第7話 今年の『カクヨムコン』は?

 皆さま、こんにちは、浅葱 ひな です。


 前回の投稿をしてから、だいぶ日が経ちました。更に、その前の第5話に至っては、去年の『カクヨムコン』の頃に投稿したものだったり……。もう、一年も前って……。

 それでも、未だに少しずつでも読まれているのは、ありがたいことです。先日は、このなんちゃって創作論最大の波も経験させていただきました。『この波に乗るっきゃねぇ』とばかりに、近況ノートを連続投稿したりして……。

 しかし、ここ『カクヨム』の中では、一年経った今でも、『読まれない〜』が続いてます。そんな愚痴を、近況ノートにぶつける作家さまたちと並ばせていただいたら、わたしは、まだ、恵まれてるのかもしれません。



 さて、第7話は、読者のわたしから見た、読みやすさ……とはなんぞや? を書こうと思ったんですけどぉ……、もうすぐ、今年の『カクヨムコン』も始まりますし。

 ちょっとだけ、皆さまのこころに、火をつけちゃおうかな……と、思ったわけです。

 生意気なのは、重々承知! 受賞を本気で目指してる方だけ、読んでくださればいいと思ってます。お祭り好きの、参加することに意義がある……というのが信念の作家さまにとっては、無意味な駄文です。

 なんの実績もない小娘の戯言たわごとです。でも、いちおう、わたしの考察なのです。



 今年の募集は6部門!

 相変わらず、ラノベ色が強いですけど、キャラクター文芸部門が主戦場のメディアワークス文庫も参戦してます。

 ホラー部門が新設されたんですね? KADOKAWAには、ホラー文庫なんてのもあったんだぁ。好んで読まないジャンルなので、知らなかった。

 文芸単行本編集部も参戦してます。たぶん、ここが、一番、ラノベじゃない作品を物色したいのだと思いますが、皆さまはどう思われますか?

 だって、書籍、売れてないんですよ。皆さま、文庫は買ってもハードカバーまでは、手を出しにくいでしょ? いいお値段ですしね。高校生のわたしでは手が出ません。

 ビーズログ文庫は、公募も受けつけながら、こちらにも参戦してます。このレーベルは、出版可能な作品を、ほかのレーベルよりかは求めてるのかもしれません。

 そのほかにも、募集部門に強いレーベルがたくさんです。

 そう言えば、去年のどんでん返し部門は、二年目にして撤退とか。このジャンルは、難しいですものね。『どんでん返し』と『ざまぁ』は同義ではありません。掌返す仕返しが『ざまぁ』という物語のどこがどんでん返し? 予想の範囲内じゃないかな?


 このような募集要項が発表されて、近況ノートに、次に投稿され始めたのが……。

『カクヨムコン用長編、書き始めました!』というモノ。

 受賞作は書籍化されますから、募集されるのは基本的に長編です。今から、書き始めないと、タイミングよく更新できませんからね。募集期間内に規定に達しない可能性もあるわけで。

 書き始める、または、書き始めたい。この気持ちは理解できます。

 でも、その前に、やること……があると思います。


 皆さま、その長編を書き進める前に、『どのレーベルから出版したいのか』を考えましたか?

 そのレーベルの近況、調べましたか? レーベルが求めてるカラーは? どんな文体を推奨してる? 去年の受賞作は? 今年の出版状況は? 等々……。

 受賞もしないうちから気が早いと、皆さまは嘲笑なさるかもしれませんが、これって、重要なことだと思いませんか?

 皆さま、高校受験とか大学受験とか、志望校決めるのに、下調べ……しますよね? それと同じだと思うんですよ。希望するレーベルを調べるのも。

 本気で書籍化を狙ってらっしゃる作家さまには必要なことだと、わたしは思うんです。


 ところで、参加編集部全部が読者選考をくぐり抜けた全作品に目を通してくださると、皆さまはお思いですか?

 編集部って、忙しいですからね。きっと、自分たちの求めてる部門のしか読まないでしょう。

 そのための部門でもあるわけですし。


 例えたら、MF文庫Jというレーベルが、おとなの女性が主人公の恋愛小説を出版すると思います?

 もうひとつ……、富士見L文庫から、異世界に転生して無双を繰り広げる戦記モノを出版するでしょうか?

 ということは、自身のレーベルのカラーに馴染まない作品まで、編集部がすべてを網羅して読む必要はないですよね。

 とにかく応募してみよう。どこかのレーベルが目にとめてくれるんじゃない? は、ほぼないと思ったほうがいいかもしれません。

 時々、そのレーベルの色に馴染まない作品が、特別賞とかを受賞することがあります。『斬新なアイデア』とか、『新たなカラー』とか、講評がつきますが、あれは、自分たちで発掘した……というより、ほかのレーベルから譲られた……というのが多いそうです。

『うちではこれ以上出せないけど、そっちでどう?』みたいな。


 多くの読者に読んでもらいたい……から、ここに投稿なさってるのでしょうが、こと、公募に関しては、編集部という特定の人たちに読んでもらわなければなりません。

 まずは、どのレーベルの編集者さんたちに読んでもらいたいのかを考えて、書き始めたほうがいいと、わたしは思いますが、皆さまは、どう思われますか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る