第60話

 覆い被さるマシラに太陽が遮られ、視界が暗くなる。

 狂喜の笑みを浮かべながら、モーゼルを抜いた。

 嬉しいやら悲しいやら。ようやく戦って死ねると思ったら、相手は彼女らではなく、イカれたゲノム野郎ときたか。

 だがやっと死ねるんだ。贅沢はいうまい。


 モーゼルの引き金を絞ると、マシラの胸部に黒点が穿たれたが、当然それでは死なない。奴は拳を振りかぶり、着地と同時に俺へ叩き付けようとした。

 全身を衝撃が叩き、立っていられず尻餅をつく。

 殴りつけられた衝撃じゃない。空震が俺を叩きのめしやがった。いったい何が起こった!?


 俺が見上げると、マシラが見えない重力場に捕まったかのように、縦に潰れつつ拗じ曲がっていった。奴は肉片を撒き散らしながら急に加速して、俺の頭上を飛び越えていった。

 訳が分からない。地面に叩き付けられたマシラを振り返ると、ケツには大きな穴が一つ増えている。こんな真似ができるのは砲弾だけだ。

 反射的に海へと視線を注ぐと、ドームポリスが悠々と航行している。

 ブラボーチームだ!

 デージーに集中して気が付かなかったが、予定通り合流場所に現着していたのだ。


 ドームポリスは腹部のシャッターを解放しており、そこから腹ばいになった段平がマテリアルバスターを構えている。もぞもぞと動いて、発射後によって崩れた姿勢を補正している最中だ。

 さらにカットラスが一躯、ドームポリスの牽引を止めて、MA22を乱射しながら揚陸してきた。


『ナガセェ!? あ! あ! 当たった!? いや当たってない? そうじゃなくて! え?! 当たったけど当たってないよね! サササ……サクラに殺されるゥ!』

 衝撃波でキンキンする鼓膜が、辛うじてアカシアの声を拾った。全く頭上に大砲なんざぶっぱなしやがって。全身がムチ打ちしたかのように、身じろぐだけで鈍痛が走った。


 尻餅をついた身体を立たせようとするが、不意の眩暈に襲われ四つん這いになってしまう。

 ダメだ。もう堪えきれん。胃からこみ上げた不快感が、血となって吐き出された。吐いている最中だというのに、どんどん血が込み上げてくる。口から出せない血が、鼻から吹き出てくる。

 こんな姿を彼女たちに見せられるか! 指導者の俺が弱いところを見せては! 隊全体の士気が下がってしまう!

 口と鼻を手で覆って溢れる血を飲み込むと、何事も無かったように立ち上がって見せた。血のカス交じりの咳をして必死に呼吸を整え、デバイスで通信を送った。


「よくやった」

 貧血でふらふらする。それでも現状を確認しなければ。

 機動戦闘車には、事切れたマシラが寄りかかっている。揚陸したカットラスが仕留めたようだ。荷台の近くには、蜂の巣になったジンチクが転がっていた。こちらは荷台の連中の反撃だろう。


 擱座したシャスクには、瀕死のマシラが身体を引きずって取りつこうとしている。デージーは外部スピーカーで悲鳴を轟かせながら、スポッティングライフルで反撃をしていた。

 撃つならちゃんと狙え。マシラはシャスクの下半身を掴んで振り回し始め、腕にもジンチクが食らいつき始めた。シャスクの足が捩じられ、腕は溶解液に溶かされて白煙を上げると、デージーの悲鳴がより甲高くなった。


 その時、丘の頂きから銃撃が降り注ぎ、マシラにとどめをさし、ジンチクを蟻のように潰した。

 アジリアのダガァが追いついたか。

 アジリアは崖を滑りながらマシラに念入りに弾丸をぶち込むと、スポッティングライフルで残ったジンチクを始末した。やがてシャスクの傍らに立つと、ダガァは判断を仰ぐように頭部を俺の方に向けた。


 シャスクの腕はジンチクにやられ、装甲が崩れ落ち、人工筋まで侵されている。

 溶けた筋繊維がまくれ上がり、異臭と共に煙を噴き上げ、その切れ端が火花を散らしながら宙を踊っている。完全に断線している。マシラに弄ばれた足も骨格が捩じれ、あらぬ方向に曲がっていた。回収するには時間がかかる。

「シャスクは棄てろ。アジリア。そのバカタレと武器を回収しろ」

 俺の命を受けて、ダガァはシャスクに屈みこむ。そして手を股下の搭乗口に伸ばした。すぐにシャスクの股下の装甲が小爆発と共に剥がれ落ち、号泣するデージーが這い出てきた。


