第14話 聴くに堪えない

『ううゥ……』

 まったく……。

 こっちの気も知らないで。



《ケッケケェ…… お前もアイドルのケツばっかないで、ちゃんとババーの『オシメ』を交換しろよォ~~ー😆🎶✨》

 タカは、下劣げれつしもネタを言い笑った。



『な、バカかァ~…😳💦💦』

 オシメなんて……。



 兄のタカは若くピチピチしたアリスを見ていないから、そんな聴くにえないほど品性下劣な下ネタを言えるのだ。




『ンゥ~……😠✨✨』

 今のひとことでカチンときたのか、アリスの顔色が変わった。




『ちょッ、ちょっと落ち着いてェ……』

 なんとかマリはアリスをなだめるしかない。



《あン……、何が落ち着くんだよォ~》

 そう言われても電話の向こうのタカは意味不明だ。




『ン……😠✨』

 アリスは怒りに任せ腰を激しくグラインドさせた。

 まるで、ロデオマシーンに乗るように過激に腰を踊らせた。

 



『わ、わ、わァ~…😣💦💦 ダメだよ。

 そんな事したらァ~…』

 アッと言う間に、マリは限界だ。



《はァ~…、何がダメなんだよ❓❓》 

 


『いや、あの仔猫が、僕の腰の上でェ……😣💦💦💦』

 マリはベッドのシーツを掴み、必死にこらえていた。








∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆∠※。.:*:・'°☆

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