第594話 決まった分の強化
ふふーん! 今回の宣伝は終わったし、お皿やナイフやフォークを片付けて、モンエボに戻すのです!
「それじゃ、堅牢のステータスを強化していきましょう!」
うふふ、今回も堅牢を強化する事になったし、サイコロ様は私に硬くなれって言ってるよねー! それじゃ、最初はここから!
<『堅牢』第4段階:スキル『突撃』を解放しました>
「まずはシンプルに、共通の前提スキルになる『突撃』からですね! これで、攻撃手段が増えました!」
確か、これはちょっとだけ溜めがある『体当たり』みたいなものだったよね? うん、まぁ後で実際に使ってみよー!
ミツルギ : スキル重視とステータス重視のルートが分かれる前のスキルだから、まぁ解放必須な部分だな。
ミナト : この手のスキルは素直な挙動だし、変に隙も少ないから使い勝手はいいよー!
神奈月 : あー、そういやステータス重視での育成での上級者でも、このくらいの低い段階のスキルは多用するんだっけか。
富岳 : まぁ通常攻撃よりも間違いなく威力は出るからな。上位のスキルほど動きに色々と制限がかかるが、下位のスキルは出が早いし、スキルの挙動自体が短いから使いやすいぞ。
真実とは何か : それが真実なのである!
「おー! 上級者の人でも、この辺のスキルって使いやすいんですね! ちょっと意外です!」
でも、確かにスキルの発動が早いし、癖が少ないってのは大きい気がするね! 再使用時間も短いから、どんどん使っていけるのかも!
さーて、それじゃ次のスキルの解放だー!
<『堅牢』第5段階:スキル『吹き飛ばし』を解放しました>
シンプルな効果だけど、使い勝手としてはどうなんだろ? うん、まぁこれも実際に使ってみてだね!
サツキ : 『吹き飛ばし』、解放だー!
水無月 : 解放だー!
金金金 : これ、反映されるのってスキルのみ?
ミツルギ : 一応、通常攻撃での体当たりにも反映されるけど……それぞれのスキルへ個別に、このスキルではない『吹き飛ばし』の効果があるからな。吹き飛び方はスキルの方がかなり上だぞ。
「おぉ、そうなんですか! スキルじゃなくても効果が出るのはいいですね!」
そっか、そっか! ただぶつかっていくだけでも、結構な効果がありそうだね!
神奈月 : 堅牢のステータスもかなり上がるから、吹き飛ばしやすくもなるんじゃね?
こんにゃく : 選択肢に出てきた時にも言ってた気はするけど、堅牢のステータスの影響は大きいしな。
「そうなりますよね! あとは足場や体格差も影響があるんでしたよね?」
だからこそ、今回の選択肢として挙げたんだもん! ふっふっふ、その辺は上手く活用していこうじゃないですか!
咲夜 : 今のサクラちゃんなら……って、危ねぇ!? これ、ネタバレ案件だ!?
イガイガ : またか!?
いなり寿司 : 今度は何を言いかけた?
チャガ : 今のサクラちゃん……あぁ、なるほど。確かにそれはネタバレ……ネタバレか?
ミナト : ネタバレと言えば、ネタバレかな? 多分、戦い方の話だし。
「……ネタバレになるような、今の私が出来る戦い方ですか?」
うーん、どんな内容なんだろ? かなり気になるんだけど……ネタバレなら、下手にこれ以上は聞かない方がいいのかも?
咲夜 : 今回は内容を言う前に気付いて止めたからセーフだよな!?
イガイガ : ……セーフか? 初めてならまだしも、こう何度もやってたらアウトな気もするぞ。
いなり寿司 : 少なくとも、何か手段がある事は教えてるしなー。
咲夜 : うぐっ!?
「まぁ内容は言ってないですし、セーフって事にしておきましょう! ……すごく気になる内容ですけども!」
今の私に出来る戦い方……うーん、なんか言い方が引っかかるよね? 普段の私は出来ないような事なのかな? でも、普段と違うところって……なんだろ? 水への適応進化をしてるくらい?
