応援コメント

第3話 妹の紗世」への応援コメント

  • もう一度読み返したらヨーロッパの方で戦争と描いてありました。偉そうに予想したつもりが見落としていました。今回は主人公の男の子が可愛い。文章が上手い。王女様も良いけど歴史ものも良いですね。僕も天下無敵の女神様の第3エピソードの終わりにロシア語のアルファベットをネットで調べて乗せました。僕は予約本を取りに淀川図書館に良く行きます。資料で使う本はただ行っても置いてないのです。森嶋さんは努力もされているでしょうが僕の目にはギラギラした才能の持ち主と見えます。僕も森嶋さんの才能のほんの人からでも欲しい。切に願います。それではまた明日。

  • 私はこの作品を読むにあたり少し他の方の作品を読むより速度が落ちる気が致しました。勿論文章はとても簡潔で的を得ていて会話のテンポもよくて。とても読みやすいのです。しかしこの作品は金魚すくいの金魚のように大切に言葉を慎重に丁寧にすくい取ろうとする自分がいます。主人公の生きている時代や言葉、生活感、心情がもう今は掌からこぼれ落ちてしまった。二度と戻らない大切な時間という気がします。ひとつひとつが誰かと密で。密になることも厭わなかった。人の距離はもっと近くて空も山も食べ物も違って見えた。そして紗世の病気のくだり。それは読んでいて色濃い死の影を連想させます。死もまた、未だそれを知らぬ子供たちすぐそばにあり、身近なもので。筆箱の中の、よく削った鉛筆の芯のように脆く折れてしまう。それ故に、この作品に登場する人たちは生き生きとして輝いて見える。そんな気がするのです。ゆっくりと向き合いたい作品です。読めてよかったです。

    作者からの返信

    六葉さん

    凄いなぁ……六葉さん、いつも思うけれど、凝縮された文章の中を読み取るのが凄く上手い。
    無駄になる言葉を削っているつもりだけれど、もっと自分の文章を洗礼されたものにしたいとも思うのです。
    でも、一人称にした場合、主人公の年齢によって使う言葉が違うから、そこのところを苦労しています。
    でも、時代を感じられるように、カタカナの言葉は入れないようにしてるのまで読み取られていて、感じ取ってくれているのだと思うと、本当にじんわりと嬉しいなぁという気持ちが起こっています。

    大正時代のこの時、日本で起こったパンデミックがあります。
    『スペイン風邪』と呼ばれたそれはインフルエンザウイルスでしたけれど……
    第一次世界大戦中に起きたこの病気はジワジワと世界に広がってこの頃日本でも蔓延したようです。第一期ではほとんどなくなる人はいなかったのに、第二期以降はウイルスの変異でなくなる人が多く出ました。

    今と同じです。この物語で書きたい事があるのですが、それを調べていたら『スペイン風邪』も同じ時代だったのがわかって取り入れたものなのですが、今を彷彿とさせる気がして、本当は躊躇したんですけどね。

    ゆっくりと時代考証しながら進めていくので、ゆっくりとお付き合いくださいませ(*´ー`*)

  • 十五少年漂流記! これさえあれば、エドワード君と話が出来る、ハズ。
    エドの好きな事、そしてお昼に消えていく秘密は?
    楽しみですね。

    ……でも、なにより、妹さんが心配だよね。
    この時代、病気がどうなるかなんて、分からないからね。
    病人には、貴重な栄養源でもある甘酒は大事ですね。

    そうそう、麹を扱っているお家だから自前で甘酒作れるし。

    作者からの返信

    ぬまちゃん

    そうそう『十五少年漂流記』です!
    この話、実は明治時代に日本の子供向けの物語として翻訳されて出版されていたんだって!
    その時の題名は『十五少年』だけだったらしいけれど。
    自分でも小学校の時に夢中で読んだのを思い出したよ。

    俊太郎はエドとの距離をなかなか近づけることができていないけれど、物凄く気にしているよね。
    斜め後ろに座っていることで、彼の姿は絶対に視界に入るしね。さて、どうなることやら(*´꒳`*)

    妹の紗世ちゃんはとても良い子です。
    お母さんのお手伝いもちゃんとするし、俊太郎が何かをしようとしたらちゃんと戒めるような子。
    お母さんにも信用されているしね。
    その妹が熱を出した。お兄ちゃんとしては自分にできることをやってあげたくての本を貸す、という行動なのかも。