私、ねおが書いているのは全て「劇中劇」なの。
ねお
私、ねおが書いているのは全て「劇中劇」なの。
ごきげんよう、読者のみなさん。私はねお。ねおは、ペンネームよ。本名は秘密。
私は最近、小説を書いて小説投稿サイトで投稿しているの。
今まではずっと読むのが専門だったんだけどね。急に自分でも書いてみたくなっちゃったのよ。
だから最近、毎日小説を書いては投稿してるのね。
で、数日前にね、小説を投稿し始めてから初めてポイントがついたの。
すごく嬉しかったわ。しかもメッセージや感想までいただいて、感激のあまり思わず叫んじゃったわ。
私、自分の作品がどのくらい見られているのか気になって、毎日PVをチェックしているのね。
それで、いっぱいPVがあると、すっごく嬉しいのね。
PVでもそんな感じだから、評価だったり感想だったり、メッセージまでいただいちゃったら、もう大騒ぎなのよ。
0が1に変わるって、すごいことなのね。皆さん、ありがとう。本当に感謝しています。
☆
それでね。私が今日この文章を書いているのは、小説を書いていて疑問に感じたことがあったからなの。
その疑問っていうのはね。
「お前、誰に向かって説明してるねん」
もしくは
「お前誰やねん」
なの。
小説には世界観があるじゃない?
私の小説を読んでもらう人に世界観を説明する時にね、どうやってそれを伝えればいいのか迷ってるのよ。
例えばね、私が書いた短編小説に、うんこが異世界に転移して、1000年経って世界樹になるって話があるの。
ごめんなさい、下品よね。
思いついたものをとにかく書いてみようって自分で決めたら、こんなのが思いついちゃったのよ。
で、その短編小説の第一章にね、中学生の男の子が登場するの。
第一章は、その男の子が学校にあるボットン便所でうんこを出すところまでを書いているんだけど、その中学生の男の子が状況を説明してるのね。
『僕はお腹が弱くて、毎日3回はうんちが出ちゃうんだ。』
とか説明してるのよ。
これ、変よね?
「お前、誰に向かって説明してるねん」
よね?
わからない人は想像してみて。
隣にいる人が急に
「俺は今、電車に乗っている。そして今、ものすごくお腹が痛くて、うんこが漏れそうなんだ」
とか言い始めたらどうする?
怖いわよね。いろいろとね。
この状況が今、小説内で起きているのよ。
「お前、誰に向かって説明してるねん」
なのよ。
ちなみに、もう一つの
「お前誰やねん」
は、通称・天の声ね。
さっきの
『僕はお腹が弱くて、毎日3回はうんちが出ちゃうんだ。』
これを天の声バージョンになおすと
『少年はお腹が弱く、毎日3回はうんちを出している』
とかになるわけよ。
「お前誰やねん」
よね。
これもわからない人は想像してみて。
急に頭の中にこんな声が聞こえてくるのよ。
「今、〇〇(あなたの名前ね)は電車に乗っている。隣にいる男は、腹痛で今にも脱糞してしまいそうな状況だ」
怖いわよね。いろいろとね。
この状況が
「お前誰やねん」
ね。
だいぶ長くなっちゃったけど、これが私が感じた疑問よ。
つまり、『小説の世界観や状況を説明する時に、現実で考えると違和感が発生しちゃうんだけど、どうしよう』
ってことよ。
☆
それでね。これに対して、私は考えたの。
で、自分なりに答えを出したわけ。
それが
『この小説は劇中劇です』
なの。
これだけだと、なんのこっちゃって話だろうから説明していくわね。
で、まず前提として『劇中劇』がなんなのかを2行で説明するわね。
劇中劇は『劇の中の劇』のことよ。そのまんまね。
例を出すと「アニメの中でやってるアニメ」が劇中劇ね。
これでわかったわよね?劇中劇の説明はこれで終わり。
で、これから
「小説(劇)の世界観や状況を読者に違和感なく説明するための答えが『この小説は劇中劇です』」
と考えた理由を説明するわね。
まず聞くんだけど、あなたは『自分の好きなアニメの主人公と会話』したことってある?
無いわよね。私も無いわ。あるって人は病院へ行くことをオススメするわ。
これは、アニメが『劇』だからなの。
現実世界の人物と劇中の人物が会話できる訳がないのね。
でも
「アニメの主人公が、『アニメの中でやってるアニメの主人公』と会話をする」
これは可能なのね。そういう設定のアニメならば、って条件付きだけど。
つまりポイントとしては
・『劇』の人間は現実世界に干渉できない
・『劇中劇』の人間は『劇』に干渉できる
ということなの。
このことをさっきの答えに当てはめるとね
『劇中劇の人物』が『劇の世界』に対して説明していることを現実世界の人間が見ている。
こういうことなのね。
ちょっと訳わからないって人もいるかもだけど、例に出すと
【映画館で上映してる映画をスマホで撮影したもの】
・動画投稿サイトに投稿された↑の映画(=劇中劇)を現実世界の人間が見てる。
こんな感じかしら。違法行為だから、あまりいい例えではないかもだけど。
こうすれば、最初のほうで例に出した
『僕はお腹が弱くて、毎日3回はうんちが出ちゃうんだ。』
の説明が違和感が無くなる訳ね。
☆
このことを考えたきっかけがね、私の世界でやっている「マクロス」っていうアニメ作品シリーズなの。
ちなみに「マクロス」の読み方は「まくしかくす」よ。
で、この作品をネットで調べるとね。
「マクロス 劇中劇」って予測変換で出てくるのよ。
どうやらマクロスっていうアニメは劇中劇らしいの。本当かどうかは知らないけどね。
でね、私これを知った時に、おもしろいなーって思ったんだけど、同時になんか悲しい気持ちになったのね。
なんていうのかな、「マクロスと私との距離が離れちゃったなー」って気分だったの。
「劇」が「劇中劇」に変わったことで私との間に隔てる次元が一つ増えちゃった、みたいな感じなのかしら。
でね。これが、今の私の課題なの。
私、ねおが書いているのは全て「劇中劇」なの。
今、タイトルが回収できたことでドヤ顔してるわ。どうでもいい事言ってごめんなさいね。
私は「劇中劇」じゃなくて「劇」を書きたいのね。
理由は、マクロスが劇中劇だと知って悲しい気持ちになっちゃったことね。
私の小説が「劇中劇」から「劇」になることはできないかしら?
ドラマやアニメのように、目でいろんな情景が見えるものは「劇」として成り立つんでしょうけど、小説でそれを表現するのはかなり厳しそうな気がするのよね。
登場人物の会話だけの小説であれば「劇」として成り立つと思うんだけど、目で見える情報を会話で表現しようとすると、かなり不自然そう。
「暗闇の中で2人の人間が会話してる」って設定ならいけるかしら?
面白くできるかわからないけど、面白そうにできそうなネタが思いついたらチャレンジしてみたいと思うわ。
☆
という訳で、私の話はこれで終わりよ。
保険で言っておくんだけど、もしこれと同じような内容の文章が既に投稿されていたらごめんなさいね。
パクったりした訳じゃなく、私の考えを書いただけなの。だからご容赦いただけると助かるわ。
ここまで見てくれた人には本当に感謝してるわ。ありがとう。
もし良かったら、私の他の作品も見ていただけると嬉しいわ。
それでは、ごきげんよう。
私、ねおが書いているのは全て「劇中劇」なの。 ねお @neo1108
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