もうそれ名前伏せてねえだろ

10数年前、寄付をした。名前は伏せるけど、とある雑誌に載せた記事がきっかけで大企業に訴えられた記者の方がいて、こういうのはふつう訴えるなら雑誌なので、個人を訴えるのは卑怯だよねと、インターネット上で有志によって裁判費用をカンパする運動が行われていた。それを見かけたわたしは、その人の本が好きだった(今でも名著だと思う)ので、数千円ほど振り込んだ。当時クソ金なしだった私にとってはそこそこの出費であった。たしか裁判は和解になったんじゃないかな。

その数年後、その記者の方のTwitterを発見した。正直、震災の影響もあったのか、いわゆる陰謀論者というか、あんな綿密な取材をした本を書いた人がこんな風になるのか〜と正直ショックを受けた。別に過去に寄付したこと自体を後悔しているわけではないのだけど(そもそも少額だし…)、ウッワー…」となったのは否定できなんだった。

それ以降も何かへの寄付をすることはやめていないけれど、いち個人や小さい組織(すぐカラーが変わりそうだから)にはやらない、大きな組織に寄付するときも、各所30,000円以内におさめる、をモットーにしている。一昨年、京都アニメーションはもっと大きな額を寄付したけれど、それはことがことだったので…。とはいえ今後京アニがなんかとんでもない方向に舵を切ったら「ウッワー」ってなるのかもしれないな…ならないとは思うけど…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る