第578話 16回目の配信
ふふーん! 今日の宣伝の半分は終わったから、ここからはモンエボをやっていこー!
「さてと、洞窟を出たばっかのとこなんですけど……あ、そういえばこれですよ、これ!」
昨日の実況外のプレイの最後に出てきたヤツ! えーと、アイテム欄を開いて……あった! これ!
「この、ここの洞窟の完全踏破ボーナスで貰った『エメラルド【火】』! これ、どういう事なんですかねー!?」
他の事を色々してたから今の今まで忘れてたけど、かなりビックリしたもん!
金金金 : あー、なんか実況外のプレイで驚いてたけど……これって適応進化を保存したものでいいのか?
ミツルギ : そういや出てたなー。金金金さんの認識で間違ってないぞ。
咲夜 : 何気に結構なレアアイテム!
いなり寿司 : 火はそこそこの当たりだぞ。その系統での大当たりは雷だが……まぁそれは不要だしな。
ミナト : ただ、今のままじゃ未成体用だから、使おうと思ったら増幅が必須だけどねー!
「あ、増幅すれば普通に使える感じなんですか! ……増幅石と増幅草、何個ありましたっけ?」
えーと、増幅に使えるアイテムは……。
「増幅石、増幅草、どちらも1個ずつですね! ……これ、今使うと後で困りません?」
完全体への進化の時に、必要な個数が増えそうな予感はしてるもん! 今の成熟体の上限Lvが分かってないままだし、下手にここで使うのは危険な気がする!
イガイガ : これ、下手な答え方をすれば、何かしらのネタバレ案件になるのでは?
ミツルギ : あー、ネタバレに引っかかりそうな部分がいくつかあるな。
真実とは何か : それが真実なのである!
「そうなんです!?」
ぐぬぬ、ここでのネタバレ案件って、多分だけど成熟体の上限Lvとか、完全体への進化の時に増幅系のアイテムが何個必要かって部分な気がする!
今使うと問題が出るとも、使っても問題ないとも言いにくいよねー!?
「というか、なんで宝石系アイテムは結構手に入ってるのに、増幅石は1つも手に入ってないんですかねー!?」
うがー! こっちに余裕が出てたら、火の適応進化も使ってみたいんですけどー! でも、後々に支障が出るなら迂闊には使えないし……!
むぅ……保存しておける宝石系アイテムは沢山手に入ったのに! なんか惜しいんですけどー!
金金金 : 悔しそうな狐っ娘アバター。まぁ使えそうなのに使えないとなれば、悔しい気持ちも分かる。
サツキ : 増幅系のアイテム、手に入らない時は本当に手に入らないもんね!
咲夜 : そうなんだよなー。適応進化を維持してる場合には、一番の問題点になる部分!
神奈月 : 正直、今使ってみろとはとてもじゃないが言えない……。
ミナト : 増幅系のアイテムは、見つけられるかどうかが問題じゃないからねー。草系のアイテムと宝石系アイテムのどれからでも変化する代わりに、完全にランダム入手だから……。実はモンエボで最も手に入れにくいアイテムだしさ。
富岳 : 宝石の個別の種類と比較すれば、レア率はそう変わらんのだがな。ただ、宝石は種類自体が多いから、そう気にならん。
「……そういえば、そんな話もありましたよねー。むぅ……どこかで増幅石か増幅草、手に入りませんかねー?」
完全体に進化してからだと更に必要量は増えそうだし、使うとしたら今のうちなのかも? でも、多分、今それをすれば……雷への適応進化を引き継ぐ際に問題になるよねー!?
ミツルギ : そればっかりは運だからなー。
いなり寿司 : 運が良ければ、2連発、3連発の入手もあるにはある。
水無月 : そうなんだ!? ……運が悪いと、延々と出ない事もありそう!?
ミナト : 場合によっては、水への適応進化は完全体になってから適応し直しの方が早いくらいかもねー?
「あ、そうなるんです!? まぁ確かに今までの増幅系のアイテムの入手数を考えたら、そうなっても不思議じゃない気はします!」
今までやってきて、まだ3個しか手に入れてないもん! 皆さんの反応的には雷への適応進化を引き継ぐのには問題なさそうだから、多分、完全体用への増幅をするには2個必要なんだろうね。
そして、完全体への進化までに、新たにもう1個の増幅石か増幅草を入手する保証は誰も出来ないんだ!? そんな状態じゃ、下手に試せとかは言えないよね……。
「むぅ……火への適応進化も使ってみたいですけど、今は下手にやらない方が良さそうなので諦めておきます!」
もしやるとしたら、もう1個、増幅草か増幅石を手に入れたらで! 完全に運任せだけど、今日の私の運を信じていこー!