 俺の方にも揚陸したカットラスが近寄ってくる。そして人攻機の首の付け根にコクピットを押し上げて、サクラが顔を覗かせた。

「ナガセ! ご無事ですか!? 血が! 血が出ています!」

「化け物の血だ。大げさにいうな。機動戦闘車が擱座した。牽引してくれ」

 俺はそれだけいうと機動戦闘車へと戻り、荷台を確認した。

 中は空薬莢が散乱し、硝煙と異臭の漂う中、プロテアとサンが肩で息をしながらアサルトライフルを構えていた。

「怪我はしていないか? 返り血を浴びなかったか? 頭を打ったりしていないか?」

 俺が聞くと、呆然としていた二人が浅く頷いた。そして改めて俺を見直し、痛ましく表情を歪めた。

 彼女らに釣られて、自分の姿を確かめる。自分の吐いた血でベッタリ汚れている。それどころかよくよく見れば、肩にマシラから飛び散った、骨片が突き刺さっていた。俺は不快そうに鼻を鳴らすと、無造作に骨片を引き抜いた。


 サンが軽い悲鳴を上げて視線を反らす。プロテアは苦笑いを浮かべて、力無く首を振った。

「お前が……そんな事言うんじゃねぇよ……ばかやろう……」

 とにかく無事ならいい。ここに長居は無用だ。機動戦闘車の運転席に戻った。

「各車両フロートを展開せよ! アジリア機はフロートを電磁吸着せよ!」

 俺はダッシュボードのボタンを押し、フロートを展開した。しれっと隣に並ぶ指揮車もそれに倣う。アジリアのダガァもカットラスがドームポリスから引っ張ってきたフロートを、磁力で引きつけて装着した。


 指揮車が真っ先に海へ進出する。カットラスが機動戦闘車を牽引して後に続く。最後にダガァが動いた。

 ドームポリスは部隊を回収したのち、体制を立て直して陸から離れていく。そして静かに南下を開始した。

 作戦の第一段階は無事に終了した。





 カットラスは機動戦闘車を倉庫内に引き上げると、すぐに海に出てドームポリスの牽引を再開した。倉庫の端では邪魔にならない様に、アカシアが段平を片付けている。彼女によると、支援の為にカッツバルゲルの運転を、ローズと交代しているそうだ。


 俺は出ていくカットラスを見送ってから、ドームポリスに戻った部隊を確認した。

 人攻機二躯とMA22を一丁損失。機動戦闘車、損傷。戦闘継続が怪しいものが三名。

 被害甚大だな。人死が無かっただけましか。もう少し命令を聞いてくれれば、問題なかったんだがな畜生が。

「全員集合しろ」

 俺が呼ぶとキャリアから彼女たちが、ぞろぞろと降りてくる。その中にはリタイアしたリリィとマリアの姿もあった。二人の足取りはしっかりとしているが、顔色は悪く、機嫌を窺うように俺のことを盗み見ている。


 全員が疲れ切っていた。ぐったりと肩を落としていた。だがもう一戦交えなければならない。しかも次は建物内での戦闘だ。各部隊は完全に独立して動く。俺は何もできない。完全に彼女らの判断に委ねるしかないのだ。

 慎重に言葉を選ばなければ。


「俺はいったはずだ。上の命令には絶対服従だと」

 静かに、重く言い放つ。彼女たちは気まずそうに視線を伏せた。

「何故逆らった? 聞こうじゃないか。いってみろ」

 彼女たちが小さく身じろぎをする。そして痛々しい沈黙の中、誰かが釈明するのを待った。


「私はさぁ。こいつらがウジウジしてて心配だったからさァ……」

 ロータスが私は関係ないといいたげに、リタイアしたアルファチームを一瞥した。

「人を盾に取り、俺とまともに口もきけない弱虫は黙れ。誰か。『俺に説明して』みろ」

 ロータスはムッとして俺を睨んだが、これ以上作戦中見せた弱みを暴露されたくないと思ったのか黙り込んだ。

 代わりにプロテアが息巻いて話し始める。


「うるせぇ! 俺たちは生き残るためにしゃあなしでやったんだ! 文句言われる筋合いはねぇよ! あのまま何もしなかったら、俺たちは今頃化け物に殺されていたんだぞ!」

 よくもぬけぬけと。プロテアに歩み寄ると、思いっきりその頬を平手打ちした。

 プロテアは隣のリリィごと床に倒れこむ。しかしすぐに立ち上がると、眼を血走らせながら、俺に掴みかかってきた。


 半身になってプロテアの伸ばした手を躱し、その足に蹴手繰りを入れた。まるで石に躓いたかのように、プロテアは前に倒れそうになる。その前に襟首を掴み彼女を立たせてやると、もう一発平手打ちを食らわせて黙らせた。

