story.06 九尾
「あぶなーーーーーーーい!!!!」
『転移』『
転移:転移術・〇〇の
【え、何、この変わりぶり。】
妖1
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!!!!」(氷漬けとなった。)
「問題ないか?」
母親
「ありがとうございます!!!」
一般人には小物の妖は見えないが、中級程度の力を持った妖の姿は見えてしまう。今回の妖は一般人に見えていたことから中級以上と
妖2(零蘭の後ろから
「動くな。動いたら、その喉を切る。」
「!!わかった。」
妖2
「おい!そこの陰陽師!!見逃せ!見逃さなければこの娘を殺す!」
「それは!」
『通信術・貴人』
『通信術・解』
「あなたを、逃します!」
「ぇ!?」(絶望しているような顔になっていた。)
妖2
「ギャハハハハハ!ザマァ、ミヤガレ!」
その後、その妖怪のアジトに来ていた。
妖2
「ツレテキタ!コレデ、陰陽師テダシデキナイ。」
妖3
「オー!!ヤルジャネエカ!」
【どうして…助けてくれなかったの。どうして…なんで…でも、あの
妖4
「コイツ、霊力タカイ。タベヨウ」(ニタっと笑いながら)
【食べられるの!?早く助けて!!!!】
しばらくして…
「手を離せ。」
『消えろ。』(妖が消え去った)
説明しよう!!
十二天将には十二天将のみが
12個の術が存在している。
「大丈夫か?」(零蘭に
「大丈夫。」
「この後の予定を変更する。すぐに、
「首の傷と手足の
「そうか。」
「…」(首の
「あの、首、痛みますか!?」
「大丈夫。痛くない。」(とても冷たい目で
零蘭が立ち、外に行ってしまった。
「はぁ…。これは、まずいことになった可能性があるのぉ。」
「
「ゼロの兄は殺されておる。その捜査を打ち切りにしたのは警察のじじぃどもだからの。大人を信じていないのだろう。どうせ、約束も守れない裏切る人とでも思っているのだろう。」
「そんなことがあったのか。こちらが
「それは、わ、私が…す、す、すみません!!!」
「お主のせいではない。このような子供に育ててしまったこの環境が悪いだけじゃ。」
「そうでしょうか。通信術を使えば…よかったのではないかと…」
その頃、零蘭は…
庭にある池の前にいた。
「大人は…裏切る。信じちゃダメ。」
???
「人間の娘、何しとる?」
【なんか、
「だれ?ここの人じゃない。」
???
「うちのことはどうでもええ。人間の娘、なんでこないな場所で
「また、裏切られた。人間なんて大嫌い。」
???
「ふふ、あんたも人間やろ。ケッタイなことをいぃなや。なんで、人間がきらいなん?」
「なんで、妖怪に話さないといけないの?」(すごく睨んだ)
???
「なんで、妖怪ってわかったのか聞いてもええ?」(今まではすごく優しそうな笑みだったが、急に真剣な顔で話し始めた。)
「別にいいけど…ここにいたら、消されるよ?」
???
「せやな、せやけど、妖怪ってわかるのきみしかいぃひんと思うけど…まぁ、そうやな。場所を移すから一緒に来てもらうことになるけどええ?」
「いいよ。どうせ、あいつらなんとも思わないと思う。」
???
「決まりやね。じゃぁ、行こか。」
その人型の妖と手を繋いで
「ここ、どこ?」
???
「さぁ?どこやろうな。まぁ、付いてきて。」
「少し、庭に行ってきますねぇ。ゼロちゃんを
「あぁ、頼む。」
しばらくして、
「どうしたのじゃ?」
「ゼロちゃんがどこにもいません!!!!屋敷のものにも探させていますが…どこにも…」
「!?」(とても驚いていた。)
「すぐに探し出せ!十二天将のみで行動とする!」
十二天将たちが
そんなことになっているとも知らずに零蘭は………
どこかの山の中であった。
???
