ミドル4-1『第二幕:異変』
GM:次のシーン。やはり全員登場だ。ミドル戦闘が発生するよ。
稀生:シーンイン。(ダイスころころ)2点上昇、61%!
マリー:シーンイン。(ダイスころころ)5点上昇、68%!
GM:唐突に発せられた悲鳴。何事かと確認してみれば、そこには一般客に襲いかかる異形の怪物――ジャームの姿があった。
同様の異変が、ゲームセンター内の複数箇所で発生しているようだ。
一般客:「ば、化け物! 何だこいつ、やめ、ぎゃぁぁぁッ!」
「助けて、誰か、あああああッ!」
GM:突如として発生したジャームの群れに、ゲームセンターは混乱に陥っている。このままでは大きな被害が出るのは避けられない。
ここで《ワーディング》を宣言すれば、ジャームの注意を引きつける事が可能だろう。どうする?
マリー:「稀生、やれる?」
短い問いかけ。マリーたちなら、それで充分。
稀生:「決まってる」
返事と共に《ワーディング》を展開する。
「危ないから、エイルは下がっててくれ」
エイル:『手伝えそうなら手伝うから』
小さく頷き、安全圏へ下がる。
GM:では、無差別に人を襲っていたジャームは《ワーディング》に引き寄せられ、キミたちへと向かって来る。ミドル戦闘が発生するぞ。
エネミーは『ジャーム』×2体。PCは同一エンゲージで、5m先のエンゲージにエネミー2体が固まっている。戦闘終了条件は『全てのエネミーの戦闘不能』だ。
エイルのNPC効果も使用可能だから、忘れないであげてね。では、ミドル戦闘を開始しよう。
▼行動値
21:マリー
6:稀生
6:ジャーム(1)
6:ジャーム(2)
GM:それでは、1ラウンド目、セットアッププロセス。エネミー含め、全員宣言する効果はなさそうだね。飛ばして次に行こう。
イニシアチブプロセス。行動値21でマリーの手番だ。
マリー:まずはマイナーアクションで《赫き猟銃》《破壊の血》を宣言。射撃武器を作成するの。
そしてメジャーアクション。コンボ【エンジェル・キッス】 / 《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《赫き弾》に《ワンショットツーキル》を加えて攻撃。
攻撃対象はジャーム×2体。命中判定は(ダイスころころ)達成値39で確定なの。
ジャーム:リアクションはドッジを選択するけど……《イベイジョン》で達成値は18に固定されている。両方に命中だ。
マリー:ダメージは(ダイスころころ)46点。装甲値とガード値は有効なの。
ジャーム:素通しで46点をモロに受ける。めっちゃ痛いな!?
指の皮を噛み切り、流れた血を使って銃と弾丸を生成するマリー。慣れた手付きで射撃姿勢を取り、トリガーを引く。
連続した短い発砲音。放たれた弾丸はジャームの眉間に吸い込まれるように着弾。並みのオーヴァード・ジャームであれば、これだけでも致命傷だが……。
マリー:「――なっ!?」
弾丸を受けてなお、ジャームは健在。マリーの能力である血流暴走が発生している事は感覚でわかるが、敵は尋常ならざる生命力で耐えている。
マリーの弾丸を受けて生き残る。それは、眼前の敵が一筋縄では行かない力を備えている事の証左に他ならなかった。
マリー:「ッ、"ブロークンコンパス"! 加減は無用、じゃないとこっちが殺られるの!」
相棒に敵の脅威度を伝え、弾丸の再生成に入る。
GM:では次のイニシアチブプロセス。行動値6で同値だが、PC優先で稀生の手番だね。
稀生:マイナーアクションで戦闘移動。敵エンゲージに突入。
メジャーアクションでコンボ【
攻撃対象はジャーム(1)。命中判定は固定値19スタートの(ダイスころころ)達成値43だ!
ジャーム(1):《イベイジョン》の突破により命中だ。ダメージロールをどうぞ。
稀生:(ダイスころころ)39点ダメージ。装甲値とガード値は有効だ。
ジャーム(1):素通しで受けて……これは流石に戦闘不能だ。
稀生:「了解だ、"ブラッディメアリー"!」
ジャームの上方から響く声。飛び上がった稀生は刀を逆手に構え、ジャームを脳天から串刺しにしようとする。
迎撃のため、ジャームは稀生に
稀生:「加速――!」
自身の刀と防具に仕込んだ磁力因子を、天井に設置された照明の金属部品と反発させ、空を蹴ったかのような勢いで急降下。
稀生の構えた白刃は、攻撃の余裕を与えず、ジャームの頭部を刺し貫いた。
ジャーム(1):「ガァッ――!」
一瞬の断末魔の後、ジャームは絶命する。
GM:では次のイニシアチブプロセス。残ったジャーム(2)が動くぞ。
ジャーム(2):マイナーアクションは特に宣言なし。
メジャーアクションでコンボ【テラーハウリング】 / 《コンセントレイト:キュマイラ》《魔獣の本能》を宣言。
攻撃対象は稀生。命中達成値は(ダイスころころ)……55だ。随分と殺意に溢れてるね。
稀生:達成値55……ま、やるだけやってみるか。
リアクションでコンボ【
ドッジの結果は(ダイスころころ)お、3回クリティカルして達成値56だ。ドッジ成功!
狂気を宿した視線を稀生に向けるジャーム。その上下の牙の間にレネゲイドが収束し、
対する稀生は、落下攻撃の直後で屈んだままの着地姿勢。素早い回避は困難かに思われた。だが――再びの磁力操作。予備動作のないスライディングで、衝撃波の真下を潜り抜ける。
GM:ではクリンナッププロセスだ。稀生とエネミーは宣言する効果を持ってないけど、マリーはどうする?
マリー:うーん……いや、こちらも宣言なしで。消費HPも足りてるし、次で確実に倒せるだろうし。
GM:了解。では、ラウンドが回るぞ。
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