第77話

『グッドモーニング・サー』

 ポッドから出ると、アイアンワンドが挨拶をする。

 それは良いんだが……これは一体どうしたことか。


 俺が寝かされていたのは医療施設のようだが、現場には人っ子一人おらずがらんとしている。電気も落ちているようで、部屋を照らすのは赤い非常灯の弱々しい光だけだ。掃除をした様子はない。それどころか人の出入りで汚れの道が出来ており、足元には食いカスと毛布が何枚か散らばっていた。


「教育してから……俺より綺麗好きになったはずなんだが……アイアンワンド。何があった」

 虚に問いかけると、入っていたポッドが電子音を上げた。

『これ以上の応答はプログラムされておりません。質問に答える事はできませんわ』

 おいおい。ポッド付属の安っぽい音読装置など使わず、合成音声で俺の神経を逆なですればいいじゃないか。それにプログラムされてない? 人工知能は人と同じメソッドを持っているはずだが。ひょっとしたらアイアンワンドが壊れたのかもしれない。


「どういう事か。接続不良か? 故障したのか? 可能な範囲で簡潔に述べろ」

『私は事前にインストールされた、サーを守るためのアプリで御座いますわ』

「つまり……彼女たちが反逆したのか? それでここに閉じ込めて、遺伝子だけを補正したと?」

『これ以上の応答はプログラムされておりません。質問に答える事はできませんわ』

「埒が明かんな……」

 俺は鼻を鳴らして、それ以上の問答を止めた。


 室内を注意深く観察すると、様々な情報が目に入って来る。配電盤を確認すると、ブレーカーがおとされた上に銃弾で破壊されていた。しかしポッドは稼働しているので、別の電力供給源があったはずだ。床に視線を落とすと、バッテリーが配電装置に数珠つなぎにされていた。

「つまり俺を助けはしたいが……二度と出てきてほしくないという事か?」

『これ以上の応答はプログラムされておりません。質問に答える事はできませんわ』

 アイアンワンドのアプリが、俺の独り言に反応する。やかましいのでポッドと繋がる配電装置を乱暴に引っこ抜いた。


 弾痕があるという事は、銃が使われたという事だ。眼を皿のようにしてよく探すと、案の定空薬莢が幾つか転がっている。9ミリ弾だ。配電盤の前に四つ。だが気になるのは部屋の中央にも、一つ落ちていたという事だ。ポッドに損傷は見られない。ならここで何を撃ったんだ?

「穏やかではなさそうだな……」


 部屋のスライドドアに移動したが、開く気配はない。一応ドアには電気が通っているようで、コンソールのランプは点灯していた。ディスプレイには、故障中と表示されている。

「E7エラーか。圧縮空気が抜けているんだな。中央の空薬莢は、ここのドアを撃ったもの……?」

 壁に視線を滑らせて、ドアにあるはずの弾痕を探す。しかしドアに傷は見られない。つまり撃ったのは……人間の可能性が高い。

「何があった……いよいよキナ臭くなってきたな……」


 フェイルセーフを外せば、ドアをスライドさせて出ることは可能だ。だが出た瞬間銃口が待ち構えていて、ズドンとやられそうだ。

 スライドドアに背を向けて、部屋の隅の天井を見上げる。そこには金網で封がされた、大人が入れるほどの通風孔があった。あそこからドームポリス内の偵察をするか。


 さて。肝心の俺の装備だが――治療の際に全て回収されたらしい。身一つになっていた。

 使えそうなものが無いかと、室内を物色する。まず目についたのが薬品棚だ。モルヒネと覚醒剤、幻覚剤を取り出す。敵が彼女らか異形生命体かはまだ分からんが、無力化するのに使えるだろう。

 一応薬品棚の物を調合すればアルシン(毒ガス)とピクリン酸(高性能爆薬)を調合できる。異形生命体の侵攻を受けたのなら、自滅覚悟で散布する他あるまい。

 まずは威力の低いものから。エタノールを試験管に詰めて、細かく裂いた毛布で蓋をする。これでショボイ火炎瓶が出来た。それとロープはどれだけあっても邪魔にならない。救命士の使うロープを数本肩に巻く。あと使えそうなものはメスぐらいだ。それを腰のベルトに数本挟んだ。

 おっと。ダクトに入る前に、チョーカーを外しておかないと。廊下に出た瞬間捕捉されるからな。


 俺はポッドに脚をかけて、天井へと手を伸ばす。そして通風孔の金網を外し、中へと身体を滑り込ませた。

 ダクトは這うのがやっとのスペースしかない。薄暗闇の中をファンが送り込む空気を身に受けながら、匍匐前進で進んでいく。しばらく進むと、下から廊下の光が差し込んでいる場所があった。廊下の通風孔だろう。隙間から外を覗いてみた。


