第三十五章 水郷の青年
第三十五章
私はそこに
「
「いえ、私ではなくて
「
「
「おっ、知らないのか?
「口が過ぎるぞ、
今まで
「おっと、いけねえ。怒られちまった。」
「
「そうだろう。」
なぜか
「早く
「私は
「分かった。」
「ヒュー。すごいなあいつ。
「
「
「そういや、何であんたが
「子供の頃から不思議なものが見えて、
私はそう答えた。
「そうか。
「はい。」
「あんた、
「いえ、
「それ聞いたらあの
「何かお
「え?」
「さっきからぐるぐる回っていらっしゃるので、道に迷ったのかと思って声をかけさせて頂きました。」
「ああ、えっと、藤の木を探していて・・・この辺りの
私はしどろもどろ説明した。
「そうでしたか。私、その場所分かります。ご案内しますね。」
親切な青年だった。
「それも藤の木ですね。」
青年が私の
「ええ、そうです。
「そうでしたか。」
青年とはそれだけ話して、
その様子をどこかで
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