第287話 今回の配信はここまで!


 ふふーん、サイコロで次に進む方向は東に決まった! 実際に進むのは実況外でのプレイでだけど、ダイジェスト化して動画には残るんだから問題なし! もう定番化してきてるし、1日1回は何かをサイコロで決めていかないとねー!


「さてと、もう時間もほとんどないので〆に入っちゃいますねー! まずは今日の育成の成果のステータスから!」


 という事で、いつものように配信の〆としてステータスを表示! 


【ステータス】


 名前:サクラ

 種族:巧みなライオン【雷】

 進化階位:未成体

 Lv:22


 生命 : 940

 屈強 : 134

 堅牢 : 108

 俊敏 : 138

 器用 : 188

 知恵 : 117


「こうして改めて見ると、器用の高さと堅牢の低さが際立ちますねー」


 高い方は高くて何も問題ないんだけど、低さは悪目立ちしちゃうなぁ。この辺はどうにか補っていきたいけど、進化ポイントが足りないんだよね……。


ミツルギ : うーん、こうなってくると遠距離に突き抜けてもっと鍛えてしまいたい気持ちになってくる。

イガイガ : 確かになー。それなら堅牢を上げなくてもいけるか。

いなり寿司 : その気持ちは分かるが、ネタバレ厳禁だから具体的な方向性も言えん。

咲夜 : そうなんだよなぁ……。


「あれ? 堅牢を上げなくても大丈夫な育て方ってあるんです?」


 なんだか皆さんの反応的に、堅牢が低いままでも大丈夫な手段があるって感じだよね? はっ!? もしかして全て攻撃を避け続ければいいとか、そんなミナトさんの無茶振りみたいな……流石にそれはないかな?


ミナト : 俊敏を上げて全てを避けるのでもいけるけど、今言ってるのはそれじゃないパターンだよね。

富岳 : サラッと言うけど、全てを自力で回避は難易度が高過ぎるからな。まぁいくつかそれ以外に順当な手段もあるから、その辺の方向性……いや、1つは結局堅牢が上がるのか。

G : あー、確かに?

咲夜 : あ、あっちの育成方法か!

ミツルギ : そうか、あっちと組み合わせる方向もありか!


「ネタバレ防止の為なんでしょうけど、『あっち』と伏せられたら意味が分かりませんね!? まぁこの状態でも強くしていく手段がありそうなのはわかりました!」


 少なくとも堅牢のスキルツリーを上げていく方向で今の私のライオンに向いている育成の方法があるのは分かった! その他にも何か手段はありそうな感じ! 折角これだけ器用が高くなってきてるんだから、それを活かす方法に育ててみたいよね!


「さて、それじゃ次はスキルの一覧です!」


 まだ少しくらいなら話をする時間はあるけど、長々と話し始めちゃうとやると決めてる事をする時間が無くなっちゃうからね。先にこっちを終わらせてからなのですよ!

 今ふとちょっとスキル絡みで聞いておきたい事が思い浮かんだんだけど、そっちが済んでから! という事で、サクッとスキルの一覧を表示!


【所持スキルの一覧】


 所持進化ポイント:24


《攻撃スキル》

 屈強:『爪撃Lv4』『噛みつきLv3』『強牙Lv1』

 堅牢:『体当たりLv3』

 俊敏:『連爪Lv4』

 器用:『獅子咆哮Lv2』『獅哮衝波Lv1』

 系統外:『投擲Lv3』『振り回しLv2』『雷纏いLv1』『放電Lv3』


《補助スキル(アクティブスキル)》

 堅牢:『身構えLv1』

 俊敏:『疾走Lv2』

 器用:『威嚇Lv1』『咆哮Lv2』

 知恵:『識別Lv1』『看破Lv2』


《補助スキル(パッシブスキル)》

 生命:『死亡還元』『再生強化Ⅰ』『再生増幅Ⅰ』『捕食還元』『捕食回復Ⅰ』

 器用:『戦意の纏い』『衝撃波生成』

 知恵:『夜目』『解析略化』『異常耐性Ⅰ』『出血効果』

 系統外:『遊泳』『跳躍強化』『麻痺耐性』



「今日はあんまりスキルは変化なしって感じですねー! 『爪撃』と『連爪』がLv4に上がったくらいです!」


 この辺は流石に仕方ないかな? 今日は器用のスキルツリーの第9段階の解放で進化ポイントをがっつり使っちゃったし、全体的に解放に必要な進化ポイントが増えてきてるもん! ある程度、計画的に使っていかないと……!


神奈月 : 気軽にホイホイと解放出来る段階は超えちゃったからなー。

ヤツメウナギ : 無計画に解放していってもいいが、迂闊な解放の仕方をすれば進化ポイントがあっという間に不足になる。

水無月 : 進化にも沢山使うっぽいもんね!


「そうですよねー! とりあえず今日の実況外のプレイは、東に向かいながら進化ポイント稼ぎをしないとです!」


 進化ポイントは24まで溜まってたけど、最低でも次の進化には60必要だもんね! 欲しいスキルはあるけど、まずは進化用の分を確保するのが先!


 それにここのエリアボスだったタカがLv22だったのも気になる! 未成体のボスはLv7刻みかと思ってたけど、それは私のただの思い込みだった。でも、それって法則をずらさなきゃダメな理由がありそうな気がする!

 多分だけど、未成体はLv30が上限Lvなんじゃないかな? もしそうなら、明日行く新しいエリアで未成体の上限Lvになる可能性はありそう!


金金金 : ん? 無言になって思案顔の狐っ娘アバター?

ミツルギ : サクラちゃん、どうした?


