第7話 学校の怪談の正体はだいたい利害関係とか背景とかがあるんじゃね?
とりあえず今、俺はかなりのピンチにいる。最初からクライマックスである。どうしてこうなったのだろうね……
〜(話は朝に巻きもどる……)〜
いつも通り、俺は朝起きて
朝起きて、飯食って着替える。お袋がどこから仕入れて来たのかセーラー服を準備して待ってたけど、ガン無視して学ランに身を包む。サラシを巻いてるので学ランは長ランに変形させたい気持ちでいっぱいだ。ジョジョ見てたらそういう気持ちになるわ。長ラン、カッケェよな〜
「んじゃ、いってきます。」
「いってらっしゃーい!」
……………………
つーわけで学校に来たので、仙石の元に向かう。朝はだいたい
「アイツが女の子になったって本当!?嘘じゃないの!?」
ってあれ?仙石がなんかキツそうな女子に話しかけられてるじゃん、珍しいな。
「本当だよ。残念ながら……ね、っとご本人様の登場だな。」
「朝から何の話だ?」
「あ、アンタには関係ないわよ!」
キツそうな女子ってあー、
「織音ちゃんがお前のこと気にしてたっぽいぞ。」
「あ?なんでまた?」
「昨日野球部が遠征だったせいでマネージャーとして休みだったろ?それで。」
「別にアンタの事気になってたわけじゃないわよ!ウチの前の席のダメな阿呆がどうなったのかな〜って思って話を聞いてただけよ!」
「それって気になってたと言えるのでは????そして、その前のダメな阿呆が俺なんだが????これで満足????」
「うっさい!」
「うげ……っ!」
織音は俺に腹パンをかますと小走りで去っていく。目尻が少し光ってたように見えたけど、泣きたいのは俺の方。クリーンヒットで吐きそう。なんなんだよ。意味わからんわ……やれやれ。
「んで、絵の件どうなった?」
「あーあ、……何とかなったわ、ほいこれ。……あと正直お前どうかと思うぞ。」
「何の話だ?」
「べつに〜、とりあえず見ろよ。かなり見た目通りでいい感じだと思うぞ。」
んー?なるほど、これは……めっちゃ可愛いな、美少女じゃん。泣きぼくろが良い感じ、あー!これが俺なのバグでしょ可愛すぎる。俺が
「これが俺……信じらんねぇや……」
「まぁそうだろうなぁ……とりま強く生きて?」
はぁー、なんか美少女すぎてちょっとショックだわ、席に戻るか……
仙石に礼を伝えると席に戻る。不機嫌そうにこっちを睨む織音にビビりながら
……………………
んー、気づいたら授業中だけどなんでだ?あー、ラノベ読んでたらもう授業始まってたのか、草
うん、草じゃないな。国語だから先生、特になんも言ってこねんだよな……休み時間吹き飛ばしちまったわ。んー、朝からトイレ行ってないからちょっと催してるかも?まぁ我慢出来るか……
……………………
ふー、授業おわ〜、とりあえずトイレ行っちゃいますかぁ〜
仙石を
仙石には
うわ、みんなめっちゃ見てくるやん、ガン見じゃん見世物じゃねぇんだぞ。なんか死ぬほど居心地悪いわ。やっぱ無理かぁ……
さっき見た絵が頭に
しぶしぶ女子トイレのドアを開けると個室は埋まってた。マジ?女子トイレっていつも混んでるん?んー……もうすぐ授業で時間無いし戻るしかないか……あと1時間くらいなら我慢出来るだろ。
そう思い、俺はトイレを後にした。多分これが全ての間違いだったのだ。
……………………
「キャー!へんたい!!!!!女子トイレに来んなー!!!!!」
「いや、俺は女だがー!?!?」
2時限目は耐えられたのでとりあえず早めにトイレに行ったら、女子共が中身は男の俺を女子トイレから追い出しやがった。理不尽である。いや俺だって女子トイレ行きたくねぇわ!!!!仕方ないので人気の少ないトイレ、旧校舎2階の女子トイレに向かうことにした。人気無さすぎて高校生にもなって
ガラガラッ!
「「んちゅ……っ、れろっ……んっ……ごく……っ……ぷはぁ……」」
ドアを開けて、トイレに飛び込んだらなんか女子生徒2人が
「し、失礼しましたっ!!!!」
ガラガラピシャッ!
一言謝罪の意を示すとつい
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