咲夜 : これで増幅系のアイテムが手に入ればいいんだけどなー。
イガイガ : おっ、手に入らないフラグが立ったか?
G : なんだ、なんだ? 来て早々に、また咲夜さんのやらかしか?
咲夜 : なんでいきなり俺がやらかしたって話になる!? しかも、手に入らなかったら俺のせい!?
サツキ : もしかしたら、逆にすぐに手に入るフラグかもしれないよ!
咲夜 : どうせフラグと呼ばれるのなら、俺としてはそっちを希望!
ミナト : さーて、どうなるかなー? そっちの方向は、物欲センサーとの戦いにもなるしね?
咲夜 : くっ!? かなりの強敵だな!?
「あはは、そうなってくれたら嬉しいんですけどねー? まぁとりあえず、北に向かって出発しましょうか! 目指せ、河川域の下流です! 『索敵』『見切り』『弱点分析』『看破』『疾走』!」
いつもの移動時のセットを発動して、その上で駆け出すのさー! もうここの平原で出てくる最大Lvは超えてるし、河川域の下流までは突っ走っていこー!
金金金 : そういや、水への適応進化のまま進むのか?
水無月 : 雷への適応進化には戻してないもんね?
「あっ、そういえばそのままでした!? んー、まぁこれから行く場所が川なら、それでもいい気がしますね」
どっちにしても、今の平原は通り抜けるだけで戦う気はないもんねー。ちょっと昨日の洞窟で予想外に時間が掛かっちゃったし、平原の探索は最小限でいいかなー?
ミツルギ : 意図的に残してるのかと思ってたら、ただ忘れてただけかい!
イガイガ : まぁサクラちゃんだしなー。
G : 確かに、サクラちゃんだもんなー。
咲夜 : それはそうだよなー。
神奈月 : 忘れてても、まぁ特に不思議でもなんでもないというか……。
ミツルギ : 言われてみれば、それもそうか。
「なんで皆さん、そこで納得してるんですかねー!? 確かに忘れていましたけども!」
私が忘れてて当然みたいな反応は酷くない!? ……まぁ事実として忘れてたんだし、否定は出来ないんだけど!
金金金 : 膨れっ面の狐っ娘アバター。お前ら、言っていい事と悪い事があるんだぞ!
真実とは何か : それが真実であったとしても、伝えるべきではない真実もあるのだ。
「なんか金金金さんと真実さんの方が酷い事を言ってる気がするのは気のせいですかねー!?」
フォローどころか、追い打ちをかけてません!? ぐぬぬ、なんだか思いっきりからかわれまくってる気がするよ!?
「あ、一般生物のネズミを発見です! 胃袋をストックしながら進みましょうかねー?」
疾走しつつ……ガブリと噛み付く! 回復用の胃袋が空っぽになってるんだから、その辺の補充は大事!
サツキ : 回復は大事だもんね!
ミツルギ : 相変わらず、噛み付くのに躊躇が一切ないなー。
神奈月 : ですなー。
ヤツメウナギ : おーっす! 少し遅れたけど……こりゃ、平原を移動中か。今は草原部分だな。
ミナト : あ、サクラちゃん。回復アイテムの補充も必要だろうし、採集場所を見つけたら教えようか? 場合によっては、そこで増幅草も手に入るかもしれないしさ。
「ヤツメウナギさん、こんばんはー! 今は河川域の下流を目指して移動中ですね! ミナトさん、あったら教えて下さい!」
私じゃ気付かずにスルーしちゃうけど、ミナトさんが見てくれるなら安心だー! 補充をしようと何度か思ってたけど、なんだかんだで出来てないままだもんね。
ミナト : それじゃ、いきなりだけどストップねー! ちょっと通り過ぎちゃったからさ。
「もうあったんです!? わわっ! すぐ止まりますね!」
ズサっと止まって、方向転換だー! というか、見つけたからこそ話題に出してきたのかも!? さーて、それじゃ採集が出来る場所まで戻っていこー!
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