 胸倉を掴んで引き寄せる。

「戦況を確認したか!? してないだろ! 貴様はナメクジみてぇにメソメソしていたメンバーしか見てねぇだろ! それに釣られて自分を見失っただけの奴が偉そうな口を利くな! リーダーなら正しい認識を与え、導けといったはずだ!」


 突き放すようにプロテアの胸倉から手を離すと、彼女は自らを支えることができずに尻餅をついた。

 俺はプロテアを中心に、彼女たちを見渡した。

「いいか。貴様らは恐怖に負けたんだ。恐怖から逃れたくて、命令を、役割を、何より仲間を捨てて目の前の選択に飛びついたんだ。仲間がそれらを忠実に果たしていると信じることができず、自分にその力があると信じることもできずにな! 恥を知れ!」

 俺が叱責を終えると、彼女たちは消沈して俯く。命令違反を犯した者はもちろん、そうでない者も心にやましいものがあるのだろう。あのアジリアですら、唇を噛んで、視線を反らしていた。


 床を踵で叩き、俯いた彼女たちの顔をあげさせた。

「だがこれだけはいっておく。貴様らは俺の訓練をこなし、俺にその実力を認めさせ、この作戦を立案させた。貴様らは等しく、想定される困難を乗り越える力を持っている。それは間違いない。事実ここまで一人も欠けることなく戻った」

 彼女らが、信じられない様に目を丸くした。訓練で散々つらく当たり、突き放してきたのだ。俺にそのようなことをいわれるとは、思っていなかったのだろう。

 ごくりと生唾を飲み、さっきとは違う意味で俺に注目した。

「胸を張れ。貴様らは立派に育った。その力を存分に、己の良識と良心のあるままに揮(ふる)え。あともう一息だ」


 俺はひと区切りつけるために、手を打ち鳴らした。

「アルファ、チャーリー、シエラ。ご苦労だった。各自アイリスの検診を受けた後、休息をとれ。二時間やる。それが済んだら再出撃準備だ。行け」

 彼女らを顎でしゃくり、動くのを待つ。しかし彼女たちは固まったままで、食い入るように俺の顔を見つめている。やがておずおずとアイリスが口を開いた。

「ナガセ……血の涙が……」

 いわれて俺は、目頭を親指で拭った。指先にはやや粘度の高い、どす黒い血がこびり付いた。色んな意味で脆くなったな。


 俺は鼻で笑う。

「何度もいうが化け物の血だ。人間の血が、こんなに黒い訳なかろうが。さっき叱ったばかりだ。ちゃんと現実を見ろ。行け!」

 彼女たちは納得がいかない様に動かなかった。どうしていいか分からず、その場に立ち尽くすだけだ。やがてアジリアが複雑そうな顔をして、一足先にドームポリスの中に戻っていった。すると残りの女たちも、足を引きずるようにして、アジリアについて行った。


 機動戦闘車へと視線を移す。フロントガラスには未だジンチクの血が残っている。ジンチクを轢いた右側前輪に至っては、ゴムが溶けてホイールが剥きだしになっていた。

 整備が面倒だ。かといって再突入にキャリアは欠かせない。俺の休みはナシだ。

「ピオニー。帰った連中に飯を食わせてやれ」

 厨房で待機させているピオニーに通信を送ると、自室に戻った。

 しこたま血を吐いたから、貧血で体が鉛の様に重い。それに砲弾の衝撃波を受けて、動く度に全身が痛む。

 机の引き出しを乱暴に開けて空の輸血パックと生理食塩水を取り出すと、点滴台の代わりに棚にパックを吊るして身体に流し込んだ。


 この生理食塩水は、海水を何倍かに希釈したものである。海水の成分と血液の成分は似ており、薄めて体液に近づけてやると血液の代わりになるのだ。大戦末期では血の代わりに、汚染の届いていない深海の水がよくよく用いられた。

 輸血が済むと、新しい向精神薬のビニルを剥いて静注する。鉛のように重かった体が、幾分か軽くなる。そして先ほどまで全身を苛んでいた鈍痛は、どこかへと吹っ飛んでしまった。

 用事を手早く済ませて部屋を出ると、薬箱を抱えるアイリスとはち会った。彼女は俺を恨むように見つめて、逃すまいと立ちはだかった。


「身体……やられていますね? 血を吐くのを見ましたよ。外傷じゃないですね。内部が痛んでいるということは免疫系ですか? いずれにしてもすぐに安静にするべきです」

「彼女らを診ろといった」

 アイリスを押し退けようとしたが、彼女は踏ん張って頑なに通すまいとした。

「終わりましたよ。次はあなたの番です」

「終わったなら、こんなところで無駄口叩いてないで休め」

「皆にいいふらしますよ……ナガセが死にそうだと。すると指揮が乱れるんじゃないですか?」

 俺を脅すとはいい度胸をしているな。しかしアイリスはシェルターの中にいて、外の様子は抽象的な信号でしか分からないはずだ。それに俺が血を吐いたのを、別に見た奴がいる。


