第5話 日本一の砂丘
アメさんの県別リストをみていたら、青森の友人の事を思い出した。
「また、ブロ友さん?」と思われたかもしれないが、チッチッチッ!
彼女は、ブログをやめているので、いまや、普通のお友達だ。
それにしても……
なぜ、彼女の事を忘れていたのだろう。
彼女が宇宙人だったからだろうか?
私は、記憶を消されていたのだろうか?
彼女は、その昔、米軍基地で通訳さんをやっていた。
彼女に聞けば、青森の情報が得られるかもしれないと思い、思念を飛ばすことにした。上手く彼女の思念を捉えられると良いけれど……。
って、私、思念飛ばせたっけ?
考えてみれば、私ってば『マキシマム粒子』の影響も『イウコトキクキクキク』の影響も受けていない。
ブログにメッセージも送れるし、誰のいう事も聞く気がしない。
あ~そういえば、彼女から送られてきた『子宝飴』の添加物に『ボウキャック』、『源たれ』の添加物には『トビマス』って書いてあったっけ……。
アレか?アレのせいか?
まぁ、そんなことはどうでもいっか。
程なく、無事、彼女の思念をキャッチ。
久々の連絡は、オバちゃんトークで大いに盛り上がり、有意義な時間を過ごせた。
良かった良かった。(じゃないだろぉ~っ!)
そして、やっと、お話は本題に……。
皆さまは、日本一の砂丘が青森にあることをご存じだろうか?
鳥取砂丘の倍以上はあるらしい。
だからといって、鳥取県民は意気消沈する必要はない。
なぜなら、青森の砂丘は、自衛隊の土地なので、一般人が気軽に観光に行ける所ではないからだ。
そして、そこでは、今、米軍と自衛隊共同で秘密の実験が行われているらしい。
作戦名は『シバ・レ・ルフバー波』
なんでも『イウコトキクキクキク』の効果を消せるらしい。
だが、実験は難航。
そして、ここにきて、あろうことか「血を送ってほしい」と頼まれた。
これだけ佐賀のご近所でありながら、全く影響を受けていないからには、何かの抗体みたいなものが備わってる可能性があるそうだ。
『体は弱いが気は強い』をモットーとして生きてるせいじゃないかと思うのだが……。
まぁ、協力するのは、やぶさかではない。
ってな訳で、ちょっと、瞬間移動で行ってくるね~~~(^.^)/~~~
あれ?いつの間に瞬間移動使えるようになったんだろ?
ー完ー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます