第237話 ハイオークキング2

スケルトン2体がやられたので、ハイオークキングがこちらに向かう。


敵にはハイオークファイター2匹がまだ残っているので迷うが、水精霊シルビーと悪魔ストラデルの標的をキングに変えさせることで注意力を散らすことにする。

それぞれ宙に浮かべるためハイオークキングの射程外に浮かんで、≪氷刃≫の同時発動、≪毒≫≪鈍化≫≪呪詛≫≪病≫等の状態異常魔法をかけさせながら、射程ギリギリで挑発させることにした。


その間に残りファイター2体をハリーとカーヤとリリーに加えて、サラの≪火槍≫同時発動で倒しきる。

ヒヤリとする場面もあったが、こちらは誰も戦闘不能になることなく、ハイオークキングのみが残る状態になった。そのキングも≪呪詛≫と≪病≫だけは効いたようで動きが最初より悪くなっている。


その後はハリーが盾≪挑発≫で攻撃を引き受けつつ、キングの巨大な剣は≪受流≫に加えて≪武器折≫を都度試みるが、どうやらキングの剣は≪炎≫の魔剣のようで、ハリーはその炎で被害を受ける。

サラはこの戦闘で何度目かの魔力回復薬を飲み、ハリーへの≪回復≫をしながら≪氷槍≫を多発する。シルビーとストラデルも≪氷刃≫を多発し、リリーは≪必中≫で目などの弱点を狙う。カーヤは≪縮地≫で何度も場所を変えながらキングの後ろに回り、アキレス腱を狙って≪連撃≫≪剛撃≫を繰り返す。

だんだんキングの機動力も無くなり、何とか止めをさすことができた。


サラはシルビーとストラデルにお礼を言い召喚を解除して、キングなどに魔剣で吸血しながら魔石だけは回収して魔法の袋などに死体を回収する。またキングの魔剣も含めて武具も皆で手分けして回収しておく。

ここでもボス部屋の奥にあったかなり大きめのダンジョンコアと思われる魔石を回収しておく。さらに奥には宝箱があり、慎重に中を開けると荘厳な王冠であった。魔法陣もあり魔道具と思われたが、詳細は街に帰ってからと収納にしまっておく。


ここでも奥に通路があるので進むと、山頂に抜けた。

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