第444話 今回の配信はここまで!


 北の端までもう少しという所まで来て、そこからもうちょっと頑張って移動完了!


「エリア切り替え地点、到着です! いやー、威嚇があると楽ですね!」


 あんまり威嚇のスキルLvは上げない方が良いっぽいと言ってたけど、必要な時には使う感じでいこー! 相手の移動速度が上がるって追加効果があるみたいだけど、その辺は使い方次第!


サツキ : サクラちゃん、目標地点に到着!

水無月 : 到着だー!

イガイガ : もう〆の時間が近いなー。終盤はなんだか、雑談がメインだった気がする。

富岳 : まぁエリア切り替えのここまで、移動に専念してた訳だしな。その辺はある程度は仕方ない。

ミツルギ : サクラちゃんは乱戦でLv上げをしちゃってたしな。あー、それと今回はボーナスの敵の討伐も多めだったか。


「そういえば、確かに経験値が多めの敵で一気にLvが上がってた気がします?」


 あれ? そう考えると、今日は敵との戦闘回数自体はちょっと少なめ? 色々と新しくスキルツリーを解放してたのもあるし……まぁそういう日があってもいっか!


「まぁまだまだ育てなきゃいけなさそうなので、サクサク進めるところはそうしていきましょう! 『移動速度強化』で移動も少し速くなりましたしねー!」


 ふふーん、あのスキルの効果は地味に大きい気がするよねー! もっと早くに解放していれば、これまでももっと移動しやすかったのかも? んー、まぁそこは今更言ってもどうしようもないね!


こんにゃく : 移動速度を上げるタイプのスキルは出来るだけ早く欲しいところだよな。

ヤツメウナギ : だよなー。シンプルに、踏破の時間に直接影響してくるんだし。

ミナト : 完全踏破をしようと思えば、移動速度を上げるスキルは必須だよね!

富岳 : それは確かにそうだな。完全踏破狙いなら、単純に『俊敏』のステータスを上げるのも有効か。


「完全踏破ですかー。なんだかんだで、1度もそれはやってないんですよねー」


 やってみたい気持ちはあるにはあるんだけど、絶対に時間がかかるやつ! その間は他のエリアにも進めないし、敵のLvは絶対に物足りなくなるもん! でも、威嚇で追い払ってひたすら移動して踏破するのも何か違う気がする!


「まぁその辺は、どこかで機会があればという事で! それじゃもうあんまり配信時間もないので、今日の〆をしていきますねー!」


 もう10分もないから、サクサクと〆ていこー! ふふーん、いつも通り今日の育成結果を表示していくのですよ! まずはステータスの表示から!


【ステータス】


 名前:サクラ

 種族:巧妙なライオン【雷】

 進化階位:成熟体

 Lv:21


 生命 : 2020

 屈強 : 227

 堅牢 : 206

 俊敏 : 241

 器用 : 351

 知恵 : 225


「おー! 生命以外のステータス、200越えですね! 色々解放したからか、生命と器用がかなり伸びてますねー!」


 ふふーん、1番高い器用で350越え! うーん、こうして比較してみると、やっぱり堅牢の低さが際立つんだよね。ちょいちょい補いで強化はしてるはずなんだけど、それでも元が低めだから、どうしても差が出てきちゃう!


ミツルギ : 生命が2000を超えてたか。……あんまり活躍の場はなかった気がするけど。

富岳 : 今回のエリアボスのオオカミは、完封してたからな。ダメージを受けてないと、その辺の恩恵は感じにくいし……。

サツキ : 次の乱戦で大活躍な予感!

いなり寿司 : まぁ色々と強化にはなったし、乱戦の生存率は高くなっただろうな。


「そうですよねー! 次に乱戦をする時、これまでの変化と比べてみたいところです!」


 他にも乱戦で使えそうなスキルは増えてるし、その辺も実際に使ってみたいもんね! 流石に今からは無理だけど、明日にはどこかで機会はあるかな? うん、その時に期待!


「それじゃ次はスキルの一覧の表示ですね! 今日はかなり増えているはずです!」


 という事で、今の私の所持スキルはこれだー! ふふーん、まだ効果を試せてないのもあるけど、そのお試しは明日の配信でだね!


【所持スキルの一覧】


 所持進化ポイント:6


《攻撃スキル》

 屈強:『爪撃Lv4』『噛みつきLv3』『強牙Lv2』

 堅牢:『体当たりLv3』

 俊敏:『連爪Lv4』『双爪撃Lv2』『連爪撃Lv1』『爪刃乱舞Lv1』

 器用:『獅子咆哮Lv2』『獅哮衝波Lv1』

 系統外:『投擲Lv3』『振り回しLv3』『雷纏いLv2』『放電Lv4』


《補助スキル(アクティブスキル)》

 生命:『自己修復Lv1』『捕食再生Lv1』

 堅牢:『身構えLv1』『堅守の構えLv1』

 俊敏:『疾走Lv3』『見切りLv2』

 器用:『威嚇Lv2』『咆哮Lv2』『縄張りLv1』『縄張りの守りLv1』『覇気の咆哮Lv1』

 知恵:『識別Lv1』『看破Lv3』『索敵Lv1』『弱点分析Lv1』


《補助スキル(パッシブスキル)》

 生命:『死亡還元』『再生強化Ⅰ』『再生増幅Ⅰ』『捕食還元』『捕食回復Ⅰ』『胃袋拡大Ⅰ』『胃袋拡大Ⅱ』

 堅牢:『踏ん張り』

 俊敏:『連撃強化』『移動速度強化』

 器用:『戦意の纏い』『衝撃波生成』『畏怖の気迫』『戦意の把握』『衝撃凝縮』

 知恵:『夜目』『解析略化』『異常耐性Ⅰ』『出血効果』

 系統外:『遊泳』『跳躍強化』『麻痺耐性』


 なんというか……一段と、スキルの数が凄い事になってるね!? でも、補助スキルの方が圧倒的に数は多いんだ!


