【第五回白雪賞企画:第28話まで読み進めた上でのレビューです】
第一章から凄かったです。
ある意味「第一章」こそ、結末と言ってもいいのかもしれません。
暴露した結婚式と披露宴、まさにその通りの物語だからです。
主人公は式中に思う。
(~作中文章~)
彼女は……こいつは……ともえは……俺よりも愛している男がいる事を。
お腹の子が俺ではなく、そいつとの子である事を……俺は知っている。
この結婚式は、披露宴は、結び付けるための儀式ではない。
永遠の決別を望む、俺からの決別式だ。
なにがあって、この一章に至るのか。
そして、過去話が綴られる……。
決別し、復讐する物語。
浮気は絶対ダメ!
生まれてくる子供には何も罪はないのだから……。
最初の第一章はとても面白かった。
サクサク進行していくしね。
招待された間男の嫁が会場入りする前に数話閑話を…との事だったが、
数話どころか幾つも章立てしてずーっと過去話が続いている状態です。
「え?どういう事?」と12/2現在の最新話見ましたがまだ過去話でした。
惜しむらくは、何があったかは第一章で全部書いてるので、
このかなり文量のある過去話をあまり楽しめないことです。
話自体は面白いんですよ。昔2chまとめで見た話色々思い出した。
でも丸っと過去話飛ばしてもOKな構成に作者様自身がしてしまっているという…
年明けくらいまで放置して、
話が現実に戻ってたらまた読みたいと思います。
凄く面白いのだか、ただ本編の盛り上がってたとこで過去編に入り、長く浮気女の初体験から見せられても、後で良くないか?という印象をどうしても受ける。例えば後でここまで愛してたのに裏切って、後悔をするっていう事で掘り下げていくなら、本筋を終わらせてからした方は良かったであろうし、現状話数的にも主役は浮気女になっており、これから「ざまぁ」される相手の心情を掘り下げても、肝心なざまぁ的な事が内容的に酷いようだと、感情移入して可哀想だなという事にもなってしまいかねない。更新も早く決してテンポ悪いってこともないのだが、結局寝取られる相手の心情とか、ラブラブなの見せられても鬱展開を見せられてるのと変わりがなく、本筋が良かっただけに残念な感じに思えてしまう。凄く続きが気になる作品だけに、非常に勿体無く感じます。