 まず気付いたのが、立ち込める異臭だ。俺は送風管にいるため、廊下の空気は入ってこないはずである。それでも廊下に充満するきついアンモニア臭が、風を押し退けて鼻先をかすめていた。

 廊下は酷く汚れている。血と汚物を踏んだ足を引きずって歩いたのか、歪んだ線が引かれていた。そしてそこかしこに血を拭いた布や、食べ物の包装紙が投げ捨ててあった。


 緊急救命室のスライドドアの前では、ドアに背中を預けてアカシアが寝息を立てている。彼女は全身を血と泥で汚しており、なぜかコンバットアーマーを身に着けている。そして肩には認証機器付きのアサルトライフルをかけていた。

 異形生命体と戦っているのか、俺を見張っているのかは分からない。だが見張りと言うには緊張感が無く、安らんでいる様に見える。

 判断材料が少ない。ここでは声をかけない方がいいな。

 通風孔から顔を離し、さらに奥へとダクトを匍匐前進した。


 しかし一体どうしてこんなことに。俺は気絶する前の事をほとんど覚えていない。おぼろげに覚えているのは、アジリアにアイアンワンドを譲った事だ。するとこの惨状は、アジリアが招いたことになる。だがそうは考えにくい。誇り高く、潔癖で、自らを進んで汚す彼女らしくないのだ。

 となると考えられるのが、異形生命体の侵入を許したか、内部で反乱が起きたかのどちらかだろう。それを突き止めるまで偵察は続行だ。


 現在地についてだが、医療施設があるのは七階のはず。まず探すべきは彼女らの拠点だ。候補としては監督区域、保管庫、倉庫、そして九階居住区のいずれかだろう。一番近いのは九階の居住区だ。階が違うが、階段は使えない。必然的に縦に走るメインシャフトを登らなければならない。

 ドームポリスの基礎構造を思い出し、ダクトの繋がる先を予測して前進する。そしてドームポリス中に空気を循環させている、メインシャフトに到達した。


 メインシャフトはエレベーターとは別に、ドームポリスを縦に貫く構造をしている。目の前にはテニスコートほどの広さの穴がぽっかりと開いており、暗闇が覆い隠すまで、延々と上下に続いていた。

 穴からは下から上へと、強烈な風が吹き上げている。その空気は洗浄されたもので、清々しく無臭だった。換気用の様だ。ドームポリスの浄化した空気を、各階に送り返しているのだ。


 落ちないよう気を配りながら、メインシャフトの上部をライトで照らした。滑らかな壁面が一〇〇メートルほど続き、蓋をするように中継用のファンで塞がっている。中継ファンまでの壁面には、幾つかダクト口があった。

 ダクト口は二種類。レールが付属しているものと、ただ穴が空いているものがある。レール付きのダクトは物資や人を運ぶための運搬用である。ただの穴の方は換気ダクトだ。飛び込むなら運搬用のダクトである。換気ダクトは風が吹いていて危険だし、送風ファンで塞がっているからだ。

 だがここから目的のダクトまで、階段なんて気の利いたものはない。だから文字通り飛ばなければならない。


 危険極まりない方法が一つだけある。

「クッソ……もう二度とやりたかねぇって言ったんだけどな……」

 ライフスキンからバックパックに引っ掻けるためのフックを伸ばし、真横に走るレールに引っ掻けた。そのレールの行きつく先――九階の荷物搬送用ダクト口が、俺が飛び込む先だ。

 次に肩に巻いたロープを取り出し、先端に布で作った落下傘を取り付けた。これでロープは風に煽られて、上へと登っていくだろう。

 自分の胸に手を当てながら、何度も深呼吸を繰り返した。


 落ち着け……俺……むかぁし一回。成功しただろ? 今回だってうまくいくさ。

 覚悟を決めて、ロープをメインシャフトの中に放り出した。先端の落下傘が風に膨らみ、ロープはするすると上へと伸びていく。そしてしばらくすると、中継ファンがロープを巻き込む音がした。

