第6話 岐阜ってどこやねん……

雨狸さんからのSOSが届いた。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054917881201/episodes/16816452219579454333

さて、どこを調査するべか……。

思案した結果、岐阜にすることにした。

ここ、九州にあって『岐阜』の位置をスパッと答えられる人は多くない。

(と、思う)

散々『信長〇野望』をやり込んだ私をもってしても「愛知の上?」って程度だ。

だが、しかし、そこでは……。


**********


「知事、大変です!」

「どうしたうっかり〇兵衛」

「うっかりではありません!鵜飼です!」

「で?どうした?」

「我が国が異星人に侵略されております!」

「……であるか」

「それに乗じて、各地では独立だの何だのかんだのでてんやわんやの様子!」

「是非も無し」

「殿!信長ごっこをしている場合ではありませぬぞ!」

「殿ではない。知事だ」

「わかっておりますっ!」


「トランスフォーマー『合掌白川号』の起動準備をさせておけ」

「あれは、世界遺産ゆえ 動かせませぬ!」

「鵜飼くん 岐阜の由来を知っておるか?」

「はい!日本で唯一の中国由来。国家の安泰と学問のナンチャラであります」

「へぇ~へぇ~へぇ~」

「まじめに考えてください!」

「いぁ。いたってまじめだよ。かの信長公は、わが地に楽市楽座を設け、かのルイス・フロイスもびっくりの繁栄を築いた。それが、今や『岐阜ってどこ?』だ」

「口惜しゅうございます……」

「そこでだ。この機に乗じて一気に挽回を図るってのはどうかな~っと。な~に、世界遺産認定など、ぱっと見変わってなければ、あれやこれやでどうにかなる」

「そうなのですか?」

「いぁ。知らんけど……」


報告。

岐阜は、天下布武のため、やる気満々のようであります!






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