き詰っている感じなのか。



361:剣豪


こればかりはなあ……。

各自頑張って条件を見つけてくれとしか言いようがないからなあ……。



362:魔導士


広場の解放でもしかすると解禁される可能性も考えていたが、それもきっちりと対策されていたしな。

無駄なところで高度な技術を使うよな、運営は。



363:精霊商人


それもこれも上司の方を楽しませるためですか。

有難迷惑というべきか、こっちも楽しんだもの勝ちというべきか……複雑ですね。



364:上級剣士


……うん。これ以上は闇に突入しそうだからやめておこうか。

ところで、折角解放者が集まっているみたいだから聞きたいんだが、例の計画はどれくらい進んでいるんだ?



364:上級魔法使い


例の計画? 何のこと?



365:魔導士


さて? 何のことだ?



366:上級剣士


うん? 小耳に挟んだんだが、広場で何やら新しい施設を作る計画が進んでいるんだろう?



367:精霊商人


ああ、それですか。

それでしたら各プレイヤーの土地の配分が終わったところからスタートする予定でした。

つまりは、龍の人さんが今まさに頑張ってくれています。



368:上級剣士


おおー。そうか。出来るのが楽しみだな。



369:上級狩人


……一体、何の話だ?



370:蜂な人


私もよくわからないわー。



371:精霊商人


別に隠し通すつもりはなかったので言ってしまいますが、広場に温泉施設を作る計画が進んでいるのですよ。

今は龍の人さんが日本家屋を作れるか検討しているはずです。



372:上級薬師


温泉! ほんとに!?



373:精霊鍛冶師


本当だな。

ただ管理とか運営の問題があるから日帰り制になりそうだが。

宿とかホテルを運営するには、どうしても人手が必要になるしな。



374:上級剣士


いっそのこと運営さんが人手を出してくれてもいいのだよ?

俺たちから金(魔石)を巻き上げるのに、十分すぎる施設だと思うぞ?



375:剣豪


運営はなー。

そもそも役所の人手を用意すること自体もいきなりのことだったらしいからな。

さらにこれ以上となると難しいのではないか?



376:精霊商人


そうですね。

というわけで、当面は日帰り温泉だけになりそうです。



377:上級魔法使い


そっかー。まあ、それは良いわ。

それよりも! 錬金師さんとか薬師さん、石鹸とかシャンプーどうにかなりませんか!?(切実)



378:アマゾネス


それは私も気になるな。

どうにかなるならどうにかしてほしいが。



379:上級薬師


石鹸とシャンプー……。

頑張ればどうにかできだけれど、そっちまで研究している時間が……。

いや。できるとお金になりそうだから作ったほうが良いのかな?



380:上級錬金師


石鹸なんて定番中の定番だから作ろうとしたんだが、やはり中々難しくてな。

そうそう簡単にはできないと思うぞ。



381:上級針子


そっかー。

しばらくはハウスのシステムから手に入れたほうが良さそうね。

微妙に割高だから少しためらうのよね。



382:上級料理人


日本円計算するとそれぞれ一万ずつくらいだもんね。

やっぱり高いよね。



383:上級剣士


それでも手に入れるんだろう?

俺も人のこと言えないが。



384:上級魔法使い


こればかりはなあ。日本の製品に慣れていると、どうしても異世界製品は使えない……。

贅沢だと分かっていてもな。



385:女戦士


せめて半額くらいになってくれればもう少し楽になるんだが……。



386:木の人


それなんですが、たまたま温泉施設の話をしているときにうちのアイが気になったようでして。

何やら研究を始めているようです。



387:アマゾネス


何とまあ。彼女も忙しいだろうに。

だが、そうか。彼女が研究を始めるのであれば、期待できそうだな。




§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§§


※これにて第16章は終わりになります。

 第17章1話は数日後(5/19)の更新になります。(遅めのGWだと思ってくださいw)


※※広場ができて本編での交流が増えるかもしれないので、

今後は掲示板が少なくなる……かもしれません。

(そのときの気分次第なので、絶対ではありません)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る