宝くじを引き換えにゲートヴェルダンへ


 冒険の資金を調達するため、覇帝ムーガー"ゲートヴェルダン帝国出撃記念宝くじ"を引き換えに、デスゲイズと仲間たちが、ゲートヴェルダン帝国のオレンジタウンまで北上して来た。


 ここまでの旅も既に冒険であったが、金目当ての彼らにはたいした旅ではなかった様である。


 アムリタがオレンジタウンの人々から、次の都市までの道筋をたずねまわって夕方頃に酒場"あかつきのオレンジ"に仲間たちが集結した。


 アムリタが合流した頃には皆、既に酔っ払っており、情報を聞き出そうにも無理な様子。

 アムリタは魔法"酔いがサメール"を彼らに使い、憤るこいつらをなだめながら熱心に情報を集めていったなか...


 『えらくご執心だなぁ、アムリタ。そんなに金が欲しいのか?


 ニヤつくデスゲイズがアムリタに嫌味を言った瞬間!

 アムリタは魔法"お腹クダール"をデスゲイズに使い、フッと鼻で笑った。


 デスゲイズはアムリタに呪いの言葉を吐きながらトイレに走って行った。



 翌日、デスゲイズ一行は次なる都市デレブに向かい、雪の中を歩んで行った。

 アムリタとデスゲイズは始終怒鳴り合いながら。

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