第551話 戦争奴隷2
ルーカイ・マンハイムをリーダーにして、騎兵を合計20名購入することにする。
最低でも奴隷の2年間の付き合いもそれなりにあったであろうルーカイに、残る19名の人選は任せたが、目の力が無くなっている者は居なかった。
サラを主とする戦争奴隷契約を行い、拠点まで連れて帰る。それなりに身ぎれいにはしていても、であったので、新築した従業員棟の風呂等に入れてから、サラたちの本屋敷の大食堂に連れてくる。その間に、代官地から隊長アルバジルにも本宅に来させる。
ルーカイに音頭を取らせて20人に自己紹介をさせると共に、この王都一般街の本宅にいる家臣団と代官地護衛隊の代表としてアルバジルの紹介を行い、食事をとる。その場で、騎士団の中に第1騎士隊を新設することを宣言し、隊長にルーカイを任命する。
雇用したのは良いが、活動拠点をどうするかを従士長・騎士団長ハリー、近衛騎士隊長ディディエ、代官地護衛隊長アルバジルを交えて相談する。最終的には
「騎兵をまとめて訓練するには広大な場所が欲しいです」
というルーカイの意見を踏まえて、代官地を拠点にすることにする。
ただ、現在はアルバジルなど元盗賊8名しか常駐していないため、色々と準備をする必要がある。開拓地を広げること、20人の寝起きするための建物を作ること等も、であるが、それを補助する使用人の追加も相談する。
この機会に、元盗賊8人も1つの屋敷に集まっていたので、個室+共同の食堂・風呂等の宿舎を建設する。
しばらくは、使用していない元暗殺者ギルドの拠点に20人は移転し、そこで2年で緩んだであろう戦闘に関することへのリハビリをして貰う。彼らにも冒険者登録をして貰い、魔の森や王都ダンジョン攻略による訓練を勧める。
その他、元盗賊たちと同様に、金属武器はカーヤ、革鎧はリリーに作成して貰う。元盗賊と違い騎兵にするため、黒色金属鎧も発注し、21頭のバトルホースを調達する。ちなみに今回のバトルホースの従魔契約の主もハリーにする予定であったが、活動拠点が異なるということで、代官地に常駐のアルバジルにした。戦争奴隷より犯罪奴隷の方が絶対服従であるためである。そのアルバジルの分も含めての21頭である。ルーカイに少し不満は残ったが我慢して貰う。
かなりな出費となったが、20騎の増員により50人を超える家臣団となるので、少しずつ形になって来た。
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