第631話 河川域の命名
荒野エリアにやってきたけど、忘れないうちにさっきまでいた河川域のエリア名の変更をやっていこー!
「河川域……やっぱり印象的なのは、デンキウナギですかねー?」
パッと思い浮かぶのは、あの忌々しいデンキウナギになるよね! なんだかんだで仕留められたけど、あれのせいで死んじゃってるし!
金金金 : 少し不満顔の狐っ娘アバター。まぁノルマ達成の要因となれば、印象深くても良い気分にはならないか。
ミナト : あはは、それはそうかもね?
サツキ : サクラちゃん、イネはどう? 印象は結構強いよね!?
「んー、あれも確かに印象深くはありますけど……結局、採集は出来てないままですしねー。生米をそのまま食べる気もしないので、別にいいですけど……」
というか、そのまま食べられるのかな? 散弾になる投擲の弾として使えるとは言ってたけど、それ以外の性能は知らないままな気がする!? そこ、聞いちゃおうかな?
「あの、ちょっと質問です! お米って、生米のままでも食べて効果があったりはするんですかねー?」
よく考えたらヒマワリの種が食べられるんだし、生米でも食べられる可能性はあるよね!
ミツルギ : まぁ食えるし、それなりに生命も回復するけど……正直、食べにくいぞ?
ミナト : お米はヒマワリの種と同じで、継続回復の効果があるよ。まぁ採集状態によって品質が変わるのも同じだから、戦闘後に散らばったのは品質悪いけどね。
富岳 : 粒が小さいから大型種族ではどうしても食べにくくて……ぶっちゃけ投擲の弾としての利用が多いパターンだ。サクラちゃんの構成なら、無理に入手を狙う必要もない。
「あ、ヒマワリの種と同じような効果なんですか! うーん、確かにライオンだと生米は食べにくそうですよねー」
食べようと思っても、口からポロポロと落ちそうな予感! まぁそういう事なら、採集出来なかったのは気にしなくていいや!
「他に印象的な出来事は……あ、放電で麻痺した魚が川に流されていった時ですね! 川がそもそも雨で増水してたのも、印象的ではあります!」
雨の影響、大きかったもんねー! 増水してた事もだけど、川が濁ってたのも色々と影響あったし!
こんにゃく : こうやって振り返ってみれば、まぁ印象的な出来事も多いな。
ヤツメウナギ : 全体を通して雨の影響は大きかったし、名前を取るならそこからがいいかもなー。
「確かにそうですねー。んー、雨……増水……濁り……そのまま名付けるとなんとも微妙なエリア名になりそうです……」
『雨河川域』とか『増水河川域』なんて微妙な……はっ!? ちょっと待って、『増水河川域』って……あ、これだー! お米要素、加えられるよね! うん、決めた!
金金金 : 何か閃いたような狐っ娘アバター。さて、どういう名前を思い付いた?
いなり寿司 : こんばんは。少し遅れたが……荒野って事は北側に進んだのか。今は……なるほど、河川域の命名中なんだな。
真実とは何か : その認識こそ、真実なのである!
「いなり寿司さん、こんばんはー! 今、エリア名を決めたとこなので、これから変更していきますねー!」
という事で、早速変更だー! ふふーん、今回は2つの意味を込めて、これにするのですよ!
<『名も無きの河川域』から『ゾウスイ河川域』へと変更しました>
ミツルギ : ん? カタカナで『ゾウスイ』? これって何の意味が……。
水無月 : あっ!? もしかして『増水』と『雑炊』をかけてるの?
咲夜 : お米要素が混ざってる!?
G : あー、そうきたか。まぁ雑炊、登場してないけど……。
神奈月 : 無関係なものなら今までも出てきてるんだし、お米繋がりがあるだけ、良い方なんじゃね?
「そういう事ですね! 雑炊が作れるなら、実際に作ってみたいですけど……多分、無理そうですし……」
お米は炊けないって話だったし、煮るのなんて更に無理だよね。もし出来たとしても、ライオンで出来る気はしないのさー!
神楽 : はっ! 今日のメニューを何にしようか悩んでたけど、冷房をかけた中で雑炊っていうのもいいね!
イガイガ : 神楽さんの家の夕食、サクラちゃんの影響を受けまくってねぇ?
富岳 : まぁ別にいいんじゃねぇか? 毎日メニューを考えるのって、割と大変だしな。
神楽 : そうそう! 本当に悩むんだからね! んー、確か冷凍してたご飯があったはず……?
