さしも咲き

誇れり桜も

いとど濃き

桃花の海に

没するが如き




私のかつて住んでいた場所は桃の畑に囲まれた桃源郷の中にありました。桜は勿論美しいですが、その後にやって来る桃の季節になりますと、そんな美しい桜も色の濃いピンクの桃花にその座を譲って行くのです。まるで桃の花に埋没して行くように。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

はなうた mono黒 @monomono_96

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