「いえ、ちょっと未成体の上限Lvについて考えてただけですねー。これについては皆さんに確認する気はないので、スルーしちゃってください!」


 聞けば普通に教えてもらえるだろうけど、そこは確認しないのですよ! それこそ、明日のお楽しみの部分! 明日は金曜日だし、その後は3連休! 上手くいけば、土曜日には成熟体への進化が出来るかもだしね!


サツキ : 危ない、危ない! その内容を書き込みかけたけど、慌てて消して正解だったね! ふぅ、思考入力は怖い!

いなり寿司 : 書きかけてたんかい!

ミツルギ : 本当に危ないな!?

ミナト : あはは、まぁ実際にはそうならなかったからセーフだね。


「サツキさん、何をサラッとネタバレしようとしてるんですかねー!? そうはならなくて良かったですけども……」


 本当に姉さんは危ういよね! まぁ思考入力って油断するとボーっと考えてる事がそのまま打ち込まれたりするから要注意だけど! ……私もそれで誤入力をして書き込みとかをやった事がない訳でもないし? うん、そこは気にしない方向で!


「あ、少し気になる事があったんでした! これ、質問です! 『噛みつき』の先に『強牙』がありましたけど、そんな感じに『投擲』の上位のスキルはあったりするんです?」


 さっき思いついたけど、これは多分聞かないと分からないやつ! スキルツリー外のスキルだから、この辺がどういう風になってるかがよく分かんないんだよね。


ミツルギ : あー、それか。『投擲』の上位のスキル自体は存在するぞ。

ミナト : ただし、スキルツリー外の基礎スキルとして手に入れたスキルは、手に入れる方法はかなり限定されるねー!

金金金 : ん? 取得出来ないのかと思ったが、そうでもないのか?

富岳 : 一応取れるってだけで、正直面倒だがな。スキルLvを最大まで上げれば、1段階上のを選択して取得出来るようになる。『投擲』なら『強投擲』か『連投擲』の2択だな。両方は取れん。

こんにゃく : スキルツリーにない場合は制限が多いからなー。


「おぉ、そんな感じになってるんですか! でも、スキルLvを最大まで上げる必要があるのは効率が悪そうです……」


 全然気にしてなかったけど、スキルの上限Lvは当然あるよねー! うーん、スキルLvの上限次第ではあるけど、それだと私のライオンでは狙うのは厳しそう?

 スキルツリーに無いスキルって、そういう扱いになってくるんだね。まぁ本来はその種族に向いてないスキルって話だし、その辺は流石に仕方ないのかな。取れる手段があるだけマシ?


ミツルギ : サクラちゃん、スキルLvの上限は聞いとくか?


「気にはなりますけど、それは止めときます! いつか自分で辿り着いて確認したいので!」


 うん、ここはこれで良い! スキルLvの上限にはそのうち到達する事があるはずだもんね! そこは無理に聞く必要はなーし!


「あ、そうしてる間にもう時間切れですね。それじゃそろそろ今日の配信は終了です!」


サツキ : サクラちゃん、お疲れ様ー!

ミナト : お疲れ様ー! 実況外のプレイ、楽しみにしとくねー! 【500】

金金金 : 今日も楽しかったぜ! 【500】

いなり寿司 : 楽しませてもらってるし、少額だが……。【100】

ミツルギ : お疲れ様! さて、今回はどういう実況外のプレイになるのか。

G : 今回は変な要素はなくね? サクラちゃん、お疲れー!

水無月 : それは見てのお楽しみだね!

神奈月 : まぁ何があるか分からんし、木の方の育成もあるからなー。


「実況外のプレイは今日の分はこれからですけど、お楽しみにー! 投げ銭もありがとうございます!」


 今日の投げ銭は1100円! 今日はちょっと少なめな気がするけど、そもそも投げ銭を貰えてる事そのものがありがたい事なんだから、金額は気にしない! まぁ多い方が嬉しいけど、そこは贅沢ってものですよ!

 これで明日も何かコンビニで……あ、そういえば今日のコンビニで見かけた、無駄に再現度の高い張り紙データの事をすっかり忘れてたような? うーん、もう話題にする時間もないし、後でSNSで話題にしてみよ!


 それじゃモンエボを終了して、和室の方へ移動! 最後の挨拶はしっかりとね!


「さて、それでは今日はここまでです! 明日は始まりの森林の東側から新エリアに進出から始める予定で、実況外のプレイはやっていきますねー! 明日も今日と同じ時間から始めますので、良ければ明日もよろしくお願いします! 皆様、ご視聴ありがとうございました!」


 姿勢を正してペコリと一礼! そして配信の終了ボタンをポチっと押して、今日は終わり!


<配信のアーカイブを保存しますか?>

 

 ふふーん、これはもういつもの手順! 保存は当たり前なのですよ!


<サムネイルを手動で設定しますか?>


 今日の分は、あれだよね! 『再誕の道標』を設置した時の、湧き水の部分から光の柱が上がったやつ! 他に特に候補が無いって理由もあるけど……今考えたら火事のスクショでも撮っておけばよかったかも? うーん、火事のスクショがサムネイルなのはなんか嫌だし、別にいっか。


<配信のアーカイブを保存しました>

<保存したアーカイブへのURLを連携機能で通知しますか?>


 これで今日の分もしっかりと保存完了! 通知も当然やっていくのですよ! 宣伝は大事! SNSが宣伝になってるのか、よく分かんないけど!


<通知を送信しました>


 これにて配信後の処理は終わり! 晩御飯、晩御飯ー! 配信の終わりの方まで時間を忘れてたけど、終わったって考えたら一気に空腹を感じてきたし、早く食べにいこー! 今日のメニューはなんだろなー?

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