咲夜 : よし、セーフ判定!
G : ちっ!
イガイガ : そろそろ、一度がっつりと罰則を食らった方がいい気もする?
ミナト : はいはい、そこら辺は置いておいて、サクサク解放していこう?
「それもそうですね! それじゃ一気にいきましょう!」
ふふーん、何を解放するかはもう確定なんだしね! 思った以上に時間がかかってるんだし、手早くやっていくのですよ!
<『堅牢』第5段階:ステータス強化『堅牢+10』を解放しました>
<『堅牢』第6段階:ステータス強化『堅牢+10』を解放しました>
<『堅牢』第7段階:スキル『連突撃』を解放しました>
<『堅牢』第8段階:ステータス強化『堅牢+15』を解放しました>
<『堅牢』第9段階:ステータス強化『堅牢+20』を解放しました>
「これで、予定分のスキルの解放は完了ですね! いやー、こうして一気に解放すると、凄く堅牢が上がった気がします! えーと、55ほど上がってますね!」
うふふ、残りの進化ポイントは4まで減ったけど、それだけの価値はあるはず!
サツキ : サクラちゃん、今のステータスってどうなった感じ?
水無月 : あ、確かに今の状態は見たいかも!
「それは私も気になりますし、ちょっとステータスを表示しましょうか!」
うふふ、他のステータスと見比べたらどんな風になったんだろ? かなり上がったから、結構違うはず! という事で、ステータスの表示なのですよ!
【ステータス】
名前:サクラ
種族:巧妙なライオン【水】
進化階位:成熟体
Lv:44
生命 : 2550
屈強 : 250
堅牢 : 319
俊敏 : 264
器用 : 374
知恵 : 238
えーと、今は……おぉ、これは凄いよ!
「流石に進化系統の器用には届きませんけど、堅牢が他のステータスをかなり引き離しましたね!」
うふふ、300越えは相当高いよね! いぇーい! これで私のライオンは更に硬くなったのですよ!
ミツルギ : 硬くはなったが……ライオンなのに、屈強が低い……。
ヤツメウナギ : まぁ屈強はほぼ無強化状態だしなー。
こんにゃく : ライオンなら勝手に上がっていく部分だから、最低限の威力はなんとかなるけど……どこかで強化しておきたいとこだな。
ミナト : サイコロで決めてるから、凄い偏りが出ちゃってるのは仕方ないかも?
真実とは何か : それが真実なのである!
「ダメ出しされまくるんです!? いえ、確かに見比べると相当『屈強』のステータスは低く感じますけど!」
でも、これでもそれなりに戦えてるよね!? ……あれ? もしかして、もっと屈強のステータスが上がれば、もっと楽に倒せるようになるの?
サツキ : サクラちゃんは遠距離攻撃が強いんだし、屈強のステータスが低くても問題ないよ!
富岳 : まぁそれも一理あるにはあるんだよな。堅牢が高くなったから、大量の敵を同時に相手にしても生き残る可能性は高くなった。
チャガ : 縄張りを使えば、更に硬くなるしな。『放電』や『放水』もあるし、屈強の低さは十分補えている。
「……そうですよね! 私には遠距離攻撃がありますし、これでも大丈夫なのですよ!」
うん、低い部分を気にするんじゃなくて、高い部分を活かしていく方がいいはずだよね! 私の武器は、近接じゃないもん!
「さてと、それじゃそろそろ探索を再開していきましょう! 増幅石も探したいですし!」
金金金 : その前に、まずマップの解放じゃね?
ミツルギ : ここではまだ出来てないもんなー。
ミナト : あはは、まぁ解放するものを選ぶのに結構時間がかかっちゃったしね?
「そういえばそうでした!? まずはマップの解放からやっていきましょう!」
むぅ……思った以上に時間を使っちゃったし、ここは手早く進めていかないと! 縄張りを使っての解放は死ぬだけだから……あれ? でも、今の強化した堅牢でならどうなんだろ?
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