「ロータスの口車に乗せられたか……」

 今頃彼女たちは不安に駆られて、士気が下がっているかもしれない。それに命令の大元である俺が信じられなくなったら、指揮系統は崩壊する。健在を喧伝しなければならない。

 邪魔なアイリスを突き飛ばそうとした。

「アジリアがまとめました」

 アイリスは突き飛ばされては敵わないと、早口にそうまくし立てた。

「何だと?」

「ええ。素っ気ない仕草で、苦虫を噛み潰したような顔をしながら――そう、あなたにしてやられた時のいつもの様子で、先程の訓辞を確認するため、わざと不安にさせたのだといいました」

「信じたのか?」

「ロータスより信用がありますからね。あなたの訓辞も効いたと思います。アジリアの気遣いを無駄にしてもいいんですか? 分かったら診せて下さい」


 アイリスが俺に迫ってくる。

 どうする。気絶させて部屋に押し込むか? 作戦時間だけ拘束するのは簡単だ。だがもし俺の診察にきたアイリスが戻らなかったら、彼女たちは訝しむだろう。それに今は猫の手でも借りたいほどだ。

 仕方ないか。舌打ちをすると、自室にアイリスを招いた。彼女はほっと表情を綻ばせた。


 俺が椅子に腰かけると、アイリスはその向かいに座る。俺のライフスキンをはだけさせ、黙々と診察を始めた。熱や脈を計ったり、胸に聴診器を押し当てたり、喉や脇などを見る。

 やがて深い溜息をついた。

「感染症ですね……それも一つや二つじゃありません……冬のアカシアみたいな状態ですよ」

 当然だ。免疫系が上手く働いていないのだ。俺の身体は警察のいない無法地帯で、細菌共が好き勝手に暴れている。何度かメディカルポッドを使用したが、落ちた免疫力や体力まで戻らない。

 俺は根本的に、壊れているのだ。


「だがそれが何かは分かるまい。アイリス。もう止まれないんだ。そしてどうしようもない。免疫不全の俺が、今何を患っているか確かめる時間も、それを治す時間も、そして根本的にどうする事もできないんだよ。分かっているなら邪魔をしないでくれ」

 ライフスキンを纏い直そうとすると、アイリスが強い力で俺の手首を掴んで、注射がしやすいように真っ直ぐに伸ばさせた。彼女はまなじりを濡らしながら、嗚咽を堪えるように口元を引き締めている。

 俺がどんな状況にあるか、最初から分かっていたかのように、薬箱の中から一本の注射器を取り出した。


 警戒に身を強張らせると、アイリスは緊張を和らげるように、そっと俺の腕を撫でた。

「栄養剤です……今私にできることは……これだけです……」

「そんな高価なもの俺にはいらん」

「ダマッテ! ウソツキ! ホラチカラヌイテ!」

 アイリスはヒステリックに叫ぶと、俺の腕をチューブで絞めて注射針を刺した。

「誰にも、何も、いうな。そして気にも病むな。これは俺が招いた結末だ。俺に誓えるか?」

 大したことない。

 心地は明日の天気予報を知らせるように、当前のことを語るようだった。

 そもそも俺は、ここにいて良いのかどうかすら分からない存在だ。

 そして彼女らには好ましくない人間なのだ。


 だがアイリスは動揺したようで、注射器が震えて俺に痛みを与えた。

 彼女の腕の震えは、針を抜いてからよりはっきりとなった。まるで寒さに震えているようだ。そのせいでアイリスが注射器をケースに戻すのに、かなりの時間がかかった。

 それからアイリスは両膝の上に手を乗せて、俯いて黙り込んだ。

 アイリスは頼って欲しそうで、縋って欲しそうで、何より必要とされたがっていた。


 だがそんなもの甘えだ。それは捨てた。


 俺はライフスキンを纏い直して席を立つと、一足先に部屋を出ようとした。

 アイリスが椅子を蹴って立ち上がる音がする。そして彼女は後ろから俺に抱き付いてきた。

「死なないで……」

 彼女は俺の胸に手を回し、きつく抱擁してくる。そしてついに泣きじゃくり始めた。

 

 振り返ることはできない。それを見て、俺に何をしてやれるというのだ。

 俺にどうしろと。

 俺にできることはここにはない。それはアメリカドームポリスにあるのだ。

 アイリスの腕を優しく、しかし予断を許さぬ強さを以って離させた。

 そして外へと、一歩踏み出した。

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