第563話 洞窟内の地形


 ふふーん! 敵が近付けない場所で、獅哮衝波の溜めが進んでいるねー! もう少しで2段階目まで溜まるし、そのまま続けて3段階目まで溜めて最大威力で攻撃だー!


「これ、全部倒したら、凄い経験値になるんじゃないですかねー? 何体くらいいるんでしょう?」


 バシャバシャと水飛沫を上げながら、大量の魚が近寄ってこようとしてるもんね! 水面から水を飛ばしてくるの以外は何も出来てないけど!


ミツルギ : ザッと見た感じ……20体くらいはいるか?

富岳 : 普通にしてたらもう袋叩きで殺されている数だが、まぁこの状態からなら仕留め切れるだろ。

ミナト : 洞窟内だから、数としては控えめだねー! 追加も出てこないし、経験値はかなり美味しいだろうし……今Lv38だから、多分Lv41〜42くらいまでは上がるんじゃない?

水無月 : おー! かなりのLvアップだ!?

サツキ : 進化ポイントもガッツリ入手だね!


「おぉ!? 思った以上に凄い量になりそうですね!」


 うふふ、こういう形になるとは思わなかったけど、これはもの凄くラッキーなのかも!


イガイガ : 安全地帯からの一方的な虐殺! まぁ条件を満たすの、割と面倒だけど。

ヤツメウナギ : 遠距離かつ広範囲攻撃を持っていて、相応の威力があり、その上で敵が近付けず、射線が確保出来た状態での溜めが必須だしなー。いや、偶然でここまでの条件がよく揃ったな!?

富岳 : 狙って狙える状況ではないしな。切り立った崖の地形と、湖の複合地形はレアだぞ。


「え、ここってレアなんです? というか、複合地形ってなんですかねー?」


 なんだか色々と運がいい状態みたいだけど、洞窟内をまともに探索するのは今回が初めてだもんねー。何がレアなのかとか、さっぱりなのですよ!


ミツルギ : あー、まぁここまで見たならネタバレも何もないし、言ってしまってもいいか。洞窟内ではいくつか地形があるんだが……その中に地下湖と切り立った崖みたいな地形があるんだがな? 基本は別々に存在してるんだよ。

咲夜 : 水場という意味では、地下湖でなく、流れてる地下水脈ってパターンもあるぞ!

ミツルギ : おーい!? 見てない部分は伏せようとしてるのに、そこを言うなよ!?

咲夜 : あ、しまった!?

G : コメントを再開したと思ったら、早速か……。

神奈月 : まぁそれも咲夜さんらしいとこではあるが……サクラちゃっん、今のは判定としてはどうだ?


「えっと……まぁ想像出来る範囲な気がしますし、今のはセーフって事にしておきます! 流石に次は軽いのでもアウトですけども!」


 もう今日の配信時間は残り少なくなってきてるし、盛大なネタバレというほどでもないから大目に見ておこー! でも、次はないけども!


咲夜 : た、助かった……。

ミツルギ : ……なんか予定してない情報も増えたが、まぁ地下水脈は川みたいなもんだと思ってくれたらいい。

富岳 : そこの湖が、流れているパターンだと考えてくれたらいいだろう。

チャガ : いくつかある洞窟に要素が複数重なって存在している場合があるんだが、それが複合地形だな。目の前に広がっているのが『崖』と『湖』の複合地形になる。

いなり寿司 : 『鍾乳洞』と『湖』の複合地形で、水没した鍾乳洞とかもあるぞ。

神奈月 : 『崖』と『地下水脈』で、落ちたらほぼアウトって複合地形も存在するなー!


「複数の要素が混ざった場所って事は分かりましたけど……落ちたらアウトとかあるんです!?」


 確かに落ちたのが湖だったから流されずに済んだけど……これが川みたいに流れてたら危険かも!? あ、でも流れの強さにもよるのかなー?


