主人公は、一人の少年。少し考え方は難しいけれど、一人の少女に恋をしていた。これは、きっと何処にでもある物語。全ての人が思いを遂げられるわけもなく、その裏には届かない思いを静かに仕舞い込む人だっているはずだ。これは、そちらの立場のお話。それでも、彼は言う。最後の言葉は、負け惜しみなどでは決してない。