 ロープが巻き取られて、俺の身体はダクトの外に引っ張り出される。そして上へ引き上げられつつ、引っ掻けたフックによってレールの上を走り始めた。

 フックが金属を削る耳障りな音が、メインシャフト内にこだまする。そして目的のダクトがどんどん近づいて来る。


 手を離すのが遅ければ、俺はロープごとファンに巻き込まれてお陀仏だ。逆に早ければ下に落ちてファンによってスライスされる。

 成功率10パーセント以下の荒業。大戦時この移動法は、『カミカゼ』と呼ばれていた。

 キキッとフックが、レールのカーブに異音を上げた。すかさずロープから手を離し、目の前にあるダクト口に飛びついた。

 上半身が上手い事ダクト口に乗っかり、へばり付くことに成功する。丁度その時ファンが、ロープを完全に巻き上げたのだろう。ファンの駆動音に、微かに異音が混じり始めた。

「やってやったぜ畜生が……」


 ダクトに這い上がり、うつ伏せになってぐったりした。それから軍人時代の癖で、メスでレールの傷の横に、『666s,G・troops Kyouichirou』と刻んだ。誰がこの無茶をやったか誇るためである。映画の中ではいざ知らず、現実ではこうやって『○○の何とか』と言うあだ名がつくのだった。


 一息をつくと、再びダクトを這って進む。そして近くの通風孔の隙間から、外を窺った。

 思わず顔をしかめる。むせかえるような血の匂いがしたからだ。

 眼下に見えるのは、エレベーターホールである。二つのエレベーターシャフトが並列しており、その昇降口付近には物資が山と積まれている。それらは保管庫や倉庫にある様な、軍事物資ではない。衣服、ぬいぐるみと言った日用品や、書類、デバイス、コピー機などの事務用品だった。異形生命体が餓死するのを待つため食料を持ってきたのに、異形生命体を殺してまで物資を回収している様子だ。


 物資の周りには屑が散乱している。どうやら丁寧に扱わず、力任せに積んでいるようだ。重い金庫の下敷きになり、電子機器がスクラップになってネジを撒き散らしていた。それだけならまだいい。物資の下には隠すように、空薬莢や血を拭いた布が押し込められている。更に少し離れた廊下には、死体を引きずった跡が、血の線となって伸びていた。


 当たりはしんと静まり返り、人の気はない。そこで俺は通風孔へと鼻を近づけ、空気を嗅いでみた。血と硝煙の鉄の香りの中に、鼻に刺さる肉の腐る臭いがする。死体を片付けてないか、捨てられない死体があるか、それすら出来ない理由があるのか。

 今は分からない。だが彼女らは過去の経験で、感染症がどれだけ恐ろしいか知っているはずなのだ。この有様は明らかにおかしい。訳が分からない。


 でもまぁ。分かった事ある。

 彼女らを指揮しているのはアジリアじゃあない。几帳面さのかけらもないからサクラも除外。そしてこの有様なのに、指導者が未だにふんぞり返っている事を考えると――ロータスの可能性が高いな。


 一旦考えを中断し、死体を引きずった後を追う事にした。

 少しすると、空気を震わせてパギの泣き声が聞こえてくる。おあつらえだ。子供をどう扱うかで、そのコミュニティの性質が分かるものだ。血の跡を辿るのをやめて、声のする方へと身体を這いずらせた。


 パギの泣き声が大きくなるにつれ、スピーカーから怒鳴る声が、時折り聞こえるようになってくる。スピーカーの声の主は、ロータスで間違いないようだった。

 どうやらパギは、廊下を走り回っているらしい。大声に紛れるようにして、駆け足の音がする。そしてロータスは彼女を追って、使うスピーカーを切り替えているようだった。


『うるせぇんだよガキ! お前が泣くと他の奴らが働かなくなるだろ!』

「あじりあおねいぢゃんがいないよ! あじりあおねいぢゃんがいないよぉ! どこなの! どこぉ? こわいよぅ! こわいよぅ!」

 ロータスの怒声に恐怖を煽られて、パギはより悲鳴を甲高いものにする。そして丁度俺が要るダクトの、真下の廊下に走り入って来た。どうやらアジリアを探しているようだ。小部屋のドアを、一つずつ開閉する音がした。