「目を開けてはいけへん。」
その人型の妖と手を繋ぎそこを通ると、
「狐?…
九尾の狐
「あぁ、そうやで。言ってへんかった?」
九尾になった姿を見て零蘭が目をキラキラしていた。
人型の男性の姿に、耳と9本の尻尾が生えている姿をしている。
【もふもふしたい!!!】
九尾の狐
【ん?なんか、すごい見られとる…なんなん?】
九尾の狐
「うち、変なところある?」
「ううん、別に…」(ずっと尻尾と耳を見ている。)
九尾の狐
「?…あぁ、尻尾と耳が気になるん?触って見ぃひん?」
「え、いいの!?」(すごく目をキラキラと輝かせていた。)
九尾の狐
「あぁ、ええで。せやけど、ある人にあってからや。」
「あるひと?」
九尾の狐
「あぁ、そうや。」
それから
「何ようだ?」
九尾の狐
「
「わかった。ここで待て。」
門番の1人が中に入っていった。
「ねぇ、大丈夫なの?」
九尾の狐
「あぁ、大丈夫や。少し、待ってればええから。」
「うん…」(少し、不安そうにしていた。)
零蘭が不安そうに見ているのに気づき、九尾の狐が零蘭のことを抱き上げた。
「うわ!」
九尾の狐
「なんや?そないに、緊張せんでええ。大丈夫やから。」(ニッコリ
門番1
「…確認が取れました。こちらへどうぞ。」
門番に案内されて、屋敷の1番奥の部屋に来ていた。
九尾の狐
「お久しゅう。この娘や。霊力が似とる。」
「あぁ、この娘が
「お母さんを知ってるの?…」
妖怪紹介!
妖狐について説明していこうと思います!
妖狐には1本〜9本まで尻尾を持つ狐が存在しています。
本数は生まれた時から上限は決まっています。
その上限は、本人にも誰にもわかりません。
ある程度の年を重ねると自分の限界の本数がわかるみたいです。
九尾になるには最低でも1000年は生きていると言われています。
1000年以上生きていても九尾ではないものももちろんいます。
九尾になるには、資格、資質、妖力が必要となってきます。
妖狐には種族が9つあります。9つもあるので、まとめ役もいます。
1、
妖狐一族の中で1番力の強いものがなる。
2、種族長
9人います。それぞれ九尾が種族長を担っています。
3、それぞれ種族の重役
4、一般妖狐
とこのようになっている。
種族は…
長命な狐が多く、術に長けている。
エリートがよくいるのが空狐である。
体は白く、尻尾は先に向かって紫色にグラデーションされている。
体は白く、尻尾は先に向かって青色にグラデーションされている。
仙術を使用できるものが多い。
体は白く、尻尾は先に向かって緑色にグラデーションされている。
平均的に霊力が高い。プライドが高いものが多い。
体は白く、尻尾は先に向かって金色にグラデーションされている。
高度な術が使える者が多い。美意識が高いものが多い。
体は白く、尻尾は先に向かって銀色にグラデーションされている。
闇系の術が得意なものが多い。呪いなど…
体全体が黒く、尻尾は先に向かって白いろにグラデーションされている。
体全体が白く、尻尾も白い。
体は白く、尻尾は先に向かって赤色にグラデーションされている。
農作業とか、ほのぼのしてる。
体全体が狐色で、尻尾は先に向かって白色にグラデーションされている。
上記が妖狐の特徴です。
【天狗についてですが、今回あまり登場していないので次回説明します。詳しく話してしまうとネタバレになってしまうので次回までお待ちください。】
新・登場人物紹介!
九尾の狐
妖狐一族の1人。種族は、空狐である。
人型になった際は、長いであろう髪をかんざしでまとめていた。
関西弁が特徴的である。
いつもニコニコしていて、本心が見えない。
九尾ということから最低でも1000歳は超えていると思われる。
人型の際、髪は銀色であった。目は、淡い紫であった。
story.07に続く
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