「あはは、まぁ神楽さんの役に立ったならよかったです! ……なんか話題に出したら、雑炊が食べたくなってきましたね?」
今は季節じゃないけど、お鍋のシメの雑炊とか美味しいもんねー! 雑炊そのものを食べる機会ってあんまりないけど……体調が悪い時におかゆを食べる事はある程度かな?
ミナト : 雑炊ってお米に水を足して量を増したもので、語源が『増水』からきてるし、意外と合ってる名称だったりするよ?
ミツルギ : え、語源ってそこなのか?
G : ……マジで?
「え、そうなんです!? 単なる思いつきだったんですけど、関係があったんですか!?」
わー!? まさかの関係ある言葉だったよ!? あ、でも鍋のシメでもつゆが少なかったら水は足すもんね。それが名前の由来だとは思わなかったけど! ……うん、本格的に雑炊が食べたくなってきたよ!
「決めました! 明日のお昼は、雑炊に決定です!」
うふふ、夏休み中は自分でお昼を用意しなきゃいけないんだし、食べたいと思ったものを作ればいいよね!
サツキ : おー! 今日は炒飯だったけど、明日は雑炊なんだ!
イガイガ : あー、そういや昼頃、SNSに写真を上げてたな。
咲夜 : 正直、サクラちゃんが料理出来るのが意外なんだが!?
神奈月 : ……俺も同感。
「それはちょっと失礼じゃないですかねー!? それほど手間がかかったものは作れないですけど、全く料理が出来ない訳じゃないですよ!」
姉さんは最近まで料理はさっぱりだったけど、私はそうじゃないもんね! まぁ毎年、長期の休みは自分で用意しろって事で覚えたものだけど!
神奈月 : いやー、それは分かるんだけど……何となく、台所で困惑しながら右往左往してるイメージが出てくる。
G : 確かに、そのイメージはしやすいんだよなー。
金金金 : それは分からなくもないんだが……サクラちゃんはどう考えても不器用ではないだろ?
サツキ : サクラちゃんはあれだよ! 同時に何種類も作ろうとすれば、そういう感じにはなるよ! 自分だけで、1品を作るのは普通に出来るからね!
「その私よりも、遥かに料理が出来ないサツキさんには言われたくないんですけど!?」
姉さんが料理をし始めたのって、つい最近の話だよね!? 確かに同時に色々と作るのは苦手だけど、それでも姉さんにだけは言われたくないよ!
富岳 : なるほど、シングルタスクで作る分には問題が出ない訳か。
ミナト : 今までのプレイ傾向でも分かってた事だけど、サクラちゃんは同時作業が苦手なんだね?
「……そうなりますかねー? まぁもう命名は済みましたし、探索に戻っていきましょう!」
この方向での脱線は、なんかちょっと嫌なのですよ! まぁともかく明日のお昼のメニューは決まったし、探索をやっていくのさー!
「まずはマップの解放からですねー! 死にたくはないので、縄張りは使わずに移動して解放を狙い……あ、その前にこっちをしましょうか!」
折角、昨日の段階で増幅しておいたんだから、火への適応進化をやってみよー! うふふ、河川域では向いてなかったみたいだけど、水場が全然無さそうな荒野なら大丈夫なはず!
こんにゃく : やっぱり火への適応進化をやるのか……。
ヤツメウナギ : 火への適応進化そのものに問題ある訳じゃないんだが……そりゃやるよなー。
いなり寿司 : 昨日の実況外のプレイで既に増幅してるし、むしろ今しないと勿体ないんじゃないか?
神奈月 : ……あー、確かに。考え方によってはそうなるか。
「あのー、火への適応進化をするのに、何か問題あるんですかねー?」
河川域でこれをするのを止められた理由は分かるけど、今こう言われてる理由がよく分かんないよ!? ここ、実は火が効かない相手だらけとかだったりするの? ……うーん、それはなんか違う気がする?
ミナト : 理由は完全にネタバレ案件だから言及出来ないけど……火への適応進化を使う自体に問題はないから大丈夫だよ!
富岳 : ぶっちゃけ、もう既に手遅れではあるしな。気にするだけで無意味だ。
サツキ : サクラちゃんのしたいようにすれば、それでいいんだよ!
「……まぁ問題ないならやっていきますねー!」
どういう意味で既に手遅れなのか、もの凄く気になるけど! でも、それがネタバレ案件ならスルーしかないよね。
火への適応進化をする事自体が問題じゃないみたいだし……どういう理由なんだろ? んー、まぁいいや! 折角、もう増幅してるんだし、早速使ってみよー! どんな感じになるかなー?
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