ミツルギ : 『崖』単体なら、ここに来た時みたいな落ち方をすればそれだけでほぼアウトだけどな。

こんにゃく : あれは落下ダメージで軽く死ねる。

ヤツメウナギ : 下が湖だったのと、水への適応進化をして『水化』の使用中だったのが地味に大きいぞ。『水化』は高所からの落下ダメージを軽減する効果もあるからな。


「え、そうなんです!? 何気に『水化』が便利ですね!?」


 そっか、そっか! 『水化』のおかげで死なずに済んだ……って『水化』を使ったからこそ、ああいう落下になってた気もするけど!? うーん、まぁ結果オーライだから別にいいや!


富岳 : まぁ身体の一部が水になってるから、陸地で踏ん張れない代わりにそういう要素もある。

真実とは何か : それが真実なのである!

ミナト : 縄張りでマップにここの敵の情報が出てた段階で、敵が登ってきにくい『崖』か、水中から出てこない『湖』か『地下水脈』のどれかだとは思ったけど、複合地形だったのは意外かなー。

こんにゃく : 『崖』だと登ってくる敵もいるけど、結構時間がかかるからなー。

イガイガ : コウモリ辺りなら結構早くに飛んでくるから……まぁ水場の可能性が一番高かった。


「あはは、なんとなくですけども、私もそんな気はしてました!」


 咲夜さんが水への適応進化をする時に反応してたから、水場だとは思ってたもん! まさか、落ちるとは思ってなかったけど!


「……そういえば、地下水脈って事は流れがあるんですよねー? 流され過ぎるとどうなるんです? あ、これは質問で!」


 ちょっと気になったし、実際にいつ遭遇するかも分からないから、ここは思い切って聞いちゃえー! これくらいのネタバレなら問題ないよね!


咲夜 : 流され過ぎたら、洞窟からの強制排出! ちなみに出た先で、ランダムリスポーン付き!

ミナト : 洞窟内で死んでも、洞窟内のどこかでランダムリスポーンにはなるんだけど……そのパターンは例外の部分だねー。

富岳 : その時々で流れの強さに差はあるが、急流の場合は強制排出の可能性は高くなるからな。そういう場所にいつ遭遇するかは分からんが、まぁ要注意な部分だ。

金金金 : という事は、今回は落下から盛大に流されて、そのまま強制排出の可能性もあった訳か?

ミツルギ : まぁ十分あった可能性だな。

真実とは何か : それが真実にならなくて良かったものだ。


「そんな可能性もあったんです!?」


 ぎゃー!? そんな排出のされ方はいやー!? でも、結果的にはそうはならなかったんだから、よしとしよう!


「あ、色々と話している間に、3段階目までの溜めが終わりましたね!」


 ふふーん! 攻撃準備はこれで完了! 何度も敵の飛ばしてきた水も当たりまくってたけど、上がった堅牢とか、『縄張り』のステータスアップとか、『守護増強』のダメージ軽減とかのおかげで、ダメージはそれほど受けてないもんね!

 うふふ、今日の強化の効果が実感出来て、なんだか嬉しい! さーて、それじゃ盛大にやっていこー!


「それでは、殲滅していきましょう! 獅哮衝波、発射です!」


 今回は特に凝縮はせずに、そのまま撃ち放つのさー! 間に水があるから、どうなるかよく分かんないし!


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<サクラ【巧妙なライオン【水】】が成熟体:Lv 39に上がりました>

<基礎ステータスが上昇します>

<進化ポイントを4獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<サクラ【巧妙なライオン【水】】が成熟体:Lv40に上がりました>

<基礎ステータスが上昇します>

<進化ポイントを4獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<サクラ【巧妙なライオン【水】】が成熟体:Lv41に上がりました>

<基礎ステータスが上昇します>

<進化ポイントを4獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<サクラ【巧妙なライオン【水】】が成熟体:Lv42に上がりました>

<基礎ステータスが上昇します>

<進化ポイントを4獲得しました>


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


 わー!? 一気に凄い量の撃破になったね、これ!? えーと、結局何体倒せたんだろ? んー、まぁいいや!


「とりあえず、Lv42に到達です! いやー、経験値も進化ポイントも大量ですね!」


 うふふ、一気に進化ポイントが増えたし、何か新しいスキルが解放出来るかも! あ、でも次の進化になる成熟体の上限のLvも分かってないんだよねー。Lv50がそうなる可能性もありそうかも?

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