閑話31 掲示板その25
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【異世界ライフ】ついに始まった異世界生活【エンジョイ】 No.29
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113:上級闘士
そういや、ふと思ったんだが……。
114:上級剣士
突然どうした?
話題切れで書き込みもなかったからちょうどいいが。
115:上級闘士
ちょっと前に話題が出ていたが、人外系は群れると楽だと。
116:上級剣士
ああ。言っていたな。
それがどうした?
117:上級闘士
群れの仲間と眷属ってやっぱり違うんだよな?
違うってことは分かるが、どう違うのかよくわからなくてな。
118:上級剣士
あ~。どうなんだろう?
それは俺も分からんな。
人外系の書き込みが来るまで待とうとするか。
119:ネズミな人
それでは、通常の魔物の仲間と眷属がいる私が答えよう!
といっても答えは単純なんだが。
一言で言ってしまえば、魔力的な縛りがあって契約しているのが眷属で、何となく集まっているのが仲間だ。
こう聞くと普通の仲間が裏切りなんかで危なっかしいと思われそうだが、実のところ便利なこともある。
120:上級料理人
それは初めて聞くわね。
どういったところ?
121:ネズミな人
恐らくみんな木の人のイメージで眷属の方が便利だと思うかもしれないが……、
それは確かにそうなんだが、それは木の人みたいに膨大な魔力(魔石)が使えるという前提条件がある場合に限られる!
俺っちみたいな魔力が少ない種は、そうそう簡単に眷属契約なんてできないわけよ。
122:鳥な人
なるほど。
普通の仲間だと魔力の制限がないからいくらでも仲間に出来ると。
123:ネズミな人
そういうこと。
群れているほうが生存確率が高いと認識している種だと、よほどのことがない限りは裏切らないしな。
それに裏切ったとしても仲間が襲われることはまずなく、頭(つまりは俺)を狙って来ることが多い。
124:上級剣士
そりゃまた何故?
125:犬な人
それは俺も分かるな。
魔物の弱い種は群れがそのまま強さになるから、下手に数を減らすより頭を狙った方が良いと本能的に知っているからだ。
126:上級剣士
おー。なるほど。
群れを潰すとそのまま「弱さ」になるから、まずは統率しているトップを狙うと。
127:ネズミな人
そういうこと。
といっても、魔物全部がそうだとは思わないし、全部が全部そうだとも限らないんだけれどね。
ネズミみたいな多産系の種は、その辺のコントロールが難しいと思うね。
ちなみに、ダンジョンマスターの眷属は通常の眷属契約と違った違いになるみたいだ。
128:木の人
それは興味がありますねえ。
129:龍の人
俺も同じく。
俺の場合は単独で攻略したから他の眷属(通常の眷属契約?)は知らんからな。
130:霊体な人
おお!
現状の人外系トップ2が!
ネズミな人責任重大!
131:ネズミな人
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
132:上級錬金師
こらこら。
ここで種族特性を発揮するんじゃない。
133:ネズミな人
まあ、冗談はともかくとして。
木の人の眷属契約は直接は見ていないから推測になると思うけれど、多分ダンジョンの眷属と同じだと思うんだ。
言ってしまえば完全に所属しているダンジョンなり世界樹なりに縛られている契約。
それぞれの所属のところの魔力から生まれているから当然だと思う。
そんで通常の眷属契約だけれど、これはあくまでも契約を結んでいる同士の魔力で縛られているので、
当人同士で魔力の変化があったりすると契約にも違いが出てくる……可能性があると思われる。
……正直、今まで直面したことがないから断言はできないけれど。
134:龍な人
ほほう。なるほどな。
俺でいえば、ダンジョンの外にいる魔物と魔力的な契約をすれば通常の眷属契約になるというわけか。
135:木の人
そうすると準眷属とも違った感じになりそうですね。
あっちも世界樹の魔力に縛られていますから。
136:吸血系な人
あー。ここでもややこしい分類が出てくるってわけか。
そう考えると吸血鬼の眷属契約は、通常の契約になるのか。
支配しているところがダンジョン化するとかすれば、木の人みたいな眷属も生み出せるというわけね。
137:木の人
ただ卵が孵った魔物も眷属として生まれていますがそれはどうなんでしょうね?
他の眷属に聞く限りは、ちゃんと世界樹の眷属らしいですが。
138:ネズミな人
あ~、それは……どうなんだろう?
139:龍の人
木の人の場合、世界樹の生まれで最初から眷属がいたからわかりずらいか。
世界樹と木の人の分体が別物だと分かりやすかったのかもしれんが、そもそも外に出ているのはただの分体だからなあ。
140:魔導士
そこまで難しく考える必要はないのでは?
単純にどこかの地域なりを支配しているのが重要だと考えればいい。
その周辺地域から魔力を……あー。ここから先は、もしかしなくても例の規制に引っかかるのか。
141:木の人
……そういうことですか。
魔導士さんが言いたいことは理解できました。
142:龍の人
俺も。
でもそれをここで話すのは厳しいそうだな。
143:魔導士
こればかりはな。
ここで言えるとすれば、例の規制に引っかかる部分をクリアしている者はより上位の眷属化ができると思えばいい。
多分だけれど、その契約で縛られた魔物は対象の存在がなくなれば消えてしまうと思われるな。
木の人でいえば世界樹そのもの、ダンジョンマスターでいえばだんじょんそのものといった感じで。
144:上級商人
ここでも例の規制ですか。
非常にきになる……と言いたいですが、それを言っても仕方ないのでしょうね。
145:龍の人
おう。諦めろ。
もしくはちゃんと知りたければ、解放者になってからだな。
146:魔導士
しかも解放者になれば今の話だけで大体察することができるという……。
147:上級剣士
ここでも格差が!
148:龍の人
仕方ないだろう。
世界の秘密に触れる部分みたいだからな。
知りたければ、頑張って解放者になるしかないな。
149:剣闘士
だよなあ……。
知りたいのは山々だが、このまま闘士として続けていて解放者になれるか自信がなくなってきた。
150:剣豪
心配するな。
戦闘職も続けていれば間違いなくなれる。
ちょっと前に解放者になった俺が保証する。
151:上級魔法使い
ここで剣豪が来ますか。
何をどうすればそんな職に慣れたかが気になりますが。
152:剣豪
例によってあちらの世界の周囲の認識は上級剣士のままだよ。
メッセージが流れて解放者になったのを知ったくらいだ。
剣豪だと分かったのは、掲示板に書き込んでからだ。
ちなみに言っておくが、まぢ魔力関係大事。
153:上級剣士
剣豪になるのも魔力関係なのか。
こりゃ、もうちょっと真面目に訓練したほうが良いなあ……。
154:精霊商人
いや。全くその通りですねえ。
まさかとは思いましたが、私(商人)にも関係していましたよ。
155:上級拳士
なんだ、なんだ。
ここにきて二人も新しい解放者が登場か。
しかも精霊商人って、なんぞ?
155:侍
名前からは全くイメージがわかないでござる。
156:精霊商人
なるほどそんな呼び名になったのですね。
あとは、そうですね。
名前の通り精霊とも取引できるようになった……とだけ言っておきましょうか。
157:上級狩人
精霊と取引? ……なんじゃそら?
158:精霊鍛冶師
その程度だとここでも言えるのか。
あまり無茶はするなよ。
159:精霊商人
大丈夫ですよ。
というか、事前に確認を取っておきましたから。
160:魔女
なるほどね。納得。
161:上司
セーフ。
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これにて第14章は終了になります。
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