ミドル5『第三幕:不協和音(1)』

GM:情報収集に入っていこう。全員登場でよろしく。


稀生:シーンイン。(ダイスころころ)2点上昇、77%!

マリー:シーンイン。(ダイスころころ)2点上昇、80%!


GM:キミたちはレインズの拠点へと引き返し、エイルを部屋に送り届けた後で、改めて壮一への報告を行なっていた。


壮一:「ご苦労だった。しかしジャームの同時多発的な発生……嫌な予感がするな。ニュクスについては追跡調査中で、現状大きな動きはない……。

 よし、この件についての情報収集を命じる。気を抜かず事に当たれ」

稀生:「は、了解しました」

マリー:「任務了解なの」

壮一:「お前たちに、私の情報権限を一時的に預ける。調査に役立てると良いだろう」


GM:ではここで、壮一のNPC効果を公開するぞ。




◆NPC効果:白辺壮一

・『情報権限』

 常時発動。あらゆる情報収集の判定の達成値を+5する。




壮一:「他に確認しておきたい事などなければ、この場は以上とする。何かあるか?」

稀生:「……宜しいでしょうか。

 エイルについてなのですが、戦闘を目の当たりにして動揺しているかと思われます。彼女への対応については、どのように」

壮一:「道理だな。お前たちには調査を優先して貰うが、余裕があれば側にいてあげると良いだろう」

マリー:「……お人好しなの。優先すべきはあくまで任務。それを忘れるべきじゃないの」

稀生:「忘れてはいないさ。ただ……」


 ふっと、稀生の目がどこか遠くを見るように表情を変える。


稀生:「……妹が生きてたら、あれくらいの歳だろうなって思ったら、ちょっとな」

壮一:「…………」

マリー:「…………」

 呆れたような視線が、稀生を射抜く。

「彼女は稀生の妹じゃないの。混同すべきじゃない。

 マリーは任務を優先するの。エイルに構いたければ、勝手にするの」

 それだけ言い残し、敬礼して部屋から退出してしまう。

稀生:「……こちらも任務に入ります。情報が判明次第、追って報告に」


 壮一の執務室を辞し、通路を足早に歩きながら、稀生は小さく呟く。


稀生:「……わかってるさ。稀織きおりはもう死んだ……"僕"が殺したんだ」

 自身に言い聞かせるような声音と共に、頬を1つ叩く。

「……任務を果たさないと」


GM:では、情報収集項目を公開するよ。




▼情報収集『ジャーム発生事件の調査(1)』

〈情報:UGN〉 10




マリー:では、こちらから行ってみるね。『コネ:UGN幹部』を宣言。ダイスを増やして判定するの。

 (ダイスころころ)達成値15、問題なく成功なの。


GM:素晴らしい。情報を公開しよう。




▼情報『ジャーム発生事件の調査(1)』

 事件発生時の状況を調査すると、僅かながらゲームセンター周辺のレネゲイド濃度が上昇していた。

 覚醒済みオーヴァードには些細な変化だが、未覚醒の保菌者にレネゲイド濃度の変化は劇薬となる。

 それにより、ゲームセンター内のレネゲイド保菌者が覚醒。ショックに耐え切れずジャーム化したと推測される。

 情報収集『ジャーム発生事件の調査(2)』を公開。




▼情報収集『ジャーム発生事件の調査(2)』

〈情報:UGN〉 12




稀生:『ミーミルの覚書』を『コネ:要人への貸し』として使用しつつ判定するぞ。

 (ダイスころころ)達成値16で成功だね。


GM:順調なのはありがたい。追加の情報はこちらだ。




▼情報『ジャーム発生事件の調査(2)』

 レネゲイド濃度上昇の中心を調べると、その座標はキミたちがいた地点を示していた。

 これはつまり、レネゲイド濃度の上昇はキミたちの周囲で発生したという事になる。

 キミたち自身が原因ではないとすると、可能性が高いのは……エイルだ。調査を進める必要があるだろう。

 情報収集『エイルについて(1)』を公開。




GM:このシーンでの情報収集の手番は終わったので、次の項目はシーンを改めて公開しようか。

 購入判定の希望や何かの宣言があれば、このタイミングで受け付けるよ。


マリー:じゃあ、『応急手当キット』を自分に使っておこう。(ダイスころころ)5点。10面ダイス2個の出目合計が……5点……。

GM:粗悪品かな(辛辣)

稀生:どれ、こっちでも応急手当キットを購入してみよう。(ダイスころころ)購入は成功だな。マリー、これいる?

マリー:いる……ありがとう……。

稀生:じゃあ、早速使ってマリーの回復を(ダイスころころ)19点。10面ダイス2個の出目合計で19点の回復です……。

マリー:やっぱりダイス目なんて信じられないの(虚無)




マリー:「……痛っ」

 救護室で怪我の手当てをしつつ、情報収集を並行する。そうして辿り着いた情報は。

「……レネゲイド濃度の上昇がジャームの発生を促した。それも、マリーたちの周辺のみという極めて局所的な変化。自然的な要因とは考えにくいの。

 要因として、可能性が高いのは……」

 そこで言葉を切り、続きは内心で呟くに留めておく。

「(エイルについて、詳しく調べる必要がありそうなの)」


マリー:ここで、エイルにロイスを取得するの。感情は●好意 / 脅威で。


GM:うん、OKだ。他に宣言もなさそうなので、ここでシーンを区切ろうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る