『うるしぇーな。アジリアは今反省中なの。悪い事したら入れられる部屋でね。でね~クソガキ。仕事の邪魔されたら堪んないから、貴重な私の時間裂いて構ってあげるわよ~』

 ロータスの甘ったるい声。だがパギは声をだみらせながら拒絶した。

「おまえもはいれアクマぁぁぁ! はんせいしろくそがぁぁぁ! リリィまだぐるしぞうなんだぞバカぁぁぁ! おねいぢゃん! おねいぢゃん! おねいぢゃん!」

『喚くなクソガキ。せめて静かにしろ』

 ロータスの声から、形だけの優しさが消え、脅しの効いたものになる。それでもパギは泣きやまず、手当たり次第にドアを開けまくっていた。

「おねえぢゃんがいないよぉぉぉ! おねえぢゃんがいないよぉぉぉ! どこぉぉぉ!?」

『喚くなって! あ~……アイアンワンド。黙らせて。だけど殺したり壊したりしたらダメ。皆マジおこになるから……メンドクサイなも~!』


 この次なにが起こるかは大体想像がつく。

『マム・イエスマム』

 アイアンワンドの無機質な声と共に、電撃が空を裂く音がした。そしてあれほどうるさかったパギが、嘘のように静かになってしまった。気絶したようである。

 スピーカーは深い溜息を最後に一旦切れ、全体放送へと切り替わった。

『あ。あ。マイクテス、マイクテス。全域に通達。ローズ? まぁたパギがこけてさ、気を失ったみたい。面倒見てあげて』

 しばらくの沈黙の後、ロータスは小馬鹿にしたような忍び笑いを漏らす。

『ほんとよ。私何もしてないよ。ほんとだって。びりびりで証明してあげてもいいわよぉ……あっはっははぁ! ンな所でキレたってどうしようもないでしょ。場所? 自分で探せば? じゃーね』

 プツリと、通信が途絶える。俺は低く唸った。


「ハハァ……大体分かった……」

 どうやら何らかの理由で、アジリアがロータスに指揮権を譲ったらしい。

 俺はライフスキンの胸元を捲り上げ、そこに指で文字を書いて考えをまとめる事にした。

 リリィは負傷中。だが血痕がなかったので、医療施設内の空薬莢はこれとは別だ。これは保留。アジリアは『悪い事したら入れられる部屋』という事で、拘束されている。この状況下サクラが反発しないわけない。だがいないので殺されたか拘束されている。

 すると多分、ロータスが統率を任せているのは、プロテアかローズだな。だけどこいつらはいい意味でも、悪い意味でも正直だからな。接触したら存在をばらされそうだ。俺が生きているって知られたくない。


『居住区第九ファンに異常発生。居住区第九ファンに異常発生。稼働率低下。至急確認されたし』

 そこで機械音声がアナウンスをする。さっき俺が引っ掻けたロープが、異物として感知されたのだろう。騒ぎになる前に少しここから離れた方が良さそうだ。

 俺は死体を引きずった跡を、再び追う事にした。

 匍匐前進を続けると、非常階段前へと辿り着く。血の跡は階段の踊り場で、血だまりと合流していた。そして点検用の外に繋がるドアの前で、ぷっつりと途絶えていた。そこから死体を捨てているようだ。


「雑な仕事をしやがって。この高さから死体を落としたら飛び散るだろうが」

 俺が苦言を漏らしていると、階段を誰かが駆けあがって来る音がする。武装しているらしい。アーマーが擦れるカチャカチャと言う音が、足音に混じっていた。

「誰だよ! ダクト口にまたゴミ詰めやがったのは!? ファンが痛むからヤメロって言ってるじゃねぇかクソが!」

「それ。最初に。やったの。貴様だろ。コラ」

「あれに懲りてやってねぇよボケ!」

 プロテアとパンジーだ。じっと息を潜めていると、彼女たちが下階から姿を現す。

 二人ともライフスキン姿だが、作戦時とは違い胸部にコンバットプレートを取り付けている。そして腕部にはペンチやスパナなどの整備道具、腰には救命道具、太腿には予備のマガジンをホルダーで吊っていた。

 二人とも風呂に入っていないのか、泥と垢で酷く汚れている。そしてよどんだ眼を、神経質に尖らせていた。


「また誰かがめんどくさがってゴミを捨てたに違ェねぇ誰なんだようがぁぁぁぁぁ」

 プロテアは苛立ち紛れに手すりを殴りつける。そしてパンジーと連れ立って、メインシャフトのある方へ駆けて行った。

 一拍遅れて、ローズが上階から降りてきた。驚いたことに非戦闘員であるはずの彼女も、プロテアたちと全く同じ格好をしている。そして乱雑に血を拭いた跡が、赤い斑点としてスキンに残っていた。

「あのアバズレ……子供に何てことすんのよ……何てこと……クソ……クソ……クソ……」

 ローズは神経質に呟きながら、居住区に入る。そしてパギを探してか、近くの部屋からその名を呼んで探し始めた。


 俺は視線を一旦外し、顎に手を当てた。

「どうしたものか……アイアンワンドを奪われたから下手に動けんしな……しばらく偵察して情報を集めるか」

 いずれにしろ今動くのは愚策だ。ダクトを移動し、ひとまずの拠点になりそうな場所を探すことにした。そこで情報を精査して、作戦を練るか。


「フフフッ……」

 あ。ヤバい。

 今の俺は、彼女たちがいたぶられている事に対して、怒りを感じていない。

 ロータスの暴虐を口実に、暴力を振るえるのにウキウキしていた。

 これを止められるのはもう一つしかない。

 敵だ。

 ロータスが敵なら、どちらかが死ぬまで殺しあいだ。

 敵じゃないなら、お叱りで済ませる事が出来るだろう。

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