第896話 奴隷解放
今回、大悪魔ファリクスと契約したことでサラは試してみたいことが出ていた。
アルベールとリリアナの奴隷契約の解除である。悪徳の奴隷商人に無理やりな奴隷契約をされているので、通常の方法では解除できずに困っていた。
知識・魔法の女神ミネルバの眷属である天使マルカルロの知見でも解除に成功しなかった。
しかし、≪呪詛≫≪魅了≫≪支配≫などが属する悪魔魔法への知見を絶対的に所有している悪魔、それもかなり上級の悪魔になったはずのストラデルよりも上位であるファリクスならばやり方が分かるのではないかと期待をしている。
先日はファリクスとの≪契約≫までしか出来ていなかったので、十分な魔力を準備して≪召喚≫まで実施する。既に多くの悪魔と契約済みで召喚もできるサラであるが、想定以上の魔力消費であった。
「ようやく召喚してくれたな。で、何用かな?」
「彼らの奴隷契約を見て欲しいの。通常の奴隷契約ではないようで解除ができずに困っているの」
「ふむ、なるほど。≪呪詛≫に近い状況が混ざっているようであるな」
「≪解呪≫も≪魔法消滅≫も効かなかったのよ」
「報酬に人の魂をいくつか貰えるなら手伝ってやるぞ」
「人は難しいからドラゴン3頭でどうかしら?」
「ほぉ、人などそこら辺に居るのに。まぁそれでも良かろう」
ストラデルが拗ねるのは諦めて貰い、帝国との国境の山へドラゴン狩りに転移し、望みの魂を捧げる。素材としていくらあっても困らないので、そのついでと割り切る。
「では我と一緒に≪解呪≫を行うのだ」
ファリクスのタイミングと合わせて≪解呪≫を行うと何か手ごたえを感じる。
「これで通常の≪奴隷契約≫になったであろう」
その言葉を信じ奴隷商人のところに連れて行くと、無事に奴隷契約の解除ができた。
犯罪者でもないのに無理やり犯罪奴隷にされていた2人、そしてその叔母のようなものと自認するティアーヌはいつまでも泣きやまない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます