第5話 4回目、、、、、、?回目。
(どういう事?、3回目よりも悪化してるよ。)
パニックを起こしながら、周りを見ると2回目のホテルに酷似していているものの、明らかに逃亡防止の対策が施されている上に体の媚薬効果は健在で、正直、泣きそうになる。
「どうして、どうして、、部屋からのスタートじゃないの?。」
恐怖で体が震えると俺を抱きしめる力が強くなり、メアは目を覚ました。
「おはよう、嶺衣。」
「おはよう。」
「昨日は嬉しかった、気持ちが伝わって。」
「そうだね、でも、どうして枷が嵌められてるの?。」
「だって、エッチする時に邪魔だったから、、でも、もう外すよ。」
と枷は簡単に外れて、俺は目を見開くと自然とキスをしようとメアが顔を寄せてきて、俺は避ける為に胸へと顔を埋めた。
「あん、ちょっ、ダメだよ。胸は敏感なのに。」
(キスしたら終わる。多分、、2回目よりもヘロヘロになる。)
避ける為、必死にしがみついて、避けていると頭が真っ白になって体の力が抜ける。
「あれ、どうしたの?、嶺衣。」
(どうして、、キスしてないのに、、)
それと同時にキスされて、全身に前よりも強い快楽が電流のように走り出した。
「あー、もう、あんなに出したのにまだ出るなんて、もう、、エッチ。」
と目の前で腹に掛かった俺の体液を拭った。そして何回戦目か分からない状態での性行為が始まり、脳の許容範囲を超えて、俺は気絶した。
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「もう、媚薬が効きすぎで僕のお腹が嶺衣でいっぱいだよ。今は出来ないけど、妊娠確定しちゃう。」
僕の下で気持ちよすぎるあまり、気絶している愛する人は僕の人生で1番の強敵だ。犯人して僕だけしか面倒みれないようにしようと考えると家から消えるし旅館で捕まえようとしたら別の場所で泊まるし彼の自宅で監禁しようとしたら友達の家に前日から泊まっているしまるで未来でも見えるかのように僕を避ける。
「君は僕の運命の番なんだからね。本当は僕が作った媚薬なんて要らないくらい体の相性は抜群なんだから。本当は妊娠だってしたいけど、まだ君は僕の前から逃げそうな気がするんだよな。だから、君が折れるまで付き合ってあげる。そして幸せな家庭を作ろうね。」
僕は愛しい彼にキスをするとまた抱きしめて目をつぶった瞬間に記憶が消える描き変わるのを感じて、目を開くと自室に座っていて、記憶がなくなる前にした事を書いた。
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「う、うーん。」
寒気に襲われて、ゆっくりと目を覚ますと自分の部屋のベットで寝ていた。
「リセットした覚えはないのに、どうして?。」
驚きながらも時間を確認すると前日の12時だった。彼女が来たのは12時15分、俺はことを真っ青にして、荷物を纏めると家を出て、何も考えないまま、駅へと向かった。
駅には燕尾服姿も普通の姿のメアは居らず、俺はホッとして駅内へと入る。そして駅内のファーストフード店で遅い朝食を食べると空腹が満たされて、少し警戒心が薄れると後ろから抱きしめられて、耳元で囁かれた。
「みーつけた。ねぇ、嶺衣。君に聞きたい事があるんだけどさ。答えてくれる?。」
「な、何?。」
「初対面なのにその驚きよう。どうして?。初対面だよね?。」
「え、、、」
「だって、すごく怯えてる。僕と会うのは記憶の限りは初めてなのに、こうやって話しかけたら普通、恐怖よりも戸惑いが先に来ると思うんだよね。そして、君は僕を僕だと見ていないのに分かってる。まさかさ、君は未来でも見えるの?。」
「そんな訳ないじゃん。声はいつも聞く声だからさ、、びっくりしただけで別に怖がってない。」
「そうなんだ、、、でさ。早速だけど僕とデートして。」
「うん。」
そして、突然現れたメアに手を引かれて、普通のデートをした。安心して遊ぶ事が出来て、精神的にも楽になり、俺は自然とメアに笑みを浮かべられるようになった。そして夜景が綺麗な公園に入った。
「ねぇ、嶺衣。僕は嶺衣の事が大好きなの。お願いだから、僕の恋人になって?。」
「でも、今日会ったばかりでお互いの事分からないよ。明日も一緒にデートして欲しい。もっと、メアの事知りたい。」
「僕はね、、、っ危ない。」
メアの声と共に前を見ると明らかに強盗目的の男がサバイバルナイフを構えて入ってきた。俺はメアを突き飛ばし、ナイフを胸で受け止めると激痛が走る物の歯を食いしばって、男を殴り飛ばした。拳は男の顎を撃ち抜いて、気絶して倒れると俺も倒れた。
「嶺衣!、しっかりして、、嶺衣。」
(今回は仲良くなれた‥‥‥‥‥‥のにな。)
そのまま、意識を失い、次に目を覚ますと俺はホテルで監禁されていた。
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