「スキルLvが上がったのもありますし、どんどん強化になっていってますよー! この調子でこれからも育てていかないとですね!」


 ふふーん、まだまだ他のスキルも欲しいけど、全部のスキルを解放したらここの表示って凄い事になりそう!


金金金 : なんというか、率直な感想。……全体的にスキルLvが低くね?

ミナト : んー、まぁスキルの数が多めだからねー。でも、1種族目ならこんなものじゃない?

ミツルギ : 根本的に1種族目のイージーだからなー。……理由を説明したら、ネタバレ案件になるのでは?

イガイガ : そりゃそうだ!

金金金 : あぁ、なるほど。今の時点では、そこまで変な事でもないのか。

富岳 : スキルの数が多めだから攻撃スキルのスキルLvは低めではあるけどな。


「何か要素がありそうですけど、ネタバレ案件なら聞くのは止めておきますねー! んー、木の方だと『葉っぱカッター』がLv4まで上がってますし、攻撃スキルの数は影響してくるんですね!」


 まだ桜の木は成長体なのに、成熟体のライオンのスキルの最高Lvが同じなんだもんね。乱戦の時には再使用時間が回らないし、仕方ない部分もある気はするけど、ちょっとスキルLvはどうしても低めになってるっぽい。


「これ、同じスキルを集中して鍛えていった方がいいんですかねー?」


 Lv1のスキルも多いし、もしそうならちょっと戦い方を変える必要もあるのかも? でも、正直今のまま自由にやりたいとこだよね。


こんにゃく : 別にそのままでも問題ないぞ? Lv1だろうが、強力なスキルは強力だしな。

G : スキルツリーの先にあるスキルになればなるほど、そもそものスキルLvが上がりにくいしな。その分だけ基本性能が高いから、イージーなら最後までLv1でも十分通用するぞ。

神奈月 : 難易度を上げていけば、どんどん通用しなくなっていくけどな!

水無月 : 難易度調整は、そういうとこになってるんだね!?


「あ、そうなんですか! それなら、気にせずそのままやっていきますねー!」


 ふふーん、そっか、そっか! イージーだから、どういう戦い方をしてもいけるようになってる感じなのかな? というか、これって2種族目以降はスキルLvを上げやすくするような何かがありそうな予感!

 そういう要素って、周回するのを前提にしてるゲームではよくあるもんね! モンエボはどう考えても種族を変えて何度もプレイしていくタイプのゲームだし、2種族目以降だからこそ出来る事も色々ありそう! 少なくとも、今は選べない種族が選べるようになるのと、難易度調整が出来るようになるのは確定だしね!


「さてと、今日はそろそろ時間なので、この辺で〆にしていきますねー!」


 という事で、配信用の和室に切り替え! あ、そうだ! 配信の最後の〆に、一応お茶の宣伝はやっとこー!


「さーて、今日は『皐月堂』さんからのご提供の、ホッと落ち着く味のお茶と一緒にお送りしました! えーと、販売開始は8月からとなっていますし、今なら公式サイトの方で試飲データも配布中みたいなので、良かったらどうぞー!」


 ふふーん、実際にお金を貰っての事だから、この辺はしっかりとやっておくのですよ!


「そして、今日も皆さん、ご視聴ありがとうございました! 実況外のプレイは……まだ内容は未定ですけど、明日の配信はいつも通りでやっていきますので、よろしければ明日もお願いします!」


サツキ : サクラちゃん、配信も宣伝もお疲れさまー!

水無月 : お疲れ様ー!

金金金 : とりあえず試飲データはダウンロードしておいた。サクラちゃん、お疲れ! 【500】

G : 試飲データは、フルダイブしないと飲めないのが地味に欠点だよな。まぁ後でちょっと飲んでみよう。

ミナト : まぁ味覚の再現は、フルダイブ中じゃないと出来ないからねー。サクラちゃん、お疲れ様! 【500】

富岳 : 今日もお疲れさん。医療用の一部の物なら、携帯端末のAR機能の方からでも味覚の再現も出来るが……まぁあれは一般入手は不可能だしな。

いなり寿司 : 医療用のは高性能だけど、その分だけ使用に条件はあるからな。お疲れー!


 医療用の機器は色々と種類はあるそうだけど、身近でそういうのを使ってる人はいないからよく分かんないや? さーて、もう20時になるし、長々と話し手も仕方ないから切り上げよー!


「それでは今日はここまでです! 続きはまた明日ですね!」


 そう宣言して、今日の配信はこれで終了! 配信終了のボタンをポチっと押すのです!


<配信のアーカイブを保存しますか?>


 いつもの事だけど、ここで保存しないという選択肢はなーい! 当然、イエスですとも!


<サムネイルを手動で設定しますか?>


 今日のサムネイルは……うん、不気味な雰囲気になってる夕暮れの森林深部のスクショにしよー! どうせなら、明日決める事になる森林深部の名前もこの雰囲気に合ったものにしようかな? んー、まぁそれを考えるのは明日でいいや!


<配信のアーカイブを保存しました>

<保存したアーカイブへのURLを連携機能で通知しますか?>


 保存完了! ここもイエスで、処理はこれで終わり!


<通知を送信しました>


 さーて、これで今日の配信は完全に終わり! あー、お腹空いたー! ご飯を作ってる話とか、食べてる話があったから、いつもよりもかなり空腹なのさー! 今日の晩御飯は何かなー?

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