デスゲイズとアムリタ。デレブの町で
デスゲイズが勝利した!
アムリタからかろうじて一本先取して、デレブマーク入りチョコレートクッキーを購入出来たのである。
デレブマーク入りの品物を購入出来た場合、店内の家具が格安で購入出来る権利を得る。
デスゲイズとアムリタが共に欲しがった家具こと、"トナカイの頭飾り"をデスゲイズは買い求め、購入した瞬間、魔法を使い、自分の屋敷に転送した。
デスゲイズは店屋の主人に自身の幸運を威張りながら更に家具4点を買い求め、主人の気持ちがほぐれた頃に、ゲートヴェルダン国境付近の話をこっそり聞き出した。
話が途切れそうになると、アムリタが相槌や、話を切り替えて、ゲートヴェルダンの内情を探って行った。
話が完全に途切れる頃に、再びデレブマーク入りチョコレートクッキーをデスゲイズとアムリタは買い求め、今度はアムリタが当たりをひいて赤色のソファーを購入した。
アムリタも魔法を使い、ソファーを自分の屋敷に送った。
ゲートヴェルダンの情報を得た二人は大量に購入したチョコレートクッキーを、町の子供に配り更に小さな情報を得ながら、仲間が待つ宿屋に向かい夜を迎えた。
その夜更け、怪しい人物がゲートヴェルダンを探っているとして、警備隊が宿屋に乱入した。
もちろんデスゲイズたちのことである。
警備隊はデスゲイズたちの部屋を奇襲して扉を破壊して入ったが、もう彼らの姿は無かった。
「しかし。あれだな。ゲートヴェルダンの夜は寒いなぁ」
デレブの町の外で、デスゲイズはアムリタに愚痴をこぼすと、アムリタは「わたしは火の石があるから、全然寒くないよ?」と笑って返事した。
デスゲイズとアムリタ 小波ここな @nanoda
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。デスゲイズとアムリタの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます