第288話 再開店
新しいコンセプトで商品陳列も変えたとしても、すぐに商品が売れるわけではないが、認知してもらう必要があるので、また開店することから始める。
実際に覗いて貰ったお客様の反応や声を把握するためにも、しばらくはリリーかカーヤが店頭に居ることにする。
また中級品以上のみを店頭に陳列するために、自身の訓練と少しでも高品質になるよう作り直しをするため、リリーとカーヤは留守番にして制作と店番を交代することにした。
そのため、またサラとハリーとミーナの3人とロック鳥ガンの組合せで狩りを続けることになった。
だんだんガンも大きくなり、既に体長は2.5mほどになっており、足でハリーをつまんで空を飛ぶぐらいは出来るようになったが、ハリーが怖がってそれ以上は試していない。ハリーの希望はガンの背中に乗って飛ぶことであったが、翼の自由が無くなるからか、まだ上手く行っていない。
魔の森でも少し奥に進み、Dランク魔物も混ぜながらミーナの特訓を繰り返す。
≪火球≫はほぼ習熟できたため、≪水刃≫と≪風刃≫も教えたら、かなり早く習得できた。スクロールで経験していたことが好影響だったのかと考え、≪治癒≫も教える。ただ、これは相手の魔力波長と合わせることが必要であり、自身は直ぐに回復できても、ハリーやサラなど他人については時間がかかるようであった。
少し筋肉もついて来たミーナは、ショートソードやショートボウなら扱えそうになって来た。ハリーのような盾と片手剣は無理で、ちゃんと扱うにはまだ両手の必要性はあったが。
そこで本人に今後の方向性を相談すると、折角使えるようになってきた魔法も伸ばしたいが、片手剣も訓練したいとのことであった。さっそくカーヤが両手でも持てる中級品のショートソードを提供し、ハリーは片手剣武技の≪斬撃≫をミーナに教える。
ミーナはショートソードを片手もしくは両手で扱うのと、魔法≪火球≫≪水刃≫≪風刃≫を使えるようになり、Dランク魔物にも対応できるようになってきた。
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