第150話 ゴブリン対決
ゴブリンスケルトン4体が村に接近した後に戻ってきたときについてきたゴブリンは5匹であった。
村から十分に離れたところで、罠にかかったゴブリンに対して、リリーの弓矢≪連撃≫、サラの≪氷刃≫の遠隔攻撃を中心に、ときどきハリーの短剣投擲≪穿孔≫も使用してしとめる。Eランクが5匹程度であり、すぐに戦闘は終了する。
いったん5匹の死骸は遠くに固めておく。後にスケルトンにする可能性もあり、特に手間をかけない。
「上手く行ったな。次々行こうぜ」
「浮かれすぎないの!慎重にね」
に頷き、使役を続けるサラ。
続いてのスケルトン4体による釣りでは、ゴブリンたちも危険さに気付いたのか8匹に増えて来た。スケルトン4体も戦闘に参加させることで8匹をしとめることができたが、終わったときにはスケルトン2体は動かなくなっていた。
新たに2体のスケルトンを追加して4体に戻してから、村に再度の釣りに行かせたが、今度は警戒したのかついてくるゴブリンは居ない。
村の入口が2か所あり、それぞれの入口に2匹ずつの門番ゴブリンが立っている。
自分たちは隠れたまま、片方の入口に4体のゴブリンスケルトンを向かわせて、生身のゴブリン2匹に対してスケルトン4体という優位な数で門番を攻める。もちろん村の中からゴブリンの支援は来るが、スケルトン4体がすべて倒される前にゴブリンは2匹倒すことができた。
魔力回復薬も飲みながら、再度4体を生成して同様のことを繰り返し、ゴブリンの数を減らしていく。こちらの骸骨も減っていくが、釣りで確保した合計13匹の死骸を使うことなく、このやり方で8匹まで追加で倒すことができた。
それ以上はゴブリンも学習し、村の入口の中に誘い込まれるようにされゴブリンから一方的にスケルトンがやられる形になってしまった。
「そろそろ突撃するか?」
「囲まれるのはうれしくないので、村の外で迎え撃ちに」
ということから、新たに生成した4体を前面に、村の外に姿を現す3人。
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