第456話 従士追加
それからティアーヌには、サラが持つ悪魔教団のメダルを見せながら、サラの母ローラの仇であること等も共有する。
カーラはこっそりティアーヌに話しかけ、サラの師匠エミリーと共に、サラが復讐だけにとらわれないように見守りつつ情報収集をしていることを伝える。ティアーヌは復讐にとらわれていた自身を振り返り、確かにアルベールとリリアナにも復讐だけに生きて欲しくないと考えるようになった。
落ち着いたところで、仲間になるにあたり、ティアーヌの技量の確認をする。
旅をするのに便利なように銅級冒険者になっていた。
魔弓は≪必中≫のロングボウであったが、それ以外の装備品は無くなっていたので、革鎧、ショートソード、ダガーをリリーとカーヤが高級品で支給する。また、練習していた5倍に≪拡張≫された魔法の背負袋と、指輪の魔法発動体をサラが提供する。
武技は弓が中心で≪穿孔≫≪連射≫≪遠射≫、片手剣は≪斬撃≫のみ。
魔法は風魔法が≪風刃≫≪必中≫≪風盾≫≪強風≫≪消音≫≪雷撃≫≪浮遊≫、水魔法が≪水生成≫≪水球≫≪水刃≫≪洗浄≫≪氷刃≫≪氷槍≫≪氷結≫≪氷壁≫、土魔法が≪投石≫≪土壁≫、光魔法が≪灯り≫、闇魔法が≪夜目≫と多彩であった。
さらに風魔法は風精霊ジョステルとの≪契約≫による精霊魔法である。ただし≪召喚≫は未習得であった。
また識字や計算はエルフの里での教育のお陰か、店員レベルとしては十分であった。
風精霊ジョステルの話を聞き、そのための祠も屋敷に追加発注する。
また、ティアーヌのための戦馬バトルホースも追加調達し、ハリーと従魔契約をしてテンと名付けられた。
仲間が増えて行くことも踏まえて、住居の追加も考えるが、子爵らしく貴族街に屋敷を持つと店舗兼住居と今の屋敷から離れてしまうので、できれば近所が良い。
カーラとローデットに相談して探して貰うようにお願いをする。
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